Velo-city

"It never gets easier, you just go faster."

ToC Queen Stage, Goodbye California

2008年02月21日 | シリコンバレー

6週間の出張も終わり、やっと明日帰国。
日本も恋しいが、こっちも惜しい。

仕事を昨日で収め、本日は休暇。ToC最大の山場である、第三ステージ観戦にあてました。今日がサンホセのサイクリストにとっては一番のお祭りでしょう。


まずはPalo Altoまで足を伸ばし、伝説?のPalo Alto Bicycleへ。ここではRaphaの帽子を買いました。
そして、観戦ポイントのSierra Rd.へ。もう一度蓑毛を登ります。今日は観戦クライマーが多く、調子乗って抜かしていったらあっという間に心拍数が190を越え、しかも休める斜度が前半にはまったくないので速攻で休憩するはめに。


実にいい天気。観戦クライマーと談笑しながら登っていきます。ウシ君たちはこの騒々しさもどこ吹く風で、のどかに草を食んでいます。


左上の骸骨は去年の山岳ステージで頑張りすぎたライダーのなれの果て。
・・・
頂上でさっそく白玉ジャージを掲げます。テントを覗いたらなんといつもお世話になっているConcept Cycleryのスタッフではないですか!さっそく朝ライド仲間と談笑談笑。



一時間半以上選手の到着を待つことになるので、山の向こう側におりてもう一回登ります。ゴキゲンモード炸裂。


さてさて!パトカー、ヘリコプター、」マビックに続き、麓の方から地鳴りが聞こえてきましたぜよ!

ここまでの展開:
超級山岳のハミルトン山で、アスタナのチェチュ・ルビエラの強力な牽きで集団が分断。これはリーダーのライプハイマを今日総合一位に押し上げる作戦だ。生き残った先頭集団の総合上位は、カンチェラーラ、ザブリスキー、ヒンカピー、ミラーなど。
ラジオではハミルトン山からの30km近い下りで、ヒンカピーが単独アタックをして、3分の貯金を得たといっていたが、シエラロードの入り口、蓑毛に入ったときはルビエラがひく追走集団との差は40秒まで縮まったそうだ。
最後の登りに入ってもTTスペシャリストのザブとカンチェがしぶとく食い下がっている。

だが蓑毛が終わると、ホーナー、ルビエラ、ブライコビッチのアシストを要するアスタナが更にペースをあげ、この先頭に食らいついたのは、ザブリスキーのみ。この集団からラボバンクのひょろなが21歳ゲシンクが単独アタックし、それをマークしたライプハイマの二人で頂上前200mの観戦ポイントにやってきた。ここの斜度は13-15%くらい!アウチ!


先頭二人を追う、ザブ君とほーなー君
アルディラとヴァンダワールが続き、その後の集団にはカンチェとミラーが残っている!


選手に接近しすぎです!ロードサイドいっぱいに選手が登ってくるので、ファインダー越しに見ると、自分を目がけて走ってくるのでは、と錯覚してしまいます。
上:苦悶するミラー
下:役目を終えたブライコビッチと、昨年同ステージ一位のフォイクト


ジューリックの後には・・・
世界チャンピオン登場!そして・・・
キタキタキター
最大のお楽しみ!グルペット!多っ!



ヴォクレー、笑ってます。
ヴェーグマン、ちょっとつらそうです。

先頭通過から40分もしたか、最後に箒を持ったスイーパートラックが通過してお祭りは終了です。
この後下山したらグルペットが山の向こう側をまわって平地コースに入っていました。

レースは結局ゲシンクが優勝、ライプハイマが2位に入り総合奪取。ただし頂上で気づいた50秒差を、13秒まで縮められたみたいです。追走集団にカンチェラーラ、ザブリスキー、ミラー・・・このメンバーから良く逃げ切ったものだ。

プロローグの50kmの世界とは一転し、山岳ステージは観客と選手の距離が近く、これもスゴイ迫力でした。

というわけで出張最終日とは思えないほど満喫してしまったのでした。
おわり。

Patterson Pass

2008年02月19日 | シリコンバレー
2008年に入って最初の祝日、今週末は初の3連休でした。「大統領の日」
帰国前に行っておきたいPatterson Passを走ってきました。



河津桜か?んなわけないか


車で約50分、StocktonやModestoの近くにあります。風車がぐるぐる回っていたらさぞかし辛かったでしょうが、今日は微風なり。


のんびり大地を独り占めサイクリング。
どんな恥ずかしい言葉を絶叫しても聴いているのは牛君だけ。


Patterson Passに入ると地元サイクリストと結構すれ違いました。


終始ご満悦♪


相変わらず体は重いですが、膝の具合もよくなり、体のベースができつつあるかな?
走行距離:もっと走りたかった50km


ToC Prologue: Encounter with Mr. Lemond

2008年02月17日 | シリコンバレー
一番最後に自慢していますが、とんでもない伝説の人に出会いました。

まずは、土地勘のある隣の町に車をとめ、そこから自転車でPalo Altoまで。隣の町だろうとおもったら、片道30kmありました。オエー。


スタート台。興奮してきやす。

ツールみたいだなー。





おっ!新生ハイロード。
実はオーナーがカリフォルニア在住らしいですね。最近ドイツからアメリカチームに籍を移したらしいです。



何かと話題を提供する、アパレルメーカRock raching
何といってもジャージが髑髏マークですからね。
ライダーはもと薬まみれだし。再生工場ともいうが。


おー
テレビブースのキャスターもツールドフランスと同じだ!


会場のスタンフォード大学。昔ここの大学院に願書出したことがあります。
願書だす資格だけはあったんです…速攻で丁重なお断りレターが来ましたが。
そんな甘酸っぱい思い出に浸りながら…


スタートエリアをふらふらと歩いてると、とあるホテルの前でどこかで見たことがある人物が目に入りました。

むむ?
まままっまさか???
Holy Cow!
Geez!

I just spotted the very person, Greg LeMond!!

…不肖ニャロメが中学生の頃、ツールドフランスといえばアメリカ人初の三連覇を成し遂げたグレッグ・レモンの最盛期でした。この記憶が鮮烈で、二代目のバイクをLeMondにしたのです。その本人がすぐそこに!ランスをイチローにたとえるなら、日本人MLBファンにとっての野茂のような人です。神です!グレッグ・レモンを知らないなんてモグリです!キャー!

いつもは内気で引っ込み思案なニャロメですがここは失礼ながら記念撮影をお願いしました。(サイクリストと記念撮影するときの教訓…彼らは基本細身なので、遠近法を使い後ろに陣取るべし)


家宝に致します。もうこれで思い残すことはございません。
グレッグおじさん、気さくに
"You ride my bike? Cool."と応じてくれました。
教祖に声をかけていただいた私の自転車は幸せ者であります。
これで二代目もLeMondでケテーイか?

ToC Prologue: 2008 New Bikes

2008年02月17日 | シリコンバレー
サイクルジャーナリスト、ニャロメの送る、Tour Of Californiaタイムトライアルマシンレポート。


ラボは見る限り昨年から変わっていません。つまんねー。


はい。お分かりになったでしょうか?
F1ではなくコンフォート系のZシリーズだと思います。このスローピング具合をみれば!
それにしてもSlipstream Chipotleのおかげでいままで地味だったFeltのイメージが上がりますね!Feltオーナーには朗報だと思います。


いたるところにアーガイル。スタッフのニット帽子もアーガイル。


ステムが可変ですね。ホイールもしっかりアーガイル。


エアロヘルメットもアーガイル。


今回の一番のお気に入りマシン。Kelly BenefitのLemond Tete de course。このレプリカがでたら買っちゃうなー。


この地味目なモスグリーンがよいと思う。

スタートエリアをくまなく偵察しましたが、他のチームのバスは見当たりませんでした。

ToC Prologue: Race Report

2008年02月17日 | シリコンバレー

一分おきに約200人のライダーが飛び出していく。陣取ったのがスタンフォード構内のゴール前、360度の巨大ロータリーの内側。進入してコーナーを立ち上がるすべてをフェンスぎりぎりでみることができる。


前半の見所がこの男、デービッド・ざぶ
派手なアメリカンチャンピオンジャージがイカス!
貫禄のトップタイムだ!


その後も次々とライダーがディスクホイールをぐわんぐわぁん鳴らして通過する。
自分のデジカメがそんな高性能ではないので、タイミングを見計らないとライダーを追いきれない。そのくらい早い。
特に柵ぎりぎりを攻めてくるライダーは近すぎて全くカメラに収まらない。

チッポリーニ、ウィギンス、ライプハイマは撮り損ねた!

撮影失敗したくない大御所達(O’Grady, Cavendish, Ciolek, Kirchen, F Rodrigez, Gusev, Boonen, Millar, Hincapie)ら はすべて動画で記録した。ただあまり解像度がよろしくない。とほほ。

途中でブラッドリー・ウィギンスがタイムを塗り替え一位の座に。しかしまだミラー、カンチェラーラ、ライプハイマ、ヒンカピーらが残る。


現役ノルウェーTTチャンプ、Edvald Boasson Hagen
HighRoardの秘密兵器?5位に食い込んだ。

最後の10人になると、出走が2分間隔になる。向こうの方から地鳴りが聞こえてくると、しばらくしてライダーがやってくる。


クリスチャン・ヴァンデヴェルデか、3位に入ったTyler Farrar(この選手も秘密兵器だな?)だと思う。

そして最後から4番目に馬並み男がやってきた。カメラ越しにも思わずのけ反るくらい早かった。文句なしのプロローグチャンピオン。


この男だけオートバイに乗っていた。
世界選2連覇の最速の男、馬並かんちぇらーら。
他の男たちと比べ、コーナーの加速が凶暴だ。追走の車も気のせいかアクセルを踏んでいたような気がする。
3.4kmを平均時速51.43kmって…馬じゃないとこんなスピード維持できないよ。

Sierra Rd., Chipotle & ... Cipo!

2008年02月17日 | シリコンバレー
本日はTour of Californiaの第三ステージの下見?箱根駅伝先導以来の100km越えに挑戦してきました。
本当はセンチュリーに挑みたかったのですが、途中で左膝が痛み出したのと、土地勘がないので諦めました。
さて、本日は三本立て。
● 1級山岳Sierra Rd.往復100kmツアー
● ハバネロの次はこれがクル!Chipotle唐辛子
● スーパーマリオレース復帰?

● 1級山岳Sierra Rd.往復100kmツアー
第三ステージのゴール30km前に置かれた山岳ポイントを二度越えて100km走ってきました。観戦時に2時間かけてMt. Hamilton登るよりも勝負が決するここの方が観客も多くてよさそうですね。ちなみに当日は全車両通行止めなので自転車で上がって観戦するしかなさそうです。


この交差点からスタート。


スタートと同時に蓑毛状態。


朝日に包まれて1okm前後でノロノロ進んでいく。

おそらく本番でプロは30km前後で駆け上っていくであろう。


頂上も近い。朝も早いので自転車には出会わず、車の通行もなし。時々どこかでウシがムームー唸る。

本番では頂上付近は祭りだぜ!


山岳ポイント近く。頂上には山岳ポイントのゲートがあったり、地元ライダー手作りの赤玉の看板があったりで、盛り上がります。この後カメラの電源が切れます。


80km走って復路の下り。この頃になると膝は痛いわ体重は重いわで、もうヘロヘロ。特に膝が痛いときに山に登るとペダリングが真円にならず下死点でカックンカックンします。最後はそこだけ意識しました。
それにしても、アメリカ人はダウンヒルも早い!この後地元ライダーと一緒に下りましたが、みな自転車を思いっきりコーナーでバンクさせて恐怖のスピードで降りていきます。本日の最高速:78km

● ハバネロの次はこれがクル!Chipotle唐辛子

Slipstream Chipotleというチームがありますが、サブスポンサーのチポレ(チポトレ?)はメキシコ料理のチェーンです。

ホテルの近く。お気に入りの一つ。


Chipotleとは、燻製した緑唐辛子(ハラペーニョ)のこと。ここ数年日本でもハバネロ唐辛子が暴君のおかげで定着しましたが、次はこれが来るのでは?味はマイルドな唐辛子を燻製し、うまみ成分は鰹節に近い。エスニック辛味鰹節?という感じでこりゃたまらん。ブリトー君にどぼどぼかけます。

タバスコ版もあるので、ほすぃい人はニャロメまで注文を。


● スーパーマリオレース復帰?
本日のCyclingnewsの記事にて、往年のイタリア人スーパースプリンターが、あろうことか現役復帰するそうです。本当かよ!

Astana:
Levi Leipheimer (USA)
Janez Brajkovic (Slo)
Vladimir Gusev (Rus)
Christopher Horner (USA)
José Luis Rubiera Vigil (Spa)

Bouygues Telecom:
Thomas Voeckler (Fra)

Crédit Agricole:

Mark Renshaw (Aus)

Gerolsteiner:
Fabian Wegmann (Ger)
Bernhard Kohl (Aut)
Peter Wrolich (Aut)

Quick Step:
Paolo Bettini (Ita)
Tom Boonen (Bel)
Matteo Tosatto (Ita)

Rabobank:
Oscar Freire Gomez (Spa)

Saunier Duval-Scott:
Luciano André Pagliarini (Bra)

Team CSC:
Bobby Julich (USA)
Fabian Cancellara (Swi)
Stuart O'Grady (Aus)
Jens Voigt (Ger)

High Road:
George Hincapie (USA)
Mark Cavendish (GBr)
Gerald Ciolek (Ger)
Kim Kirchen (Lux)
Bradley Wiggins (GBr)

BMC Racing Team (USA)

Slipstream Chipotle Presented By H:
David Millar (GBr)
David Zabriskie (USA)
Christian Vandevelde (USA)
Thomas Danielson (USA)

Health Net Presented by Maxxis:

Jelly Belly Cycling Team:

Kelly Benefit Strategies-Medifast:

Toyota-United Pro Cycling Team:

Rock Racing:
Mario Cippollini!!! (ITA)
Fred Rodriguez (USA)
Victor Hugo Pena Grisales (Col)

Grillo & Tornado

2008年02月15日 | シリコンバレー
What a previlage.
早いもので、あと一週間で帰国になります。週末に予定がたくさん入り、朝はだんだん寝坊癖がついてきてあまり乗れていません。そして、お楽しみのTour of Californiaプロローグまでは、あと4日。

そんな今朝、バナナを口にくわえてホテルの裏の駐車場を走行中、


おひょ?さすが本社が同じ街にあるだけあるな。新車の開発か?それともプロコンチの練習か?


おおぅ!待て!この右端の小さいフレーム、どこかで見たことがあるぞ!


練習用のホイールはいてるけど、この唯一黄色のフレームも見たことあるっ!!さては!


キター
トルネード・トム!参加はやはり本当だ!


そして世界選手権二連覇のコオロギ野郎も健在だ!フレーム小さい!


これもおなじみ、契約外リーガル。


そしてプロ専用の赤レコ

…朝から大興奮してしまいました。おそらくカリフォルニアのステージの下見にいくのでしょうか?メカニシャンの英語がかなり訛っていました。フレーム持って逃走したらCyclingTimeのヘッドライン決定だな。

Pre-breakfast hillclimb

2008年02月06日 | シリコンバレー
今日も快晴。朝はなぜか5時に目覚ましをセットしている。(3回ほどイギリスとテレビ会議があったため。その日から5時をデフォにした)
そこはかとなくクレイジーなことをしたくなったので、これがほんとの朝飯前をしに行ってきた。


出発は6時。真っ暗クラ。


体が重いぜ。こんな時間に登るチャリダーは本当に狂っている。道路凍ってるし。


これが頂上直前の20%。


登りが遅いのでご来光には間に合わず。


下山後見事にパイナップル頭になっていました。

…この後ダッシュで帰還しホテルでシャワーを浴び、急ぎ出社しましたが5分遅刻しました(別に出社時間は決まってないけど)

Morning and Night Rides

2008年02月05日 | 3級、4級山岳
結局先週はずっと雨、雨、雨
日曜日のレースも朝起きたら雨。出張中にこけて怪我したらしゃれにならない、と勝手に自分に言い訳して二度寝しておきたら、晴れやがった。
教訓:知り合いのいないレースは、サボりやすい。<敵前逃亡>
ときどき仕事の後に乗っていますが、やはりただ単に走るだけだとモチベーションの維持が必要ですね。 教訓:自転車通勤は、偉大なり。 今週は月曜日から晴れマーク連発。っということで、コーヒー飲んで6時に出発! 一時間ライドのつもりが、結局ホテル帰還が8時半に。40kmも計上してしもた。 今週はしっかり走らないと、週末来るYOMEに弛んだお腹を指摘される…
牧場多し

ここからぐわぁーんとダウンヒルして直線道路を突っ走るのら

カリフォルニアけったましん生活もあと二週間。仕事の方もだいぶまとまって来ました。留学していた10年前の語学力が復活したのがうれひい。