~Agiato で Agitato に~

再開後約20年になるピアノを通して、地域やほかの世代とつながっていきたいと考えています。

もう金曜日。そして「まつきとわたるとはなこのトリオ」

2013年05月10日 23時37分05秒 | 室内楽

なんと、あっという間に4日もたってしまいました(汗)。ちょっと記録もんです。

自分でも何をしてたのか記憶があいまいなのでちょっと整理。

7日(火)   午前:母のケアマネさんと話し合い。昼:ベートーヴェンを弾く会打ち合わせランチ、夜:五重奏合わせ

8日(水)   夜:3月の室内楽セミナー反省会

9日(木)   鹿児島往復。不動産屋、役所二か所、銀行、病院、実家などで用事をすます。

10日(金)  午前:街中で用事そのほか。夜:「まつきとわたるとはなこのトリオ」

 

要は4日連続で夜うちにいなかったというわけでございます(汗)。

でもですね、鹿児島に行った日は別として、こういうときに限って、早い時間にちゃっちゃと夕飯を作り、しかも何品かちゃんとしたものを出すってどういうことだ??・・・と子どもならずとも思うところではあります(汗)。

昨日はほんとにすごい移動で、朝9時半の新幹線に乗って、鹿児島についてからはまさに分刻みのスケジュールで、在来線特急で霧島市往復までする羽目になりました。やればできる、ということですけど、できればやりたくない一日です(泣)。

さて本日、「まつきとわたるとはなこのトリオ」聴いてまいりました。

 

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5月10日(金)19:00開演 広島五日市 ライフワン

演奏:松本和将、向井航、上里はな子

<プログラム>

ベートーヴェン: ピアノ三重奏曲第1番変ホ長調 作品1-1

ヴィニャフスキ:スケルツオ・タランテラ 作品16(バイオリンソロ)

ホロヴィッツ:カルメン変奏曲(ピアノソロ)

~~~~休憩~~~~

ブロッホ:祈り(チェロ:ソロ)

ブラームス:ピアノ三重奏曲第1番ロ長調 作品8

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このトリオの演奏会はこれで4回目。

1~3回目は私もスタッフ側におりましたので、ちゃんと聴けた感じがしないのですが、今回はライフワンさんが主催してくださったことで、ゆっくリ客席におりました。

第1回東区民スタジオ、第2回アルテールプラザオーケストラ等練習場、第3回はいつかいちさくらぴあ小ホールときましたので、毎回会場が違っておりまして、そのあたりもまたおもしろいところ。

今回は会場のキャパとしては一番小さくはありましたし、クラシック専用ホールというわけでもありませんでしたが、聴く側としては、音が集まってくる感じと奏者との距離の近さがなかなか好ましかったです。

松本さんのコンサートの常(?)として、今日は雨。終日降ってただでさえ湿度が高いところにもってきて、お客さんがいっぱいになると外から連れてきた湿気で会場はなかなかウェットな状態。そうなると弦楽器は指板が湿ったり、弓がゆるくなったり、楽器の胴体が汗をかいてきたりといろいろトラブルがあるそうで、そういうお話も途中途中でありました。そういうコンディションにもかかわらず、演奏はこれまでで一番よかったのではないでしょうか。すばらしかったです。私の席(ほぼ真ん中あたり)だと聴こえてくるバランスも絶妙でした。

ここの会場では私も2回弾いたことがあり、あともちろん演奏を聴いたこともあります。

自分が弾いたことのあるピアノと会場というのは、違いは弾き手そのものであるわけなので、聴衆として演奏を楽しむと同時に、なにがどう違うのかということにどうしても考えが至ります。そりゃ比べられるようなレベルではないわけですけど、なにが違うかということくらいは考えたり感じたりしないとレッスンにしろなんにしろそもそも話が始まらないわけです。

ここのところ自分の伴奏や、アンサンブルについて、とにかく反省のカタマリなんですけど(ほかからなにか言われたわけではまったくないわけですけど)、そこへもってきて、最近いい演奏を聴く機会がいくつかあって、聴くたび、細かい部分で「うわ~~」といろんなことに気づいて、これまで平気でやってきた自分が信じられないというか、一回シンで来い・・・・とつい思ってしまうんですね。ソロはもう致し方ないというか自分だけの問題なのでまあかまわないのですけど、相手のあるものはやはり丁寧に考えていかないとですね(汗)。

・・・聴きながらそういう思いがあったりもし、いろんな意味でやられました。

ところで、

毎年こちらで書いているように、私、梅雨時のむっとした高温多湿が大好きです。窓を開けたとき、ぞわーっと侵入してくる湿気がたまりません。

春先の、草木が萌え、芽吹く季節は少々苦手だったりしますけど(20代のころは大嫌いでした)、夏になるちょっと手前くらいのムシムシ感は大好きです。

そういう意味でも、今日のコンサートはちょっと気温は低めだったものの、とても幸せでございました(笑)。


ショパンエチュード講座第1回

2013年05月06日 22時21分51秒 | コンサート(企画、協力、出演 含む)

本日音楽三昧の一日で、講座&コンサート。

忘れないうちに講座のほうを書いておこうと思います。

朝9時15分にうちを出て、南区民へ。「松本和将氏によるショパンエチュード講座第1回―作品10―」。

スタジオは10時からのレンタルでしたが(本番は11~13時)、いろいろ下準備がいるんですよね、裏方は。(すみません。ここから、世間様にはどーでもいい裏のことをちょっと書きます)

まずは受付用グッズを出し、友人から借りたカメラの使い方を調べ、いじり・・・・・

実は私、写真は撮りますけど、ビデオカメラは基本いじったことないんです(泣)。というよりうちには使えそうなカメラすらない。なのになのに、「弾いてる手をスクリーンに映せませんかね~」って、それって誰がやるんですか?

知人や会場の方に問い合わせて「う~ん、それはビデオカメラ持ち込めばなんとかなるんでは?」ということがわかり、数日前に友人にカメラを借り、ざっと使い方を教わり、もうあとは、なんとかなるというかなんとかせねばならんでしょ・・・ということだったわけです。

10時にもうひとりのスタッフと先生がスタジオ入り。ピアノ位置を決めたり、スクリーンをおろしたり、肝心なカメラテスト。もう区民センターの方、ひやひやですよ。

「えっとそこは向きこっちにするんじゃないの?ムリにしたらいけんよ」

「ピアノにぶつけんでよ~」

照明でゴーストが出たり、逆に光量が足りなかったり、顔認証の四角が消えなかったり、もう「うええええ~」です。

ですが、「30分でなんとかせねば」といってなんとかできる仕事はありがたいです。これが「30分で弾けるようにしてください」いわれたらもうシニますから。ましてエチュードなんか絶対にありえない。

裏の仕事なんかしれたもんですよ、ほんと。

ショパンのエチュード講座というのは、レクチャーする側にとって相当なプレッシャーであることは想像に難くないわけです。

なんといってもピアニストの最重要かつ最高レベルのレパートリーでありますし、受講者はエチュードを弾ける、またはよく知ってる方が大部分であるはずで、手がけた以上は、どの人もこの人もヒーヒー言いながら、ああでもないこうでもない、と必死で長期にわたり練習してるはずです。

私自身にとっては、いささかレベルの高い講座であり、どちらかというとこれからの若い方々、または指導されている先生方に少しでもお役に立てればということで、お手伝いさせていただこうという気持ちでしたが、撮っているうちにだんだんこちらまでのめりこんできました。

現在進行形で日々真摯に曲に向き合っているものにしか出てこない言葉とか、音とか表情というものがやはりあるのであって、

「そうそう、昔私は、こうやって弾いてマスターしましたよ」という過去形かつ上からの姿勢ではないものが、おのずとにじみでるんですね。

もちろん学生ではないので、ただ弾けるようになったとかいうレベルの話ではなく、さらにその先のレクチャーなわけですが、

自分の手が届く届かないにかかわらず、「おお~」と思わず言ってしまいそうな話あり、どちらかというとショパンはアレな私にも「これって実は(殴)いい曲なんだな」とか「すごい和声」とか、ドキッとすることも多々あり。

弾けるようになればそりゃ一番それがいいですけど、弾けるようになろうとしなくても、なんか弾いてみようかという気持ちになったのはたしかです。(・・・・っていうか、ボチボチ一人でじみ~に弾いてはいるんですけどね・・・・)

当初、25名限定を予定しておりましたが、結局61名。多くの方にご来場いただけてほんとうによかったです。

第2回は作品25で7月15日(月・祝)同じく南区民文化センタースタジオ 18:30~20:30です。


連休残りあとわずか

2013年05月05日 08時02分03秒 | 見る・読む

気がついたらもう5月5日ですよ。連休残すところ今日入れてあと2日・・・明日6日は終日用事があるので、私ヒマなのは今日までということです。

以前は連休というと、たとえ直前であってもどこか行けるところを無理やり探し、必死で家族で遊びに行ったものですけど、今は「どこ行っても混んでるし」という理由の下、とくに遠出はいたしません。「どこ行っても混んでるし」というのは事実は事実ですけど、だからといって「混んでない時」にどこか行くわけでなし。つまり面倒くさくなっただけであります。要はやる気の問題(汗)。

こういうやる気のない中高年の生活に、受験生の息子はまだいいとしても、まだ小学生の娘を巻き込んでいいもんだろうか?と思ったりもするのですが、これがまた「今日はなにか用ある?」と朝きいて「特にない」と答えるとそのまま許される限り寝ているような子なので、ますますぐうたらな連休になっております。

そうはいってもいちおうはなにかしてきたはずなので、とりあえず思い出してみますか・・・・

4月28~29日 実家の整理&引っ越し荷物出し

30日       バイオリン合わせ

1日        午前連弾合わせ、昼から実家からの引っ越し荷物受取、 収納

2日        区民文化センターで、ショパン講座打ち合わせ

3日        映画鑑賞、本屋、家族で外食

4日        (母のうちの)収納家具を買いにいく 

・・・・とりあえずひとつくらいずつはなにかはやってますね、よかった(笑)。

3日の映画ですけど、ほんとは「愛~アモーレ」を見に行こうとしたのです。(休日とはいえ、これはもちろん私一人で、です)

ところが、行ってみたら満席。仕方なく(殴)、「リンカーン」を見たわけですが、これがなかなかでした。なかなかってアカデミー賞をすでにとっているので、なかなかなのは当たり前なのですけど、アメリカ人がリンカーンを映画にするのですから、プレッシャーものすごいぞ、変なものだったら許されんぞ・・・みたいな気迫にまずは圧倒されました。

内容は予習もなしに飛び込んだものとしては、特に前半、「えっと、だれが味方で誰が敵?」みたいなところからわからない。しかも例によって「南北戦争 1861~1865」という無味乾燥な知識しか持ち合わせていない私は、意義も複雑困難な状況もまったく理解しておらず、「これ、最後までちゃんと見られるんだろうか??」といささか心配でしたが、・・・・・大丈夫でした。

「リンカーン=奴隷解放宣言」とこれまた機械的に覚えていたわけですけど、それは政治的パフォーマンスとしてもまあ可能なことであるけれど、実際にはその後の「憲法13条改正」のほうがエライことで、これがなかったら、ただの打ち上げ花火だったかもしれないじゃん(汗)・・・・・ということを知ったわけですね。人種も複雑、利害も絡み合い、同じ政党のなかでも意見がいろいろだし、奴隷のほうにしても「解放は長年の悲願であるけれど、では解放されたらなにをして自活していけばいいのか」という感じで、この映画を見る限り、状況が整っているようには見えないのだけれど、そこで敢えて、水面下であんなこともこんなことも工作してでも改正を目指したのはなぜか・・・というわけです。

難しいことはともかく、「南北戦争1861~1865」「リンカーン 奴隷解放宣言」のわずか20数文字で私の頭にインプットされていた史実が、これだけのふくらみと現代にも通じる実感のようなものをもって上書きされたことは収穫でした。

歴史的な面にたとえついていけなくても、家族とのかかわり、人間としての苦悩も描かれてますので、そちらにも共感できます。

 

・・・・・・ところで、この日は映画館に1000円で入れました。私はてっきり「・・・きっとシニア(60歳以上)と認識されたに違いない」と思いこんでいたのですが、あとから家族に「レディスデーだったんじゃないの」と言われました(汗)。

 


<ショパンエチュード講座第1回>のお知らせ

2013年05月02日 03時12分50秒 | コンサート(企画、協力、出演 含む)

すでに多くの方にお申込みいただいております下記講座ですが、まだお席がございますのでご案内いたします。

(※会場は3月末時点ではヤマハ3階サロンでしたが、その後、南区民文化センタースタジオに変更になっておりますので、どうかご注意ください)

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<松本和将氏によるショパンエチュード講座 第1回>

  ショパンエチュードに秘められた技術の数々、解明します ―作品10―

 

◆日 時: 2013年 5月6日(月・祝)11:00~13:00

◆場 所: 南区民文化センタースタジオ(〒732-0816広島市南区比治山本町16番27号

 広島産業文化センター 2階)  TEL 082-251-4120 FAX 082-256-8811 

◆聴講料: 一般2,000円、 学生(大学生以下)1,500円 

◆主 催: 松本和将講座企画委員会

◆協 力: (株)ヤマハミュージックリテイリング ヤマハ広島店 鍵盤・アビテックス営業課

◆お申し込み・お問い合わせ: TEL 090-1251-7635(浅田)、Email officeagiato@mail.goo.ne.jp

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