~Agiato で Agitato に~

再開後約20年になるピアノを通して、地域やほかの世代とつながっていきたいと考えています。

連休残りあとわずか

2013年05月05日 08時02分03秒 | 見る・読む

気がついたらもう5月5日ですよ。連休残すところ今日入れてあと2日・・・明日6日は終日用事があるので、私ヒマなのは今日までということです。

以前は連休というと、たとえ直前であってもどこか行けるところを無理やり探し、必死で家族で遊びに行ったものですけど、今は「どこ行っても混んでるし」という理由の下、とくに遠出はいたしません。「どこ行っても混んでるし」というのは事実は事実ですけど、だからといって「混んでない時」にどこか行くわけでなし。つまり面倒くさくなっただけであります。要はやる気の問題(汗)。

こういうやる気のない中高年の生活に、受験生の息子はまだいいとしても、まだ小学生の娘を巻き込んでいいもんだろうか?と思ったりもするのですが、これがまた「今日はなにか用ある?」と朝きいて「特にない」と答えるとそのまま許される限り寝ているような子なので、ますますぐうたらな連休になっております。

そうはいってもいちおうはなにかしてきたはずなので、とりあえず思い出してみますか・・・・

4月28~29日 実家の整理&引っ越し荷物出し

30日       バイオリン合わせ

1日        午前連弾合わせ、昼から実家からの引っ越し荷物受取、 収納

2日        区民文化センターで、ショパン講座打ち合わせ

3日        映画鑑賞、本屋、家族で外食

4日        (母のうちの)収納家具を買いにいく 

・・・・とりあえずひとつくらいずつはなにかはやってますね、よかった(笑)。

3日の映画ですけど、ほんとは「愛~アモーレ」を見に行こうとしたのです。(休日とはいえ、これはもちろん私一人で、です)

ところが、行ってみたら満席。仕方なく(殴)、「リンカーン」を見たわけですが、これがなかなかでした。なかなかってアカデミー賞をすでにとっているので、なかなかなのは当たり前なのですけど、アメリカ人がリンカーンを映画にするのですから、プレッシャーものすごいぞ、変なものだったら許されんぞ・・・みたいな気迫にまずは圧倒されました。

内容は予習もなしに飛び込んだものとしては、特に前半、「えっと、だれが味方で誰が敵?」みたいなところからわからない。しかも例によって「南北戦争 1861~1865」という無味乾燥な知識しか持ち合わせていない私は、意義も複雑困難な状況もまったく理解しておらず、「これ、最後までちゃんと見られるんだろうか??」といささか心配でしたが、・・・・・大丈夫でした。

「リンカーン=奴隷解放宣言」とこれまた機械的に覚えていたわけですけど、それは政治的パフォーマンスとしてもまあ可能なことであるけれど、実際にはその後の「憲法13条改正」のほうがエライことで、これがなかったら、ただの打ち上げ花火だったかもしれないじゃん(汗)・・・・・ということを知ったわけですね。人種も複雑、利害も絡み合い、同じ政党のなかでも意見がいろいろだし、奴隷のほうにしても「解放は長年の悲願であるけれど、では解放されたらなにをして自活していけばいいのか」という感じで、この映画を見る限り、状況が整っているようには見えないのだけれど、そこで敢えて、水面下であんなこともこんなことも工作してでも改正を目指したのはなぜか・・・というわけです。

難しいことはともかく、「南北戦争1861~1865」「リンカーン 奴隷解放宣言」のわずか20数文字で私の頭にインプットされていた史実が、これだけのふくらみと現代にも通じる実感のようなものをもって上書きされたことは収穫でした。

歴史的な面にたとえついていけなくても、家族とのかかわり、人間としての苦悩も描かれてますので、そちらにも共感できます。

 

・・・・・・ところで、この日は映画館に1000円で入れました。私はてっきり「・・・きっとシニア(60歳以上)と認識されたに違いない」と思いこんでいたのですが、あとから家族に「レディスデーだったんじゃないの」と言われました(汗)。