~Agiato で Agitato に~

再開後約20年になるピアノを通して、地域やほかの世代とつながっていきたいと考えています。

「弦でも鍵盤でももってこい、コンサート」

2013年05月26日 18時55分43秒 | コンサート(企画、協力、出演 含む)

なんとおそろしいことに今日は本番があったのでした。

木曜の午後3時以降、翌午前1時までは慣れない高熱とたわむれ、

金曜午前にクリニック受診でインフルエンザと判明、

金曜午後は熱はある程度下がったものの、今度はいわゆる風邪症状が襲ってき、加えて腰痛などなど、

土曜午前になってときたまリビングでミクロな家事をこなし(どんな家事?)、そのうち「あ、明日の順番??」と思い至り、もう一度リハーサルと本番の曲目・順番を見直す。ここ数日触ってもいないソロはさすがに無理、連弾もちょっとご迷惑かな・・・で弦との3曲のみ。リハと本番もなるべく私の順番を固めて、自分の番が終わったらピアノと椅子を拭くように休憩入れて・・・・・と休み休みパソコンで書き換えて、出演者全員にPCと携帯にそれぞれ連絡して・・・・終わった~~さあ寝るぞ~~~

・・・・・・・あれ、何日も練習してないじゃん・・・・

火曜にバイオリンの伴奏はしてますけど、水曜練習したのはその翌木曜に合わせた連弾曲(7月分)、でそれ以降は練習してないから、なんと五重奏は、五重奏は・・・もしかしたら先週火曜(14日)に合わせたあとから弾いていなかったりする???!!

えらいこっちゃ・・・・なめてんのかあ、ドヴォルザーク(蹴)…(言いわけとしてはソロばっかりさらってたとかその割には暗譜ひとつロクにできてないとか・・・、役所などなどからいろいろ電話がきてとか、・・・以下削除)

で、慌てて練習始めたのが午後5時と6時とかそんなもん(・・・スミマセン・・・)

1回目弾いたときは、こりゃダメだと思いましたね。もう全然弾けない。普通どんなにサボってもここまで弾けなくはならないもんなんですけど、うあああ、詰んだ・・・・orz

それから、初心に帰って(汗)、はい、最初からゆっくりさらいなおしました。急がば回って虎穴にでも入りますよ、もう。

夕飯挟んで、本日の3曲をさらいなおすのに12時過ぎまでかかりました。

プロならば、こういう裏の見苦しいこと書くこともないでしょうけど、私は良い子のみなさんのためにも書きますよ。・・・・・・最後まであきらめずに食らいつきましょう。急がば回って虎穴の虎児をむしりとれ(←こんなことわざ無い上に意味不明。しかもどことなく藤岡弘、っぽい)

で、さすがに「明日倒れたらなんにもならんじゃん」と気づいて、寝ました、というわけですね。

 

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5月26日(日)安芸区民文化センターホール 13時開演  ピアノ ヤマハCFX

「弦でも鍵盤でももってこい、コンサート」

 

・ドヴォルザーク:「ピアノ五重奏曲Op.81」より第1楽章 

・モーツァルト:バイオリンソナタK.304 ホ短調全楽章(1&2) 

・ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番より第2楽章 

                    (休憩) 

・ツェルニー30番練習曲集より 1番、2番、23番、25番 

・チャイコフスキー:秋  

・シューベルト:即興曲 Op142-2 

・シューマン:「謝肉祭」より  パピヨン・踊る文字・キアリーナ・ショパン・エストレラ 

・エルガー:愛の挨拶

・リチャード・ロジャース :サウンド・オブ・ミュージック メドレー 

                 (休憩) 

・ バッハ:平均律第Ⅰ巻第6番

  カバレフスキー:ピアノソナタヘ長調第1楽章 

・ ショパン:バラード3番 

・ 徳山美奈子:ムジカ・ナラ

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リハーサルは午前9時からだったのですが、すみません、私二度寝しまして9時半に目が覚めました(汗)。

もっともホールや一部メンバーには「11時半くらいに行く」と言ってありましたので、遅刻というわけではありませんが、ほぼギリギリ。

で、11時45分からバイオリンソナタ、12時からバイオリンコンチェルト、12時15分から45分まで五重奏やって、集金してとかしてたら、12時54分くらいで、「そういえば、朝なんか食べたっけ?」みたいな状態だったので、無理やりおにぎり一個を食べ、あっという間に13時開演(汗)。・・・と言っても客席ほぼ出演者だけ、みたいな身内の会なんですけどね。

本番はリハで今やったばかりの3曲をまた弾く・・みたいな感じでしたので、まあなんとかなったかな、というところです。

五重奏はほんとうは昨晩練習があったのですけど、とても行けなくて、本日リハ&本番でしたけど、思ったよりなんとかなったというか、メンバーになんとかしていただきました。ありがとうございました。

バイオリンは、実は、ソナタのほうがお母さん、コンチェルトの方がお嬢さん(といっても妊婦さん)だったのですが、どちらも本番堂々たるものでした。どちらも音程がしっかりしててとても聴きやすいし、上手です。アマチュアでソロをここまで人前で弾ききるのはなかなか難しいはず。またこちらから是非にとお願いしたい感じです。

ところで、私ここのピアノCFXを弾いたことあったかなあ、う~んどうだったかなあ・・・と考え中。もちろんCFXそのものは試弾で触ったことありますけど、このホールの楽器を、ですね、、、記憶にない。

演奏を聴いたことはこれまで何回もあり、もちろん「いいピアノだ」と思ってはいましたけど、弾き手によってもかなり違う印象だし、ちょっとよくわからないところもあったんですが、今日弾いてみて、今日の曲とくにモーツァルトが、自分にはあるまじきくらい弾き易かった。鍵盤の重い軽いは普段弾いているピアノとの比較、そのほか精神状態もあり、一概に言えるものではありませんけど、私に関していうと、軽いというより打鍵の非常にスムーズなピアノだと思いました。「ピアノって押さなくても触れば鳴るのか」と思えたような箇所もあり、また弱音の未知数の多様さ深さが感じられて、これは本日の収穫でした。・・・やっぱり高熱3日後でまだかなり脱力していたからか?(笑)

ほかの方の演奏を聴いていると奏者によっていろいろではありますが、楽器の良さ、響きは堪能できたように思います。ここでは何回か弾いているんですけど、やっぱりピアノが変わったからですかねえ。

今日の出演者はそれぞれに私とはみな親しいのですが、いちおう紹介しないと誰が誰やら??みたいな関係ですので、聞き苦しい声ながらご紹介させていただきました。学生さんからレスナーさんまで、おじさんおばさんはもちろんなのですが、今日はなぜか妊婦さんが二人もいらしたし、短いドレスからロングのドレスまで、弦楽器もあり、遠くは大阪からのご参加もあり、で、それなりに楽しい会になりました。

日曜の午前午後、550席を少人数で貸し切ってなんか申し訳ないみたいな感じでしたけど、たまにはこんなのもいいよね・・・とまた懲りずにたぶんいつかやります(笑)。

ここでお礼です。

このたび主催者の急病にもかかわらず、快く出演してくださったみなさま、主催者不在のなかリハーサルを進めてくださり、楽屋そのほかについても自主的に運営してくださってありがとうございました。

さらに、遠くからご参加くださったNさん、前夜いきなりプログラム作りをふられたのに素敵に仕上げてくださったWさん、ほんとうにほんとうにみなさんありがとうございました。