~Agiato で Agitato に~

再開後約20年になるピアノを通して、地域やほかの世代とつながっていきたいと考えています。

ごめんなさいの記録

2013年04月11日 00時39分17秒 | 家族・友人等

油断してたら、その後もそれなりのアクセスが続いてまして、どうも間抜けな日記を読まれてしまったもようです(汗)。間抜けついでの勢い日記。

昨日だったか、某大学の学生が遊園地で迷惑な行為をして遊園地からは今後締め出し、大学からはそれなりの処分が下る予定というニュースがありました。たしかに子供じみた目立ちたがりの行為ではありますが、自分の大学時代を振り返るにあまり笑えない。笑う資格がないような気がしてならないわけです(汗)。

懺悔始めればきりがないですけど、

袋いっぱいのぎんなん(外皮つき)を持ったまま、都バスに乗り、そのまま某W大の筝曲の発表会に行ったのはとってもいけないことだったと思う・・・・

中身を出したぎんなんの外皮を、学生寮の庭に埋めたのもいけなかったと思う・・・・

酔って学生寮の屋上で大声で歌ったのも・・・・・・

その屋上から忽然と消えて、友人たちに探されるも見つからず、翌朝、寮内某部屋の押し入れに寝ているところを発見されたことも・・・・・・

同じく酔って友人と3人で「♪どーんぐりころころ、どんぐりこ(水戸黄門のメロディーで)」と肩組んで歌いながらアーケードを帰ったことも・・・・・・

二日酔いで一コマ目に出て、途中で気分悪くなって外に出てそのまま学生控室でシンでいたのも・・・・・

最後のコマで爆睡してて目がさめたら、教室施錠寸前だったのも・・・・・

ジャージに下駄姿でヤクザ系映画を一人で観にいったことも・・・・・・

一人でカフェバーに入ってだされた水をがぶがぶ飲み、さてシャレた飲み物を、と注文した「ペリエ」なるものがただの水だったことにがっくりしたことも・・・・・

なんかしらんけどものすごく寝てしまって、気が付いたら24時間以上たってて次の次の日になっていたことも・・・・

 

・・・・あたりさわりのないところで、これくらいまでしか書けません。(もっともっとあるだろうっ!と何人かに笑われているような気がする)。

今思うとほんとにバカで仕方がない。奨学金もらっていながらほんとうに申し訳ありませんでした(汗)。 


新学期

2013年04月08日 18時36分49秒 | 雑感

昨日は大変多くのアクセスをいただきありがとうございます。

検索ワードから想像するに、初めておいでいただいた方を含め、土曜日の室内楽コンサートのレビューをお読みくださった方がほとんどのように思われます。

このブログは7年以上になりますが、少しずつコンサートレビューもたまってまいりまして、たとえば、萩原麻未さんがテレビにご出演された直後にいきなりアクセスが急増するとかいうこともたびたびあります。

昨日お客様が多かったので今日は少ないだろう・・・ということで、今日は気の抜けた話を(笑)。

本日から、子供二人とも新学期で学校が始まりました。

春休みは、法事(五十日祭)があったり、室内楽セミナーがあったり、東京に行ったりで、とくにうちのことをやっていたわけでもなんでもないですし、夏休みと違って宿題もないので、こちらが気を揉むようなことも特になかったわけですが、

それでも、子供の学校が始まるのはめでたい。朝8時過ぎたら、もう独身生活(笑)。ウキウキと家のゴミをまとめ、半分スキップ状態でマンションの廊下を歩き、エレベーターの前へ。

そうそう昨日は楽しい楽しいピアノのレッスンがありまして(笑)、そりゃ楽しくするためには慌てて練習していったりなんかもしたわけですけど、昨日はああ弾いたけどやっぱりこういう風に弾いてみるのもいいかな・・・とかいろいろ考えたりしてて、歌ってこそいなかったですけど(・・と思う)、頭とんでたわけです。

で、「ここは、こうっ!!」と腹圧をかけてパッと顔をあげたとたん、だれかと目が合った。エレベーターはすでに開いてまして、しかも中に上の階の男性の住人がのっておられました。

簡単にいうと、見得を切ったとたん、お客さんと目が合った・・・という状態。

「・・・・お、おはようございます」

相手の方から声かけられましたが、もうどうする、ですよ(汗)。歌うたってたのなら、まだ何となく察しがつくかもしれないですけど、まるで音声なしの動画ですから、ヘンすぎます。 

道歩いててこういうことはこれまでもありましたけど、旅の恥はなんとかじゃないですけど、まあどうってことありません。でも今日のは同じマンション内ですからねえ・・・

・・・・・・というわけで、新学期、いい感じで始まりました(笑)。

 


室内楽の夕べ~Fresh Concert~

2013年04月06日 23時30分01秒 | 室内楽

3月は7つの演奏会とひとつのミュージカル(Cats)に行ったのですが、セミナーや法事などがあったせいもあり、ほぼレビューが書けてません。別に書く義務はないのですけど、何年かたったとき「この演奏会行ったはずなんだけどな・・・なにも書いてないなあ」というのもちょっとさびしいもんです。

なので、印象だけでも書いておきたいと思います。

※イニシャルにしようかと考えましたが、このおふたりまったく同じイニシャル。これから世の中に出ていただきたい思いもあり、実名でと思います。

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室内楽の夕べ~Fresh Concert~  4月6日(土)東区民文化センター 18:30開演 入場無料

Pf:大原知(高2) 大野志門(中3)、Vn:向田さおり、Vc:末永幸子

1.<連弾> 6つの小品 作品11より 第2曲『スケルツォ』 ・・・・・ラフマニノフ

2.<ソロ>  ピアノソナタ第3番 より 第4楽章・・・・・・・・・・・・・ショパン(大原 知)

3.<トリオ> ピアノ三重奏曲第1番より 第1・4楽章・・・・メンデルスゾーン(Pf 大野志門)

               休憩

4.<連弾> 春畑セロリ バッハメドレー

5.<ソロ> リゴレット・パラフレーズ・・・・・・・・・・・・リスト(大野志門)

6.<トリオ> ピアノ三重奏曲第1番より第1・4楽章・・・ブラームス(Pf大原 知)

     アンコール

ショパン:ワルツ第14番・・・・・大野志門

グリーグ:「ホルベアの時代から」より リゴードン・・・・大原 知

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例によってギリギリに入ったのですが、いきなり1曲目の連弾で疾走する若さになぎ倒されました。

あまりにも新鮮な気がしたのでなんでだろう???としばし考えました。

ラフマニノフのこの曲を初めて聴いたわけではないし、若い人の演奏もよくある。

なにが新鮮なんだ??そうだ・・若い男性二人という組み合わせをこれまで聴いたことがあっただろうか??

若い女性同士、若い女性と男性、はよくありますけど、若い男性ふたりはたぶん初めてだと思うんです。これちょっとすごいです。キレが違います。もちろんそれぞれが高レベルのテクニック・リズム感の持ち主であることが大いに関係しているわけではありますが。

本日のコンサート、なにがすごいって、このふたり、別々の先生に師事してるんです。つまり門下が別。

譜めくりのお嬢さんはさらに別門下からひとり。お手伝いのお母さん方も複数の門下から。

中学&高校生の自主企画のコンサートでこんなことができるということにまずびっくり。ホールは550席ですが、かなり埋ってまして、350くらいは入っているような感じでした。

もちろん親御さんの援助はあるでしょうけど、チラシもプログラムも広報も進行も、かなりの部分を自分たちの力でやりとげたことが伝わってきます。司会進行も交替でマイクを持ってました。

コンサートというのは、弾くだけで大変なこと。まして連弾や室内楽やトークをプログラムに入れていたなら、お互いの合わせ時間の確保もありますから、「これだったらソロリサイタルのほうが楽なのでは?」というくらい考えなければならないことがいろいろなあるわけです。でもあえてそれを学業のかたわらでやり遂げたということそのものがまずはすばらしい。

やはり、「こういうコンサートをやりますから、ぜひ聴いてください」という気持ちがチラシや広報の段階からほしいわけです。そういう「気」みたいなものは、不思議なことに、手元にたくさんチラシがあったとしてもどうしてもその1枚をスルーさせないなにかを発するものです(笑)。

演奏については、技術が高いのはこれまでの受賞歴などからもあきらかですし、どうしてあんなに弾けるんだろう??というレベルでおばさんただただびっくりなんですが、

それだけに、とくにアンサンブルの時などは、自分以外の奏者や客席が一緒に呼吸できるような間というか余裕がもうちょっとほしいとも思いました。とくにこれはコンクールではなくて、コンサートなので、お客さんは客席からステージを見上げて「すごい、すごい」とあんぐりしているわけではなく、一緒に呼吸し音楽を感じている、というか感じたがっているわけなので。

これだけの空間のこれだけの客数を巻き込むというのは大変なことだと思いますけど、中学高校生のころからこういう経験をすると、ほんとにいい演奏家になれると思うので、あえて子供扱いせずに一言、と思います。

このおふたり、見た目、似てなくもないのですが、けっこう音というか音楽は違っていて、連弾ではそれがいい具合に配されていて、すごくいい組み合わせだったと思います。これからもこのデュオを続けてほしいです。

大原くんは思慮深い優しい音を、大野くんはシャープでたまにドキッとするような音を持っておられ、それぞれがこれからどう変化していくのか大変楽しみです。

ヴァイオリン、チェロのお姉さま方、年長の経験者としてよくコントロールしていらっしゃったと思います。私からみたらみなさん4人ともお若いのだけれど、やはり演奏家としての落ち着きとか客席との空気感は(当然のことですが)やはりプロでいらっしゃいました。私も聴かせていただきながら、いろいろと学ばせていただきました。

そうそう、共演者が女性だった場合、男性の方はたとえお若くても、ぜひエスコートして差し上げてくださいね。レディーファーストでどうぞ(笑)。今日もしメチャクチャ手慣れたエスコートぶりを発揮されていたとしてら、それはそれで、おばさんびっくりしてしまいますが(汗)。  

・・・・・・というわけで、結局けっこうな勢いでレヴュー書いてしまいました。レヴューを一気に書かせるコンサートっていいもんです。        

 


生誕100年のルトスワフスキ

2013年04月05日 12時30分16秒 | 見る・読む

ちょっと必要があって、ポーランドの作曲家ルトスワフスキ(1913-1994)のことを調べています。

1913年生まれで今年生誕100年を迎えておりますので、もしかすると本年はいろいろと曲を聴く機会も増えるかもしれません。

ちなみにルトスワフスキのことをピアニストツィメルマンが語っている様子を記したサイトがありました。

こちらです。

ルトスワフスキについてツィメルマンが語る講演会 その1

ルトスワフスキについてツィメルマンが語る講演会  その2

とくに、「その2」では、ルトスワフスキのピアノコンチェルトを客席のお客さんをオケとピアノに見立てて、ツィメルマン自身の指揮で再現(?)してみるという面白い試みの記述があります。

さすがにピアノ協奏曲の動画はなさそうです・・というより、もしあっても貼るわけにいかないので悪しからず。


室内楽の夕べ~Fresh Concert~のお知らせ

2013年04月04日 22時21分06秒 | 室内楽

春爛漫です。

30代前半くらいまでは、この時期はかなり苦手で、花の時期が過ぎて世間が緑に覆われるまでじっとやり過ごしていた感がありますが、今ではどうってことありません。

ネットでいろいろみていると、やはりこの1か月くらいが精神的に耐えがたいという方はおられるようですが、まあおばさんになれば、だいたいのことは平気になります。しっかり脱皮していいおばさんになりましょう。

ほんとそうなんです~。かくいう私も、30代(とくに前半)は、胃カメラのんだり、肺の写真とったり、足が痛くなって整形に行ったり、身体面でも具合の悪いことが多かったのです。友人たちもなんとなくそういう感じで「どうして40代50代のおばさんたちはあんなに元気なんだろうか?」と語りあったりしてました。

年齢的には、出産があったりホルモンバランスが崩れる時期だったりでしょうし、いわゆる女の厄年(33歳)というあたりは、やはりなにかいろいろ不調が起こりがちなのだと思います。

これからまた更年期ってやつに見舞われる予定ですが、いまのところ、体調の不具合はオモテには出てきてないです。ほんとはあまりよくもない感じなんですが、生来身体については非常に鈍感な人間で・・・困ったもんです。

コンビニで立ち読みした「オッサンになる人、ならない人」とかいう本に、「老け自慢はおおいにしましょう」みたいなことが書いてあって、「どこそこの調子悪い」とか「白髪が増えた」とかなんとかいいあうのは、ストレスの解消になるのでいいです、とありました。言われなくても、オッサンもオバサンも何人か集まれば、そんな話になります。みんなで老ければ怖くない(笑)。

そんなオッサンオバサンの対極にある、フレッシュな演奏家のコンサートのお知らせです。

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室内楽の夕べ~Fresh Concert~

4月6日(土)18:30開演(18:00開場)

広島市東区民文化センターホール入場無料(要整理券)

メンデルスゾーン: ピアノ三重奏曲第1番 ニ短調 作品49 第1&4楽章

            Pf 大野志門(中学3年)、Vn 向田さおり、 Vc 末永幸子

ブラームス: ピアノ三重奏曲第1番 ロ長調作品8 第1&4楽章

            Pf 大原 知(高校2年)、Vn 向田さおり、 Vc 末永幸子

  ほか ピアノソロ、連弾

                                            ※問い合わせ 090-2806-9929

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ピアノのお二人は音楽のみならず学業にも優秀な男子とうかがっております。それぞれ全日本学生コンクールで全国大会に出場したという腕前。私もちろん何回か聴かせていただいたことはありますけど、相当びっくりのレベル。萩原麻未さん、本山麻優子さん、いずれも10年くらい前から聴かせていただいておりますが、ピアノ男子はまだ追っかけ状態では聴いてないので、これからに期待してます。

ヴァイオリンの向田さん、チェロの末永さん、このお二人も演奏を聴いたことがありますが(末永さんとはよくお会いしてるし・・)、いずれも素敵な気鋭の演奏家です。

とっても楽しみにしております!


3月末の1泊2日

2013年04月02日 00時24分19秒 | 家族・友人等

修了演奏会後は打ち上げがあったりしたので、案の定午前様でした。

こういうことにもなろうかということであり、また日頃娘が「おばあちゃんち(主人のほうです)に行きたい~、1年以上も行ってない~」と寝言のように言っていたことでもあり、

実は娘はセミナー初日(25日)から主人の実家(関東)に預かってもらっていたのでした(汗)。

行ったが最後、娘は電話ひとつメールひとつよこさず、こちらから用があってかけても「・・なに?」という親離れのよさ。勉強も練習もなにもない(日頃からたいして何もしませんけど)パラダイスを満喫していたもようでした。

さて修了演奏会の夜、うちに帰ってから、とりあえず演奏会の何枚かの写真を公式Facebookにアップし、よくわからない家の中の用事を済ませ、徹夜して新幹線に乗る予定が・・・・寝てしまってました。

それでもなんとか8時13分の新幹線に乗り、3人掛けの真ん中の席で爆睡。

最初右手窓際の席にいたのは男性、

大阪で目が覚めたときは女性、

名古屋で目が覚めたときは男性、

どう考えても爆睡で伸びきっている私を越えて席についたとしか思えません。品川に着くまで途中2回しか目開けてないし。

以前、飛行機に乗った時、うとうとしてて目が覚め、「あれ、まだ離陸してないんだ」と思ったら、実はすでに着陸していたというびっくりなことがありましたけど、ほぼあれに近いです。平和な国でボケまくってます、ほんと。

ボケっとしたまま主人の実家に向かったせいか、なぜか品川から2時間近くもかかり(そんなにかかるはずないんですが・・・たしかに事故延着はしてましたけど)、でもめげずに娘を連れて再び品川まで取って返し、友人も誘って水族館に行ってきました。

たとえ人間界で少々変わり者でも、生物の世界全体だとどうってことないじゃん・・・という元気のわく場所です。動物園、水族館、すばらしい(笑)。死んだふりしてるヤツあり、ずっと落ち着かないヤツあり、ひとりで変顔してるヤツあり、それぞれの世界にはそれぞれの掟があるのでしょうが、こんなマイペースでいいのか?という生き物がいっぱい。

 

翌日は、これまた朝8時台には主人の実家を出て池袋以北へ(娘はおばあちゃんと教会に行ってました。イースターで)。

学生時代お世話になったピアノの先生のお宅へ伺いました。もう4年近くご無沙汰している上、ご夫妻とも80歳を超えておられるので、思い立ったがなんとやら、約2時間かけて行ってまいりました。

お元気にはしておられましたけど、あと何回お会いできるだろうか・・・という思いでいっぱい。

お昼にはこれまた20年以上行ってないような気がするあるところへ。・・・学生時代に4年間住んでた寮があるところです。広島から転居された某氏にもお会いしたりしまして、なかなか懐かしい時間を過ごしました。

街並みは思ったほどは変わってなくて、古いお店もけっこう残ってました。でも、学生寮はずいぶんきれいになっており、今や夜中に塀を越えて入る悪い学生はもういないんだろうな・・というか、そもそも門限なんかあるんですかね?(笑)。門の場所も変わっていて、ずいぶん印象も変わってました。

なにということもない用事をすませたわけですけど、こういうこと(懐かしい人や場所を訪ねる)は、やはり50くらいになった人間のすることであろう・・・・。まあ、いいです。

というわけで、一泊して娘を引き取り、31日の17時過ぎの新幹線で帰ってまいりました。

・・・かくして3月は終了。


カンマームジークアカデミーin呉修了演奏会

2013年04月01日 00時39分52秒 | 室内楽

3月29日(金)15:30開場 16:00開演 呉市文化ホール

<第1部 アカデミー受講生による演奏>

1.モーツァルト     ピアノ三重奏曲 ハ長調K.548 第1楽章

2.ベートーヴェン   ピアノ三重奏曲第5番ニ長調「幽霊」 Op.70-1 第1楽章

3.メンデルスゾーン ピアノ三重奏曲第1番ニ短調 Op.49 第1楽章

4、マーラー       ピアノ四重奏曲 イ短調

5.メンデルスゾーン ピアノ三重奏曲第1番ニ短調 Op.49 第1楽章

6.ブラームス     ピアノ五重奏曲ヘ短調 Op.34 第1楽章

7.メンデルスゾーン ピアノ三重奏曲第1番ニ短調 Op.49 第1楽章

8.ドヴォルザーク  ピアノ五重奏曲第2番イ長調 Op.81第3、4楽章

9.ベートーヴェン  弦楽四重奏曲 第1番ヘ長調 Op.18-1 第1楽章

10.メンデルスゾーン ピアノ三重奏曲第1番ニ短調 Op.49 第1、2楽章

11.ブラームス     ピアノ四重奏曲第1番ト短調 Op.25 第1、4楽章

12.モーツァルト    ピアノ四重奏曲第1番ト短調 K.478 第1楽章

13.ブラームス     ピアノ三重奏曲第1番ロ長調 Op.8 第1楽章

 

<第2部 アカデミー講師によるミニコンサート>

1.グリンカ    ヴィオラソナタニ短調第1楽章    Va.生野正樹、pf.下田 望

2.シューベルト 「人生の嵐」イ短調 (連弾)     pf.松本和将 pf.下田 望

3.ブラームス  ピアノ三重奏曲第1番ロ長調Op.8 第1楽章 Pf.松本和将 Vn.上里はな子 Vc.向井 航

4.ブラームス  ピアノ四重奏曲第3番ハ短調Op.60 第1、2楽章 pf.松本和将 Vn.上里はな子 Va.生野正樹 Vc.向井 航          

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ゲネプロが10~15時、本番16~20時というわけで、室内楽でおなか一杯の一日でした。とくに、メントリ丼は大盛り(笑)。

じっくり聴かせていただきたいところではありますが、そうもいかないのが裏方。時間調整とかセッティングとか撮影とか受付とかまあいろいろあります。ほんとはあるんですけど、あることを感じさせないのがよい裏方ですし、もしもそれに感謝していただけるとしたならば、それを良い演奏で返していただくのがなによりもうれしいことです。

やはり慣れというのもあるのでしょうけど、初日は「弾くだけで精一杯、あとの楽器がなにをしてようが知ったことか(ほんとはそうじゃないのでしょうけど)」みたいな受講生もいらっしゃいましたけど、演奏会では、ちょっとコンタクトをとる余裕とかほかの楽器の息遣いやボウイングを感じる気配もありました。

・・・・こう書くと、簡単そうっていうか、室内楽ってそういうもんでしょ、と思われるでしょうけど、なかなか大変なことで、正直言って、こういう講習会を1回・2回を受けて身に着くようなものでもないと思われます。もちろん、室内楽の経験が初めてでない受講生の方が多かったのですけれど、今後も叱られても怒られても(?!)ぜひ参加していただきたいと思います。

さて、スタッフの特権といいますか、ビデオや写真撮影のために2階席(今回は警備等の都合上締切)から少しだけ聴いてみました。

いいんですよ~響きが(・・・良い思いしてスミマセン)。

演奏するとき、自分の耳を2階席前列あたりに置いて聴ければいいんですけどね。もちろん物理的には不可能なことなんですけど。最近スタッフをやる機会が増えて、ゲネプロ等であちこちの席で響きを聴くことができるので、場所によってもうこんなに違うものなのか、そりゃ席の値段も違うわね・・・と思うことしきりです。

弦楽器はもちろん、演奏者の立ち位置、聴く場所によってものすごく違うのですが、ピアノもちょっとした角度、聴く場所で違いますし、あとほんとにちょっとしたタッチの違いが遠くにいけばいくほど増幅されるというか、ほんとにいい音なのかどうかバレバレになるので、ぜひ耳だけを遠くに持っていくようなイメージを(・・・と自分に言い聞かせる)。

写真は、受講生の大トリ、ブラームスのトリオです。

 来年もみなさんの演奏を楽しみにしております!