~Agiato で Agitato に~

再開後約20年になるピアノを通して、地域やほかの世代とつながっていきたいと考えています。

ピアノはカクカクしてる

2012年01月25日 21時31分54秒 | 家族・友人等

相当ひさしぶりに娘のバイオリンの話です。

昨年の10月末くらいに「・・・もう親の堪忍もこれまで」というくらい、投げやりな弾き方&レッスンの受け方をしておりましてので、私としてはやめさせる覚悟を固めた上で、レッスンを休ませておりました。

その後11月末くらいに娘に意志を確認してみましたら、「・・・やめない」。

一方で息子のほうは「楽器をいくつもやりすぎて(フルート、サックス、ベース)、バイオリンまではもう無理・・・・残念だけどもうやめる」。

・・・・え~~~、これってどういうこと(汗)。

かつ娘に、「先生はどうするの?同じ先生で続けるということ?」とききましたら、

「うん、今までどおり〇〇先生がいい」。

・・・・ならば、なぜあのような態度を(怒)。

 

私としては逆に困ってしまいまして、先生とあらためてご相談。

娘の「理解に至るパターン」のようなものやら、ペースについての私の考えを申し上げ、今後ともよろしくお願いいたします、・・・ということになりました。

休んでいる間に自由にジブリの曲を弾かせたり、身近な他人さまに聴いていただけるような機会を作ったりしたこともあり(ふだんは発表会はないので)、

より続けようという気持ちになったようでした。

で、12月の上旬に再開。(今にして思えば、父が倒れる前日のことでした。)

それからまだ1か月と少ししかたっていないわけではありますが、

同じ人間か???と思うくらい取り組み方が変わりました。

練習時間が短いのは相変わらずですけど、基礎練習の方を中心に(曲はそう積極的には弾きません)、

私が撮った動画をひとりで繰り返し再生し、レッスンを振り返ってます。

・・・・なんなんだ????・・・・

ま、とりあえずやめさせなくてよかったです。

ピアノのほうは相変わらず放置状態で、何を弾いているかも知らず、ですが・・・(汗)。

 

その娘が、耳コピーした曲(歌の曲)をピアノで弾いててイライラブツブツ。

何を言っているのかと思えば、「<ミの♭>にしたいのに、ピアノでは<レの♯>にしかならん」。

(・・・・いったい何を言っている?<ミの♭>は<レの♯>に決まってるじゃん・・・)

「ピアノはカクカクしてて、自由がないんだよ~。バイオリンや声はレとミの間にうぃーんっていっぱい音があって、<レの♯>にしたり、<ミの♭>にできるのに」

・・・・・じゃ、なに、あなたにとって、<レの♯>と<ミの♭>は違う音なわけ?

「うん、バイオリンで弾くとこうなるんだよ」

 

それがいったい正しい音なのかどうか、曲を知らない私は知る由もありませんが、こういう感性があるというのは、悪いことではなさそうです。

少なくとも、「私は<ミの♭>と<レの♯>が同じ鍵盤で弾かれてしまう」ということでイライラすることはありません。イライラしてたらピアノ弾けないし(笑)。

そういう意味で、「これまで何度やめさせようと思ったか」のバイオリンのおけいこもやっててよかった・・・ということになるのかなあ、と思ったり。

 

うちの子たちは、コンクールとも無縁ですし、演奏会をじっと聴けるような子たちでもないですし(息子については『なかった』ですね・・・)、悪いことに親がまったく熱心でないのですが(汗)、

なんとか好きで続けてくれたらなあ・・・と思っております。

 


生活苦を訴えた手紙が今や980万の価値とは・・

2012年01月25日 01時19分11秒 | 見る・読む

少し前の記事ですが、資料として手元に保存させていただきます。

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世界の雑記帳:ベートーベン手書きの手紙公開へ、苦しい経済状況など訴え

 

 [ベルリン 10日 ロイター] ドイツ北部リューベックで、ベートーベン(1770─1827)が自身の病気や金欠を嘆いている手書きの手紙が出てきた。この手紙を遺産贈与の一部としてもらい受けたリューベック音楽大学ブラームス・インスティチュートによると、手紙は10万ユーロ(約980万円)以上の価値があるという。

 6ページに及ぶ署名入りのこの手紙はベートーベンが53歳の時に書いたもので、ハープ奏者で作曲家のフランツ・アントン・シュトックハウゼンに対し、自身が1823年に完成させた有名なミサ曲「ミサ・ソレムニス」の買い手がいないかと尋ねている。

 手紙の中でベートーベンは、患っていた目の病気のことや、おいの学費などで経済的に厳しい状況にあることなどを切々と訴えている。手紙は受取人の子孫である音楽教師が所有していた。

 西部ボンにあるベートーベンの生家を利用した博物館「ベートーベンハウス」のミハエル・ラーデンブルガー氏はロイターに対し、手書きの手紙は非常に価値があると指摘。昨年、ベートーベンが書いた買い物メモはオークションで7万4000ユーロで落札された。同氏は「ベートーベンの手紙は珍しく、手紙の長さや私生活に関する記述を考えると、今回のものは非常に興味深い」と語った。

 ブラームス・インスティチュートは来週、この手紙を一般公開する。

2012年1月11日 16時06分

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この手紙って、「<ミサ・ソレムニス>を誰か買ってくれん?できたら高く買ってほしいんだけど・・」みたいな内容が想像されますけど、

・・・・・こういう話、私はけっこう好きです(笑)。

それにしても、180年も190年もたってから、買い物メモまでが高額で売買されるとは、あの世でベートーヴェンもびっくりしているに違いない。

で、なにを買っていたのでしょう???