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~Agiato で Agitato に~

再開後約20年になるピアノを通して、地域やほかの世代とつながっていきたいと考えています。

チェンバロレッスン(ちょっとホラー)

2009年12月01日 14時21分05秒 | レッスン&セミナー
午前チェンバロのレッスン。


一回目はトリルは団子状だし、音は出なくて抜けるしでさんざん。
ピアノでもそういうことありますけど、チェンバロの場合は、こちらも楽器も暖まらないと鳴らないもんね~みたいなとこがあって、難しさ倍増です。


昨日の録音を聴いてみて、何箇所か自分なりに「変だなあ」と感じていたのですが、やっぱり指摘されました。
ピアノだったら、じゃあどう弾けばいいのかというのはだいたい予想つきますが、こちらは「どうしたら治りますか?」と指導を仰がないとさっぱりです。

今日二曲目の<めんどり>、「最後の一音、鍵盤足りないんだよねえ~」と思いつつ弾いたら、なぜか鳴ったんですよ。
(・・ソと間違ってラ弾いたのかなあ)と考えていたら、
「・・・鍵盤足りなかったのって別の曲でした?」と先生。
「いえ、これです・・・鍵盤が増えた(汗)・・・」
「(笑)増えてないわよ~。あら・・私も自分の楽器なのに『ごめんなさいね。足りないわねえ。』なんて言ってたわね(爆)。」

・・・いえ、ほんとに不思議なんです。ありえません。
この曲何回弾いたかというと先生のチェンバロで3回以上は弾いてると思います。そのたびに毎回足りなくて「コツっ」と木の部分を叩いてしまっていたのですが・・なぜだ・・
考えられるとしたら、目の前のキイは目で見て場所を確認しながら弾いており、最低音のところは目が届かず、手のカンだけで弾いてる、そうすると速いアルペジオなのでババッといつもの感覚で音程をとっていて、5度のところを6度つかんでいた・・とこういうことでしょうか?
それが昨日チェンバロを1時間練習したあとはうちでキーボード触ったのみで、ちゃんとピアノを弾いていないので手がチェンバロ仕様(分数ピアノモード?)になっていたということ?・・・
それにしても一回くらい気づきそうなもんですけど(一回くらいは先生も全曲弾いてくださったような気が・・・ほんとに鍵盤が増えたり減ったりしてたらどうしよう・・泣。この前の夢って正夢?)。

(気をとりなおして・・)
カンって恐ろしいもんですね。
今でもチェンバロの前にすわった瞬間は「どこが真ん中のド?」みたいな感じなんですけど、先生は「ピアノ向かったとき左右が広すぎて一瞬違和感がある」とおっしゃいます。「ピアノのオクターブも弾きにくいと思うことがある」そうです。
たぶん楽器になじめばなじむほどそういうことが出てくるんだと思います。

いよいよ6日(日)が本番なんですけど、ただ弾くだけでなくて、鍵盤の出し入れあり(音色を変えます)、二段鍵盤の上で弾いたり下で弾いたりあり、譜めくりあり、・・・やること多いです。


怖いというわけではないのですが、びっくりな話をもうひとつ・・・

先日ご紹介した関東のサークルなんですが、その初練習会の日、同じ日の同じ時間同じスタジオの別室で、チェンバロの先生が3人のお仲間と練習会をされていたのだそうです。ご本人たちはまったく知らず。たまたま私が双方の話を別々に聞いてもしやと詳細を確認。
先生が上京されていたのも驚きなんですけど、あの広い東京の数あるスタジオの中で同時間に練習会なんて・・・・あんまりです(爆)。


時々こういう鳥肌モンの偶然っておこりますねえ。
いいことだからまあいいんですけど。