once in a blue moon

.:♪*:・'゜♭.:*韓国で子育て.:♪*:・'゜♭.:*

『お・い・し・いソウル』へようこそ!


あんにょんはせよ

ロンドンで出会ったオトメン韓国人旦那と2014年12月生まれの娘と
ソウル西部でのんびり暮らしています。

小さな幸せを大切に、というのが家族のモットー。


copyright (C) 2010-2015 onceinabluemoon_2010 All Rights Reserved.
このブログは著作権を放棄しておりません。無断の文章・画像の持ち出しはご遠慮ください。

Everybody's talking about Jamie 千秋楽(재이미 막공) 2幕②

2020-10-20 | ミュージカル・演劇・コンサート

韓国初演Everybody's talking about Jamieの千秋楽の記事③です。
あらすじ通りこしたネタバレと個人的解釈になります。

1幕はこちら
2幕①はこちら

Prom Song

華やかなドレスやタキシードに身を包んだ11年生たちがセルカ撮りながら
はしゃいで「私/僕は 私/僕だから」「今輝いている」と自画自賛して歌う可愛いナンバーです♡

個人的には英語の下ネタ歌詞を1幕のAnd you don't even know itにつながるよう
分かりやすくいれて欲しかったんですがかわりにキャストさんたちのジェスチャーになっていて
まぁそれはそれで可愛かったので良かったです^^
(分からなくはない!)

韓国初演ジェイミーの女子チームのきつさ良かったなぁ!
女の子の怖さ出てた(笑)
一方、男子チームも今どき男子の雑さと柔らかさがあって可愛かった~^^
完全に女子になめられてる感じが良かった...(笑)

メガネをはずして濃いお化粧をして登場するプリティ
みんなが驚きます。
韓国のプリティなんでメイク濃いの...^^;

ださいと相変わらず意地悪いうディーンにプリティは完膚なきまでに打ちのめします(前記事参照)

この間、動画撮ったりニヤニヤみてるだけの同級生たち
イマドキというかいじめっこに対しても扱い残酷ですよね...いじめすら群れない。
本当に新世代感。

そして一幕から続いていた下ネタ、マイクロミニコチュセッキをここでもやるというね^^;
イギリスらしい回収の仕方で本当に好きです(笑)

ジェイミーが白いドレスを着てきて「チョー綺麗!」と受け入れる同級生たち
さすがにこれは幻想、リアリティはないかなぁとは思いますがそれも今なら無いことないのかも。

プリティがベッカにいう台詞のように「あなた素敵!あなたにそのドレス似合ってる。私のスタイルじゃないから私なら絶対に着ないけど」ってことなんだと(笑)

それでいいんですよね。
あなたに似合うドレス、私に似合うドレスで。

そういう난 그냥 나니까(私/僕は 私/僕だから)と生きていける新しい世代が新しい時代を作っていってほしいです。
他人の視線気にして生きるより自分らしく生きていけるほうが幸せですもの。

Work of Artでジェイミーはこう歌います

니가 뭔데 날 판단해
(お前がなんだって僕を判断するんだ)

너나 잘해
(お前こそちゃんとしろよ)

쫄지 말고
(ビビってないで)

싫음 말고
(嫌ならいいよ)

내가 난데
(僕は僕だよ)

어쩌라고 Work of Art
(なんだってんだWork of art)

謙虚と卑屈をはきちがえて生きてる人
他人がすることに関心ばかりな人
見えるものだけで判断する視野がせまく薄っぺらい人
まずは너나 잘해(お前こそちゃんとしろよ)ということでしょう

난 그냥 나니까!!(僕は僕だから!)と生きていれば卑屈にならないし
他人に関心ばかりもつこともなくなり自ずと視野も広がるでしょう

新しい世代、新しい時代
大人もしっかり新しい時代の認識へのアップデートが必要という教訓でもありますね

ドレス姿ならパーティへの入場は認めないというヘッジ先生にジェイミーは

「無理やりパーティーに行くつもりないです。やりたいことやったから幸せです。プリティ、パーティ僕の分も楽しんでね」といいプリティの頬にキスをして帰ろうとすると

「シー○ル!ふざけんじゃねーよ!」と叫ぶプリティにどよめく演技をする舞台上の役者さんたちと
役者さん以上にどよめき、ザワザワする客席(笑)
動揺をかくせない客席は毎回最高です(笑)

韓国語のシー○ルは英語のFワードみたいな単語で使ってはならないきたない言葉です^^;
それをよいこのプリティがいうから(劇中たくさん出てきます←イギリスだから)それはそれは驚くのです、観客は(笑)

ジェイミー役のグォンさんも毎度ギョッとした表情をしていて素晴らしかったです(笑)
シー○ルはさすがにね^^;

11年生たち「プリティがシー○ル言った~!」と大コーフン(かわいい^^)

「ヘッジ先生がジェイミーの入場を認めないというならじゃ私もいかなーい」とふて腐れる
ベッカやベックスたちが可愛いです
「みんな行っちゃダメだよ!」と優等生だっただけのプリティも壁を乗り越え先生に反抗します。
中にはパーティに行けないなんて...と迷う子もいたりこそこそ話したり様々です。

そしてジェイミー!ジェイミー!とクラスメートたちがジェイミーの名前を叫びます

ジェイミーコールを静めるグォンさん
何度も言いますが、すごい目をしますねー
そして可愛い^^
「なにこのヤバいの?感動しちゃった~♡」の言い方も本当に可愛かった...。

「今日は君たちが主人公だよ、僕じゃなく」といいヘッジ先生に
「先生はずっと現実感をもてと教えてくださいました。これが僕の現実です」とニッコリ微笑み
帰ろうとするジェイミーに

「ジェイミー、中に入りなさい」とため息まじりで許可するヘッジ先生

ヘッジ先生役ジミンさんの絞り出すような台詞まわし本当に素敵でした。

保護者だったり教育関係者だったり色んな方々からの視線やクレーム処理
大人としての責任もあるでしょう。
そういうものを全て背負い込んで「現実です」というジェイミーの「現実」を先生も受け入れる素敵な言い回しでした。

And you don't even know itでヘッジ先生は

「똑바로 살아 니들 인생이잖아(ちゃんと生きなさいあなたたちの人生じゃない)
네가 살지 내가 사냐(あなたの人生、私が生きるの)」

こう歌います。
そして学生たちは先生の言葉「네가 살지 내가 사냐(あなたの人生わたしが生きるの)」を反復します。
学生たちに先生の言葉がしみていくんです(ここ大好きでした!)

ヘッジ先生は授業中にこうもいってました。

「あなたたちに教えたのは夢だったの。現実を知りなさい!」

ヘッジ先生にとって知らない世界だとしても
教え子が見いだし受け入れた「現実」はヘッジ先生の「現実」でもあったようです。
ジミンさん最高でした!

ジェイミーにドレスにあうコサージュを届けにきたヒューゴにマーガレットは
「大人も街にでて遊びませんか?」と誘います。

それまでレイが新しい服を買ってあげるといっても「新しい服はジェイミーのほうが可愛いから」と断ったり
新しい出会いに消極的であったり
マーガレット自身が人生を楽しんでいないような発言ばかりでした。
しかしジェイミーが卒業パーティーへ向かう姿をみてマーガレットも変わっていきます。

これも私がこの作品が新しくて好きだと思った部分です。

ビリーエリオットは80年代のイギリスが舞台でビリーの父や兄は未来のない坑山の地下に潜っていくクライマックスです
ベッドライトをビリーに向け、進むべき道を照らし出し自らは地下に潜っていきます。
石炭(過去)から電気(未来)という世代交代の演出が非常に印象的でした。
大人が子供に未来を託すそんなクライマックスに何度も感動しました。

一方、2017年のイギリスが舞台であるジェイミーの母はお洒落もして街にくり出そうとするクライマックスです。
まだ30代後半のマーガレットの人生も光輝いていて
大人も子供も過去も未来もどちらも大切でそれぞれが輝くクライマックスでした。

これが、ニュージェネレーションなんだと感じました。
時代が異なるんだと。
どちらも素晴らしい作品ですが「現代」を生きる私たちはマーガレットのように
子供に未来を託すだけではなく光輝く場所に自分も向かうべきなんだと思いました。

非常に似ている二作品ですが30年という月日の違いがクライマックスで顕著にあらわれました。
きちんと時代背景を理解して観ればより一層この二作品のそれぞれの良さ感じられそうです^^

プリティがジェイミーに「スーパーヒーロー」といいますが
ジェイミーは「んーん!僕はドレス着てる男の子なだけだも~ん♡」と答えます。

勇ましく戦いに出て英雄になれとOver the Topで鼓舞されていたジェイミーですが
英雄ではなくドレス着てるだけの男の子、ただそれだけという認識の仕方が痺れるほどかっこいい^^

物陰に隠れてうじうじしていたディーンにジェイミーは声をかけます。
ディーンはディーンなりにプリティに「現実」を突きつけられ傷ついています。

プリティの言うこと間違ってないだろ?とジェイミーにいうとジェイミーは
「僕がどう思うかなんて重要じゃないよ~」と笑って答えます。
これ真理ですよね。
他人がどう思うかじゃない、自分がどう思うか。

プリティがジェイミーになぜヒジャブを身につけているのか話すシーンを
彷彿とさせるグォンさんの台詞まわしでした(伝達能力に長けているおかげで理解しやすい!天才すぎ!)

ディーンもヘッジ先生がいう「現実」と最終的には向き合います。
向き合えば、自分がどうしたいかどうなりたいかわかります。
そしてジェイミーが手を差しのべ
ディーンはそのジェイミーの手を取ることを選択したのです。
ジェイミーが「完璧な人間なんかいない」というから。
ふたりは手を繋いで笑顔で扉の向こうに行きます。

どんなパーティがあったのかな......^^

千秋楽はこの瞬間、割れんばかりの拍手が起きました。

「話は終わった!結局なんなの?」と歌い出すトレイ、ライカ、サンドラ

歌詞の通り本当にディーンがドアがしめていきなり終わります(笑)
ばっさり終わるんです。

初めて見た時「えーっ?どういう結末?」でした^^;

すごく丁寧な脚本と繊細で綿密な演出なのにばっさり終わる結末に呆気にとられましたが
じっくり反芻してみると

「ジェイミーはまだ17歳」なんです

結局、まだ話は続くんです。
みんながまだジェイミーの話をするんです。
Everybody's talking about Jamieなんです。

学生役アンサンブルたちが「Everybody's talking about べちゃくちゃ、ペラペラ」と歌います
みんな好き勝手あれこれ喋ってるって意味なんだと思います

人のこと好き勝手あれこれ喋ってるけど、自分の人生に集中しろとという教訓なんだと理解しました(笑)



そしてヒューゴ役ヒソクさん登場
千秋楽だからかな?拍手起こりました。
普段なら「伝説のジェイミーニュー」と歌うところを「伝説のジェイミーチョ」と歌いちょっとうるっ。

ソニョンさんが「ジェイミー!」と呼びます
普段なら返事するのに返事なくてもう一回呼ぶソニョンさん(笑)

そしたら凄い勢いで走ってくるグォンさん(笑)
メイク間に合わなかったのかな?
爆走だった(笑)
「分かってる今行ってる!」の台詞がいつも以上に甲高かったです^^

ここでジェイミーは一幕の誕生日祝いシーンでレイが職業適性検査の結果の紙をすてた
ゴミ箱もって走ってくるんです。

良くない縁だってあるよ。僕、毎朝ゴミ箱にすてるね...ヒールはいてだけど^^」

の、良くない縁は捨てたって意図なのかな?
いまいちわからない。
英語と韓国語の台詞も違いました。

みんなのためにシェキシェキしてる~ってどういう意味???(笑)

ポーズをとり、ジェイミーチョの本領発揮
唯一無二の宙に浮くハイヒールパフォーマンスタイムです!

ダンダンダダン!と踊り始めた瞬間
キャストさんたちみんなで「フゥ~!」と言い始め盛り上げてくれました(涙)

歓声禁止令でる前は客席から送っていた歓声の仕方でした...!!

歓声あげられない分オールスタオベで観客たちががんばって手拍子してる
その気持ちにこたえてくれたのが嬉しかった~。

グォンさん、まわりからフゥ~がきて嬉しそうに笑ってました^^
グォンさんなんだか、ジェイミーなんだか
最後まで区別できない方^^

グォンさんのアンコールはプレスコールの映像が残っていますが
実際の公演とは踊り方からまーったく違います!
プレスコールはミスしないよう丁寧に控えめに踊ってらっしゃり(全ジェイミーぎこちなく控えめな印象)
実際の公演は本当に縦横無尽...縦にも横にも瞬間移動のように跳ねて
色白でライト当たってほぼ消えてるし
動きが普通じゃないから目が追い付かない...眼球がつかれる(笑)

ジェイミーのカテコメイク、ビューティー度爆上げで綺麗だから
額のビーズや綺麗なメイクをじっくり観たいのに閃光のようで全く見えん!!!!(笑)

グォンさんはAnd you don't even know itの英語の歌詞にある
The kid who learned to flyを体現していました。

着地しまたすぐに宙に浮く超人パフォーマンス
グォンさんはハイヒールをはいた瞬間
足に羽根がはえたように軽やかに舞うんです。

本当にThe kid who learned to fly(飛び方を覚えた子供)のごとく飛んでいました。
飛ぶ人を舞台上で見る衝撃わかりますかね...そりゃ狂ったようにリピしますよぉぉっ!(笑)

チョグォンさんってすごいなぁとカテコのたびに思いました...

네가 있어야 할 곳 바로 여기야 그곳
(君がいるべき場所はまさにここだよ)

항상 널 지켜줄게
(いつも見守っているからね)

最後の歌の部分ではいつも見事な腰使いと色っぽい目付きで踊るグォンさんですが
千秋楽ではグォンさんをかこむキャストさん全員をぐる~っとニコニコ見わたしていたのが印象的でした。
最後はジェイミーにだけスポットライトがあたり暗転します。

ジェイミーを見守る人たちも
まわりにいる人たちを見守るジェイミーも
みんなが一緒にいていい場所なんだという作品の伝え方がグォンさんは特別優しいです

グォンさんのジェイミーはカテコのこの瞬間
観客である私たちも一緒にいていいんだと感じさせる包容力まで見せてくれるのが素敵でした。

いろんな役者さんがいて、いろんな表現の仕方があって
皆さん素晴らしく感動を与えてくださいますが
グォンさんのジェイミーとしての作品メッセージの伝え方は
わたしの観劇史にないほどピュアでひたむきで力強く優しいもので
一回、一回の観劇が本当に완전 소중(とても大切)でした。
ミュージカルファンとしてこれだけ一瞬一瞬を愛おしそうに演じてくれる役者さんに出会えたこと
これ以上ない幸せでした。

最後のぐるりと見渡した優しいあの笑顔がみられたこと
あの空間にいられたことは一生の宝物です^^

本来は、そのままジェイミーがマイクをもちOut of the darknessを歌い始めますが
千秋楽だったのでそのまま舞台挨拶に

トータル30分位だったかな?
ゆっくり丁寧に一人一人挨拶してくれたのも作品のメッセージ「君たちが主人公」なんだなと感じほっこりしました。

グォンさん、第一声は「はぁ~...」でした^^
グォンさん筆頭にキャストの皆さん、無事に終えられてホッとしたような表情でグッときました
2週間前まで強制的に劇場しめられちゃいましたからね...(涙)

グォンさんの挨拶、ファンの方が文字におこしてくださったので
気になるかたは検索してください←

だいたいの記憶で書きますが最初の挨拶が

「こんばんは、韓国初代ジェイミーのワンオンニ(長女)チョグォンです」でした(笑)

お稽古の時から役に入り込むため、ジェイミー役たちはそれぞれ歳上であるグォンさんやすぐ下のジュヒョプさんを
オンニ(お姉ちゃん)と呼んでいたそうです^^

ちなみに韓国語では女子が歳上女性をお姉ちゃんと呼ぶのがオンニで
男子が歳上女性をお姉ちゃんと呼ぶのはヌナなんです
役に没入しようと努力していたんだな~とわかりました^^

いつの間にかみんなヒョン呼び(男子が歳上男性をお兄ちゃんと呼ぶ名称)になってたけど(笑)
最後まで自称オンニ言ってたのはグォンさんだけだった気もします...(笑)

印象的だった挨拶は

軍生活中に偶然見つけたジェイミー役の募集広告を見て「この役をやらなければ一生後悔する」と思い軍服を着て休暇届をだしオーディションに挑んだ。

というものでした。
この話をはじめた瞬間、声が震えて涙をこらえながら
ゆっくり話されていたのが印象的でした。

ご存知、韓国はいまだ冷戦状態の国なので芸能人でも男性には服役義務があり
グォンさんは軍生活真っ只中の自由がない状態でオーディション準備をしたそうです。

ダンス審査のために練習したくても鏡がないからコーヒーポットにうつる姿をみながら練習したそうです。

しかしオーディション当日は、軍の仕事である軍ミュージカルの出演日であったため諦めざるを得ない状況だったそうですが
コロナにより公演が中止となり、グォンさんは運命的にオーディションを受ける事が出きるようになったそうです。
(コロナめな2020年ですがコロナなかったらグォンさんジェイミーじゃなかった...!!)

その会場に軍服で軍のかばんに私物の赤いハイヒールをいれて向かったそうです。

審査員たちの反応は「ジェイミーがきたね」だったそう(笑)
そっからは手ごたえしかなかったんじゃないでしょうか^^

すごい偶然とすごい運命とすごい幸運とすごい努力の結果が
今後伝説になるであろう韓国初代ジェイミーニューを生み出したということです^^



グォンさんのインスタからのお写真
オーディションをうけた日のお写真だそうです
赤いハイヒール!カッコいいなぁ!

劇中のマーガレットの台詞じゃないけど
ハイヒールを履いていなくたって、軍服を着て行ったって、全部脱いで行ったって
グォンさんだからジェイミーになれたんだと思います。

私はグォンさんをよく知りませんが、でもジェイミーそのままな方だとはすぐにわかりました。
ジェイミーと真逆にあるような軍人さんとしてオーディションを受けたとしても
グォンさんの内面からわきでる柔らかさ、華やかさ、愛らしさ、強かさは軍服程度では隠しきれないんだと思いました。

グォンさんをジェイミーにしてくれたショーノートには私すら感謝です(色々言いたいことあるけどもっ!)

グォンさんは

「ジェイミーはすぐそばにいます。みんな誰もがうまれた時からジェイミーのように光り耀き大切な存在だと作品を通して伝えたかったんです」

とも仰ってました。
よーーーーーーーく、伝わってきましたよ^^
こんなに作品メッセージを全身全霊で伝えてくる役者さん
後にも先にもグォンさんだけじゃないかと思うほどに強烈でした。

細胞ごとジェイミーで出来ている方でした
閃光を放つような眩しいジェイミーでした

And you don't even know itで
「大人になってもみんな歳とっても僕の事忘れられないもんね」と歌ってらっしゃいましたが
グォンさんのジェイミーは鮮烈に記憶に残り続けると思います。
記憶にこびりつくほどの目が眩むほどの存在感でした。

またマーガレット役キムソニョンさんは

「不便なのにマスクで来場してくださり申し訳ない気持ちでいっぱいでした」とおっしゃる表情が本当に申し訳なさそうだったのも印象的でした。

そして、舞台袖で控えていたジェイミーたちなども登場。
長くなるのでカットします(実は全員分書いたけど文字数足りない←)

スウィング含めて本当に全キャストの挨拶でした。
ちなみに韓国初演ジェイミー、誰ひとり病気、怪我なく一度もスウィングの登場がなかったけれども
スウィング3名の全力サポートなしには複雑なアンサンブルパフォーマンスは出来なかったと
キャストさんたちから盛大な拍手を送っていたのも温かくて良かったです。

あれだけのダンスパフォーマンスでスウィング出番なしってすごい!
個人的には2020年のアンサンブル大賞はジェイミーチームです。
それくらい元気いっぱい素晴らしいパフォーマンスでした。

いろんな方が「また来年」と仰ってました...来年ビリーあんだけどなぁ(遠い目)
わたし、どっちに通いつめるんだろ...(吐血、金欠...)

司会をつとめていたジュヒョプさんが(イケボ。やっぱりミュー俳優は声がちがう~♡←)
最後のフィナーレをお見せします、と言って一斉に控えのキャストさんたちが袖にはけたのに
舞台中央にポツンと残されたジェイミー役の末っ子レンさんが可愛かった...(笑)

歌い出したグォンさんも「えっ?」って顔で笑ってました(笑)
あわててパタパタ袖にはけていくレンさんを見守るキャストさんたち優しい目だった^^

最後のOut of the darkness(A place where we belong)

2020年夏、このナンバーにどれだけ癒されたか
英語の歌詞、韓国語の歌詞
それぞれに良さがあります

このナンバーを歌うグォンさんの目線の配りかた、歌詞におもいっっっきり感情をこめる歌いかた全てが癒しで好きでした。
ちゃんと客席をみていて一人一人に歌いかけていて一所懸命伝えようとするそのひたむきさが素敵でした。

뭐하니 다 같이 노래 불러봐(何してるのみんな一緒に歌を歌ってみよう)の歌いかたも観客全員に歌いかけてるんです
コロナさえなきゃ一緒に歌いたかった!

またこの部分の踊り方もプレスコと違って可愛くてかっこ良かったです^^

前列で元気いっぱい踊っていた学生役から
後列にいたマーガレット、レイ、ヘッジ先生、ヒューゴ、トレイ、ライカ、サンドラの大人が交差して前後いれかわる
「何してるのみんな一緒に歌を歌ってみよう」の演出も素敵でした。



音は良くないけどグォンさんフォーカスのプレスコ映像!
千秋楽の日は一人一人を大切そうに見守っているその表情が菩薩さまのようでした...(額のきらきらも相まって)

初めて観た日からずーっとそうでしたがグォンさんは一幕の登場シーンから
一瞬、一瞬を愛おしそうにジェイミーを演じていて
台詞も歌詞も動作も振り付けもすべて大切にしているのを感じてました。

最後の歌詞

항상 널 지켜줄게(いつも見守っているよ)

は、いつもとーっても心をこめていましたが
千秋楽は魂をこめたように感じました。

誰ひとり歓声をあげなかった韓国初演ジェイミーの大千秋楽。
グォンさん満面の笑みとこれ以上ないやりきった表情で

완전 소즁♡♡♡♡♡
(マジ尊ぉ~い♡♡♡♡♡)

と最強に甲高いお声で言って扉の向こうに消えていきました。
可愛かった~!

耳につんざくような、こびりついて離れないお声
最高でした!(笑)

最後のオケ演奏もほぼ全員聞いていました。
キムムンジョン音楽監督だったので贅沢でしたね~^^

オケのところに白い頭が見えたと思ったらジュヒョプさん^^
おもいっきり踊ってました!
可愛かったー♡

最高の大千秋楽でした。





2021年再演は冬あたりなのかな。。。
のぞむところです...

願わくば初代ジェイミーニュー4人とも続投を
次は全員観たいです
もうグォンさんが別次元とわかったんで(笑)

ジェイミー役含めて皆さん口々に「卒業」と仰ってます



卒業証書まで用意しちゃうとこ、ビリーもですが韓国ミュージカルのエモさです...

が、初代ジェイミー
二代目もやってほしいです!!

満16歳のジェイミー役...来年32歳のグォンさん
歳二倍だけど(笑)じゅーぶん可愛いからイケる!!

どうかグォンさんがまたジェイミー演じてくれますようにと願うしかありません。



こんな装いでワンコの散歩する人いませんよ(笑)
伝説のジェイミーチョにまた会える日を夢見て貯金に励みます。

三部作になってしまったジェイミー大千秋楽の記憶の記録
ここまで読んでくださりありがとうございました。

완전 소중♡






















































Comments (2)