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あんにょんはせよ

ロンドンで出会ったオトメン韓国人旦那と2014年12月生まれの娘と
ソウル西部でのんびり暮らしています。

小さな幸せを大切に、というのが家族のモットー。


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マチルダ アン・ソミョン回

2018-10-04 | ミュージカル・演劇・コンサート



韓国ビリー千秋楽のスペシャルカテコで
ビリーキャストからマチルダ出演者がいるという話は聞いていたけど
まさかここまでごっそり入るなんて思いもしませんでした^^;

ビリーファンなら喜ぶと思ったら間違い…
ビリーファンだからこそ安易にキャストを別作品にいれて欲しくは無かったんですが
まぁ、でもまた大好きな子たちに会えるんだから嬉しくないわけがありません。

ビリーキャストからは
ビリー役、ソン・ジファン、エリック・テイラー
マイケル役、ユ・ホヨル、クァク・イアン、カン・ヒジュン
デビー役、キム・ヨナ
スモールボーイ役ソン・ジュファン
ウィルキンソン先生役、チェ・ジョンウォン
ポッシュマム役キム・ギジョン
バレガスイング、キム・イェジ
女性スイング、チェ・ウンジュ
の計11名が出演されてます(敬称略)

(追記:ギジョンさん忘れてました^^;)

多すぎ、と思うのは私だけじゃないから!(笑)



マチルダ役は4名の女の子がタイトルロールをローテーションで演じていて
私が観たマチルダは小学四年生のアン・ソミョン

ブルース役も同じく4名の男の子がローテーションで演じていて
私が観たブルースは中一の男の子ムン・ソユン

この2人!
キャスト発表されてから色々調べた結果、一番最初に観たいと思った2人でした。
初観劇に本命ペアに当たるとは何とラッキーな!

ビリーファンですが、ビリーキャスト以外興味なしとはならない冷たいファンですみません。。。
作品のイメージを考えてしまいます^^;



ソミョン、ソユンに関して言えば大人顔向けのキャリア持ち。
声優としても活躍していて2人の共演作はすでに四作もあります。

最近ですとリメンバーミー(韓国ではココ)
主人公のミゲルはソユン、タイトルでもあるココ幼少期の声はソミョン。

声優として活躍するだけに滑舌が良く、歌もうまい2人なので
わたしの残念なヒアリング力でもこの2人ならかなり聴き取れるに違いない!という期待もありました。
いかんせんビリーの時の子役の滑舌でヒアリングに苦労したので…

そういう点も今回のマチルダは子役の台詞の明瞭さを意識したキャスティングと
発音指導を含めた稽古をしたなと感じました。

韓国にどれだけ才能ある子役がいるかは分かりませんが
ソミョンもソユンもそういう意味では
選ばれないわけがない才能の持ち主だと思いました。

この日がふたりの初共演日。
「いつかミュージカルの舞台で共演したい」と夢見てきたふたりが初共演した記念日でもあります。



ソユンは中一とひとり年齢がお兄ちゃんというところもあり
実際に観劇をしたらその滑舌の良さは子役の中でも際立っていました。
この子は本当に凄い。

ただ、ビリー候補でもあったソユン。
歌のうまさでは圧倒的な存在だったようですが、残念ながらダンス力がなくビリーにはなれなかった子です。
それがよーく分かるダンス力…(笑)
愛しくなるほどにぎこちなかったです…^^;

そしてソミョン!
インタビューからも分かるようにとにかく気が強く、強気発言が多いから誤解もされやすい子^^;

でも、本当に強い信念を持っていて
それをキチンと形にするまで努力を惜しまない女の子です。
もう開幕前の不安を押し殺したインタビューとか読んでるだけで号泣しますから!(笑)
生まれて10年しか経ってない小さな女の子がミュージカルの主人公として責任を持って舞台に立つんです。
もうその健気さだけで泣きますよ。

そして、台詞量。
天才少女マチルダという役を演じるには気が遠くなるほどの台詞量があり
その台詞がまた発音が難しい単語のオンパレード!
韓国語わかる方なら舌を巻きます。

口を一所懸命動かしはっきり言葉の意味と感情をコントロールしながら話すその姿の愛らしいこと!

何度、お口!お口!と口の動きに萌えたか…←
相当、台詞をはっきりと伝えるというお稽古をしたに違いありません。
マチルダの長台詞が物語のキーになりますからね。
マチルダの話が観客に伝わらなきゃ、聴き取れなきゃ台無しになる、そういう作品でした。

劇中、何度か登場する옳지않아(正しくない)の言い方が毎回違うところも凄かったです。
声だけでこれだけ印象が変わるのかと。
鳥肌が立ちました。



ビリーもマチルダもその役をやれる強い意志が必要とされてますが
ビリーがダンス力を求められているとするなら
マチルダは言葉の伝達力が求められていると思いました。

残念ながら外国人のわたしはマチルダ役の子の台詞全てを聴き取り単語に隠された意味を理解するほど
韓国語は出来ないし、これは母国語である韓国人にしか理解出来ないニュアンスも
たくさんあります。
きっと日本語で観たら理解力も変わってくるでしょう。

それくらい、マチルダの台詞量とその意味を伝える力は大切で
それを理解出来ない外国人にはかなり難しい作品です。

悔しいなぁ…。
ソミョンの思うマチルダの言葉の意味をキチンと理解出来ない。
わたしの韓国語力がないばかりに。

ビリーですら感じた事のない言葉の壁を感じた作品でした。
単語はね、難しくないんですよ。
ただ、ニュアンス。
ニュアンスが独特なんです。

最初のMiracleというナンバー

울 엄마는 내가 짱이래
(私のママは私が最高だって)
얼굴만 봐도 배가 부르데
(顔だけ見ててもお腹いっぱいになるって)

英語の歌詞は

My mummy says I'm a miracle,
One look at my face and it's plain to see.

韓国語は英語よりガツンとくる歌詞なんです。
そのニュアンスが分かる人にはかなり衝撃を与える짱이래です。
在韓ママたちなら分かるんではないでしょうか(笑)
英語よりも韓国語の歌詞のパワーが凄いんです。

こういう分かるニュアンスもあれば「?」もあるマチルダ。
まだ何回かは観る予定なのでもう少し理解出来るよう頑張りたいです。



それから私が観た日はクドギチームの子役たち。

まずはラベンダー役ヨナが可愛すぎて、デビーより見せ場もあるしおいしい役なので
それだけでビリーファンは嬉しいですね(笑)
声ひっくり返って歌うところ、可愛すぎる。

あと「베프」(ベストフレンドの省略)の言い方可愛いから必見!

ナイジェル役ヒジュンは、マイケルよりナイジェル役似合ってる感じがしました^ ^
ヒジュンのふわふわワンコ要素がナイジェルにぴったりで。
ヒジュンは見た目と中身にギャップがあるのが好きです←

アリス役ダンビはプレスコ動画でめっちゃくちゃ目立っていた女の子。
滑舌も良くて声量もあり、何よりダンス。
もちろんまだ幼さはあるんだけどキレキレで目が離せない。
観劇中もダンビが気になって気になって仕方がありませんでした。

トミー役エリックは、もはやビジュアルだけで目立つ…^^;
加えて動きがおかしいからチラチラ視界に入っては笑わせます(笑うシーンじゃないのに)
相変わらず声もおっきい腕白な男の子です(笑)
When I grow upでソユンと歌うとき、ソユンが笑いを噛み殺した声で歌っていたのは
絶対にエリックが何かしたんだと思いますが見逃しました。
ソユン、声が笑いで震えてた^^;

アマンダ役ミソンは삐삐머리(おさげ)を強調していうシーンが悶絶する可愛さ!
それに応えるようにちょっと可愛く気持ち悪く言うトランチブル校長役ジェリムさんも
やたら可愛かったんですが…(笑)
あとはエリック役のウジンとWhen I grow upでシューと滑り台を降りて
歌い出す瞬間の目配せが可愛かった…

エリック役ウジンは虐待シーンの仕込みの隠し方がバレバレで可愛かったです。
2月までにサラッと出来るようになればいいけど(笑)
一所懸命おさえてるお手手が可愛い…!

あと子役ではないですがホルテンシア役のソヒョンさんはすっごく可愛らしい方で
小柄だから全く違和感がないのが凄かったです。

クドギチームはまだぎこちなさが目立ちRevoltingもイマイチな印象は否めませんでした。
可愛いけれど、まだまだ完成されてません。
気持ちがいいくらい感情は高まっているのが見受けられますがちょっと空回りしてました。

Smell of rebellionももうちょっと頑張ろうよ(笑)
必死なのは伝わりました。
ソユンに関しては声出てないから!^^;
きっとこのシーンはテギョン、イアン、ギュドンはもっとみせると思います。
そして三者三様なのが想像できます(笑)

マチルダもブルースもよくこれだけ個性揃えたな、と思うようなキャスティングですから。

キャラクターだけで考えたらガウンとギュドンの年少ペアが一番マチルダとブルースっぽいイメージです。
観たらまた印象が変わるでしょうが。
楽しみです。



それから今回のマチルダ観劇の大本命
トランチブル校長役チェ・ジェリムさん。
キャスト発表後に過去作の動画を観たり、インタビューを読んだりしているうちにすっかりファンになりました。
ジェリムさん、すごく素敵です。
全力でおススメしたい韓国ミュージカル俳優さんです。
ちょっと悪い顔してますが(笑)

制作発表の時だったかもトランチブル校長は
「子供が想像する最悪の大人像でこんな役を演じる機会なんて滅多にないから楽しむ」と
ニヤニヤ話されていた通り、本当にイキイキと楽しそうに子供たちを虐めていてトキメキました(笑)

本当に楽しそうだった……。

ただ、あらかじめOCRを聴いたり海外のトランチブル校長の動画を観ていたイメージと比べると
ジェリムさんは綺麗なトランチブルで、何と言うか嫌悪感は一切感じない素敵さでした。
それってやっぱりちょっとダメな気もします(笑)

わたし的にはジェリムさんが観られ、歌が聴けるなら何でもいいですが
作品としてはもっと汚いトランチブルじゃなきゃいけないように感じました。
Smellの歌い上げ方は流石で最高でした。
カテコのフン!は可愛かった……最後にいい笑顔だったのも最高でした^ ^



書きたいことはいっぱいありますが
来週もマチルダ観劇なのでこの辺りで終わりにします。



記念に紙吹雪もらって帰りました。



マチルダ新入生特典も受け取りました。
20,000ウォン(私はカカオペイ支払いなので19,000ウォンでした)で
チケット半額クーポンにこれだけの特典はかなりお得です^ ^



こちらは新入生限定デザインのチケットホルダー。

シンシカンパニーさんの作品でこのような企画があれば必ず申し込んだ方が良いです^ ^
仲良しのフォロワーさんも皆さま申し込みをされ、受け取りも無事できて良かったです。

では、また来週観ます(笑)










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