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あんにょんはせよ

ロンドンで出会ったオトメン韓国人旦那と2014年12月生まれの娘と
ソウル西部でのんびり暮らしています。

小さな幸せを大切に、というのが家族のモットー。


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「ピーター・パン」作者 ジェームズ・マシュー・バリーの家 @クイーンズウェイ

2012-06-18 | ピーター・パン


Central Lineに乗って向かった先はQueensway(クイーンズウェイ)
小さな駅ですが、階段を上ったり、リフトを使ったりと
けっこう面倒くさい駅だったりします



はじめてイギリス旅行をしたときに、ここQueensway駅で心が折れたおぼえがあります
それほど、狭く深く地下にある駅ということ!



平日のお昼の時間は、本当に静かな駅。

さて、私たちは「ピーター・パン」の作者James Matthew Barrieが
1902年から1909年の間に暮らした家に向かいました。



どんどんお天気が悪くなって、暗い写真になりますが
お付き合いいただければ、幸いです



こちらには、ブルー・プラークと呼ばれる銘板があります。
このBlue Plaqueは、イギリス全土にあるもので
古きよきものを大切にする国ならではのステキなものです。

このプラークがあるのは、偉人の生家やかつて暮らした場所などにあり
街を歩けば、本当にあちらこちらにこのプラークを見ることができます。
まさか、こんなところまでという場所にもブルー・プラークがあるので
ロンドン散策の際は、是非ともブルー・プラークを探しながら歩いてみてください



バリの仕事場は、この茶色のレンガの壁の後ろにあったそうですが
1960年台に取り壊してしまったそうです。
よく見えませんが、いまは庭なのかな?

ここで、いま現在、世界に知られることになる「Peter Pan」の元となる話が
執筆されたといわれています。

                   

私にとって、「ピーター・パン」という作品は運命の出会いでした。

年を重ねるたびに、感じるものが変わっていきます。
ある時、わたしはウェンディにもピーターにも感情移入ができなくなりました。
それまでは、一緒に鳥になれたのに。
この子たちを、遠い記憶の中にある友人のように感じるようになった時のショックは
いまだに忘れることができません。

よく「ピーター・パン」を知らない人が
「ピーター・パンが好き」「大人になるってイヤ。ネバーランドへ行きたい」と
冗談めいて言う人がいるのですが、私はどうしてもそうは言えません。

年を重ねるたびにピーターを愛しく思うばかりで
彼が頑なに成長を拒む理由が痛々しく思うばかりで
ウェンディのように、ジョンやマイケルのように小鳥のごとく窓からすべてを放り出せるほど
無邪気で、純粋で、そして残酷なことはできません。

知らないからこそ、冗談で言っていると分かってはいるのですが
私から見た「ピーター・パン」の世界は
ひどく寂しく、ひどく愛情にうえた世界です。

だから、大人になったウェンディの気持ちが痛いほど分かります。

もう、2度と鳥には戻れない気持ちも。
ピーターを哀れに思う気持ちも。

                   

バリは、母を思い、シルビアを思い、デイヴィス兄弟を思い
…そして13歳で生涯の幕を閉じた兄を思い
「永遠に大人にならない少年」を生み出したのでしょう。

ピーター・パンというキャラクターはこれらの人々との出会いにより
偶然的に、でも必然的にうまれたキャラクターで
その骨格はバリ自身であると、わたしは感じます。


※ 写真はGOSH、jmbarrie.co.ukより承諾を得て掲載しております。無断での使用はご遠慮ください

この写真は、ケンジントン公園でマイケル・デイヴィスとピ-ター・パンごっこをしている
ジェームズ・マシュー・バリの姿です。
もちろん、マイケルはピーター・パン、バリーはフック船長役です。
すごく、楽しそうで、特に大好きな写真のひとつがこの写真です。

ちなみに、ケンジントン公園にあるピーター・パン像はマイケルがモデル。
バリーはマイケルの父母がなくなった後
後見人となり、作家志望であったマイケルをオックスフォード大学へ進学させます。
しかし、20歳のときにマイケルは溺死。
それは、かなりバリーの心を打ちのめす事だったようです…。



【James Matthew Barrie’s London House in Bayswater】

Address :100 Bayswater Road , London
Map       :Here()

  

ちなみに、こちらが当時、バリが暮らしていたおうち。
※ 写真はGOSH、jmbarrie.co.ukより承諾を得て掲載しております。無断での使用はご遠慮ください。

やっぱり、ちっちゃい
すごく小柄だったといわれるバリーですが、それにしてもちっちゃい家
でも、スコットランドにある生家はもっとちっちゃかったので
それに比べたら、豪邸かな…?



ちなみに、コチラの写真ではありませんが
バリは、この近くの小さなゲートからケンジントン公園へ毎日通ったといわれております。
小説「ピーター・パン」に登場する乳母がわりの犬ナナのモデルとなったボーソスを
よく公園に連れて行ったとか。

次回は、いよいよケンジントン公園の「ピーター・パン」像と再会です。
もう少ししたら、おいしいロンドンごはんネタも紹介します



                   

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