てすさび日誌

哀しき宮仕えを早期リタイアし、“サンデー毎日”のomorinが生活の一コマや雑感を認めた日誌です(2005/4/20~)

連ドラの思い出

2010-09-21 16:23:00 | ビジネスと社会
 我が女房は、NHK朝の連続ドラマ小説「ゲゲゲの女房」に首っ丈で欠かさず観る。小生はそれほどでもなく、大抵は自分の仕事をしながら、傍から耳だけで聞くことが多い。

 連ドラといえば、昭和41年4月4日~42年4月1日まで放映された「おはなはん」が懐かしく思い出される。いまは亡き祖母が熱烈なファンで、ヒロインを演じた樫山文枝さんにファンレターを出したほど。折り返し、樫山さんからも丁重な返信を頂き、祖母の大切な宝物だった。
 舞台は松山だが、折りしもその松山で学生時代を送る小生の下宿を、汽車と船を乗り継いで5時間かけて、独りで訪ねて来たのには驚いた。当時、73歳の祖母におはなはんのテーマソングをギターで爪弾いてやると、目を閉じてうっとりと聴いていた姿が脳裏に焼きついている。

 ところで今朝の番組の中で、来客から頂いた土産のどら焼きをそのまま、その客にお出しする際に、「手持たせで、どうもすみませんけど・・・」と表現したのが耳に残った。日本語には何と奥ゆかしくも便利な言葉があるんだろうと感心した。ことばおじさんの「気になることば」あたりで語源をお尋ねしたいものだ。

 何かと話題になる連続ドラの視聴率は、かつては30%を超えるのが当たり前だったが、近年は15%にも届かないことが多い。「ゲゲゲの女房」も出足こそ鈍かったが、7月以降は常に20%前後の視聴率を記録しているそうだ。
 珍しく好評を博している「ゲゲゲの女房」も間もなく(9月25日)最終回を迎え、女房の朝の楽しみがひとつ消える。

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4 コメント

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Unknown (つーみー)
2010-09-21 20:25:55
我が家も毎日(夜のBS2)見ています。
終わりが近づいていてさみしいです。

omotannさんのお祖母さんがお好きだった
朝ドラはみたことがありませんが、きっと
視聴率が今とは比べ物にならないほど大きかったんでしょうね。その時代のファンレターのお返事があるとは!
まさに宝物ですね。
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Unknown (エンピロ)
2010-09-21 23:00:11
「手持たせ」は初耳でした。こういうケースは、よくありますね。私もおみやげに自分の家族分も買っていて、みんなで食べるようにすることもあります(笑)

まだ私は小さかったですが、「おはなはん」は家族と一緒に見ていたので覚えています。樫山文枝のてかてかとした顔がとても印象的でしたw 

私にとっては何といっても「うず潮」が出だしでしたね。それから「たまゆら」なる連ドラもありましたねw民放が少なかったからNHKしか見るものがありませんでしたから(笑)
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Unknown (omotann)
2010-09-22 10:24:51
>つーみーさん
何事にも必ずや終焉があり、寂しい限りですね。

多分つーみーさんがお生まれになる前の、いにしえの出来事だと推察いたします。その頃は「視聴率」をはじき出す仕組みが不思議で堪りませんでした。

学生時代に祖母から貰った手紙を抜粋して小冊子に整理しております。昭和41年11月4日付けの手紙には“おはなはんで始まる爽やかな朝”との見出しで、「只今、200回目を放送して居り、300回位続くとか。」と認めてあり、主題歌が気に入っているのだが、その歌詞の意味を教えてくれとも綴っておりました。これこそは私にとって“宝物”です。
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Unknown (omotann)
2010-09-22 10:26:34
>エンピロさん
頂いた本人の前で「頂き物ですが・・・」とは言い辛いし、「手持たせ」とはうまい言い回しで、これからは使えそうです。

「うず潮」といえば、「おはなはん」をさらに遡ること2年です。うず潮→たまゆら→おはなはんと続きます。
エンピロさんは随分と早くからテレビに馴染んでおられたんですね?
仰るように、当時民放はまだ少なく、必然的にNHKでしたね。
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