goo blog サービス終了のお知らせ 

てすさび日誌

哀しき宮仕えを早期リタイアし、“サンデー毎日”のomorinが生活の一コマや雑感を認めた日誌です(2005/4/20~)

酪農事始め

2024-06-28 15:32:36 | 農事

雑事、特に農事に取り紛れ、ブログは「瓶牛乳は美味しい!!」で止まったまま。
忙中閑あり。牛乳繋がりで、両親が酪農業を始めた頃のことなど思い返してみた。

酪農関係のデータは当時中学2年生だった小生の日記が唯一の頼りで、写真に至っては下の三葉が残るのみ。
1961年7月、親せきから求めた三頭の乳牛からスタートし、更にもう一頭追加。
同年8月には姫路・明石まで買い付けに。
翌1962年1月にはもう一頭(14万円)増え、計6頭に。
隣地を買い足して牛舎を建て、搾乳器を購入するなど順調に事業を拡大して行った。
搾った牛乳は、町内の方々に定期飲用して頂いたが、ほとんどは集配に出した。
オスが生まれたら残念ながら子牛の時に売る。2,500円から5,000円で売れたとある。

さて、「牛乳はあまり好きでない」とか「飲めない」という方を、時にお聞きするが、それこそ若い頃から“本物の”生乳を飲みつけている身には、市販の牛乳など水っぽくて物足りなく、それこそ「飲めない」。


先般スーパーの店頭で、地元の某乳業がデモンストレーションをやっており試飲したところ、まさしく60数年前に口にしていた搾りたての生乳なので感動した。
同社にお尋ねしたところ『おいしさ濃縮製法(バターや生クリームを一切使用せず、低温状態10℃以下で水分だけを取りのぞく製法)により乳本来の風味を大切に、生乳をギュッと濃縮しました』との説明に納得した。