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てすさび日誌

哀しき宮仕えを早期リタイアし、“サンデー毎日”のomorinが生活の一コマや雑感を認めた日誌です(2005/4/20~)

『おはなはん』の舞台

2012-09-11 14:31:00 | 舞台、ライブ

大洲城

大洲城

大洲城

大洲城より肱川を望む

おはなはん通り

『おはなはん』のロケのワンシーン

おはなはん通り

 かつて松山に4年間暮らしながら一度も訪れる機会のなかった伊予の小京都大洲市をこのほど初めて訪ねた。

 大洲市は愛媛県の南予地方に位置し、肱川の流域にある大洲城を中心に発展した旧城下町で、江戸時代より伝承される鵜飼が有名である。
 また最高視聴率56.4%を記録したNHK連続テレビ小説『おはなはん』(1966年4月4日~1967年4月1日放映)の舞台となり一躍全国区となった。これにちなんで「おはなはん通り」というのがあり、ここには江戸時代の町並の幅員、家並等が忠実に残されており、当時の庶民の生活の一端を知ることができる。

 「おはなはん」の放映と時期を同じうして、私の松山でのキャンパスライフがスタートした。
 当時73歳だった祖母は、おはなはんの熱烈なファンで、ヒロインを演じた樫山文枝にファンレターを出し、丁重な彼女からの直筆の返礼の絵葉書を宝物にしていたほど。そんな祖母は、私が入学したのを機に此れ幸いと単身で松山までやって来た。

 一部ロケ地となった松山はあちこちと案内したのだが、当時大洲まで足を延ばし観光させなかったことが悔やまれる。この場(おはなはん通り)に祖母が居れば欣喜雀躍したことだろう。代わりにしっかりと脳裏に焼き付けておいた。

※追補
 せっかく大洲初訪を実現した勢いで、是非とも写真部の同窓T田宅を訪ねようと四万十を目指して宇和島まで足を延ばした。昼には現着したので道の駅「きさいや広場」で海鮮丼に舌鼓を打った。
 ところが宇和島城を車窓見学していると、俄かに雲行きが険しくなり思う間もなく土砂降りとなった。止む無くT田訪問を断念、市内観光もそこそこに宇和島を後にして岐路に就いた。