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てすさび日誌

哀しき宮仕えを早期リタイアし、“サンデー毎日”のomorinが生活の一コマや雑感を認めた日誌です(2005/4/20~)

蜘蛛

2009-11-23 14:48:00 | 暮らしと生活

女郎蜘蛛の巣

獲物を狙う女郎蜘蛛のメス         交尾のチャンスを窺うオス

 「朝蜘蛛は親の仇でも殺すな」といわれるが、毎朝新聞を取り込む私にしてみればいつも一番に被害に遭い、朝からメガネや顔にからまる不愉快さは言葉では言い表せない。
 逆に「夜蜘蛛は親でも殺せ」とも聞く。そこで朝蜘蛛・夜蜘蛛にまつわる俗信についてネットで調べてみた。

 「朝蜘蛛が下がれば客がくる」といわれるように、地域によって若干の差異はあるにしても、朝蜘蛛が来客の前兆であるとする俗説が広く日本に分布しているそうだ。

 蜘蛛は益虫だとばかり思っていたら、昨年暮のこと、「倉敷市玉島乙島の水島港玉島地区外貿ふ頭で、特定外来生物に指定されている毒蜘蛛ハイイロゴケグモを3匹捕獲した。県内での確認は初めて。健康被害の報告はない。」との毒蜘蛛騒動が新聞で報じられた。

 冒頭の写真は我が家の庭先、高さ2.5㍍ほどの空中に張られた女郎蜘蛛の巣である。不思議なことに常識ではありえない場所だが、最初の一本を巧みに風を利用して飛ばしてくっつけ、そこから張り巡らしたものと思われる。

 この蜘蛛の巣をよく見ていると、今朝ほどから小さな蜘蛛(写真右端)が同居している。どうやらオスのようだ。オスは交尾を狙っているのである。正面からいったのではメスに食べられてしまうのは必定で、メスが巣に引っかかった獲物を食べている時に背後から交尾をし子孫を残すということを聞いたことがある。まさに命がけの恋だ。

 子供の頃、竹竿の先に輪っかを作り、それに蜘蛛の巣を張ってセミやトンボ捕りをした想い出があるが、あれだけ粘着性のある蜘蛛の巣に蜘蛛自身は引っ付かないのか、これも未だもって不思議でならない。子供たちのヒーロー、スパイダーマンにそっと秘訣を尋ねたいと思っている。