てすさび日誌

哀しき宮仕えを早期リタイアし、“サンデー毎日”のomorinが生活の一コマや雑感を認めた日誌です(2005/4/20~)

セカンド・オピニオン

2009-01-13 13:06:33 | 健康と医学
 正月3日に急逝したT叔父は20年ほど前、岡山C病院で前立腺がんを宣告され、全摘手術の日取りも決まっていた。いわゆるがん年齢ではあったが、本人はもとより家族も納得がいかず、セカンド・オピニオンを求めることにした。
 当時某大学病院の看護学校の教官をしていたかみさんの従姉妹に相談したところ、大学病院へ転院を勧められた。アドバイスに従い、一縷の望みを託して入院加療の結果は、手術をすることなく回復し、その後20年間生長らえることができた。

 この度の母の右足指の一部壊死についても然り。外科医から「患部を切断してこれ以上の感染拡大を阻止するのも治療のひとつ」とインフォーム(説明)を受け、小生としては「少しでも延命できるなら」と一番に同意しかけたが、弟やかみさん、倅達の大方の意見は「今痛がっていないならそんな惨い目にあわせたくない」と猛反対した。結局は、それもそうだなと思い直してセカンド・オピニオンにつき、目下は事態を見守っている。このようにインフォームド・コンセントと、セカンド・オピニオンは、いわば車の両輪のようなものである。

 がんや心臓病のように治療法が、日進月歩している領域では、セカンド・オピニオンの必要性はより高まりつつある。治療法の選択肢が多岐にわたるため、専門家でさえどのような治療法にしたらその患者にとってベストなのか、判断に困り他の医師に意見を求めることもあるという。ましてや知識のない患者にしてみればなおのことであろう。

 小生は身体のある症状に不安を抱いたので、今朝ホームドクターに紹介状を依頼し、今週の金曜日に夫婦共々、岡山S病院で検査を受けようとしている。その検査結果を踏まえて診断が下されるのだが、果たしてセカンド・オピニオンを求めるまでもなく、一発で納得の行く答えが出るのであろうか。大したこともなく、シロであれと念じている。
コメント (7)
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