てすさび日誌

哀しき宮仕えを早期リタイアし、“サンデー毎日”のomorinが生活の一コマや雑感を認めた日誌です(2005/4/20~)

捲土重来

2008-10-25 20:50:14 | 農事
 昼前から長男家族も総出で、我が家の“恥のレッテル”はがしにおおわらわの一日だった。稲刈り、いや稗刈りのことである。
 と言うのも前にも小欄で書いた通り、今年は籾播き機が絶不調でスタートをつまずいたことに加え、籾播き後の除草剤のタイミングを間違え、更に回数も1回に割愛した。結果は見る間に稗に席捲され、稲が埋もれてしまい、まるで「稗田」であった。
 奇しくも兼業の大百姓である隣家も同じ様な惨状を呈していたが、我が家は小なりといえども専業農家?でありながらこの有様で、穴があったら入りたい心境で満を持して今日の刈り取りを迎えた次第。
 
 追肥が効き過ぎて稲が倒伏したため、「人間デバイダー」となって何日間も苦労の末、12日に稲刈りを終えられたエンピロさんほどでもないが、我が田も稗でコンバインがつまって負荷がかかりエンストを何度も起こすなど手こずった。

 予想通り収穫量は例年の6.4掛けという大幅ダウンだが、我が家族と義父家族がどうにか向こう1年間を過ごせるだけの量は確保できたので、天の恵みに感謝しなければならない。
 長男は午後3時から出勤し、明日も一日県知事選挙の特別報道態勢で多忙を極めるので、収穫祭(食事会)は後日改めて、三男家族も交えてすることにした。次男と弟宅にはライスセンターから玄米が上がる11月中旬を待って届けることにしよう。

 職業を問われたら胸を張って「農業です」と言えるだけの米を、来年こそは作りたいと今から捲土重来を期している。
コメント (2)
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