先日、小学3年生と1年生の孫を預かり、宿題である教科書の本読みをかみさんが聞いてやっていた時のこと。傍で聞くともなく聞いていたのだが、その内容に感心し思わず手に取って読み返した。
あまんきみこ作「ちいちゃんのかげおくり」である。ネットで調べると、同作品は小学館文学賞を受賞、他にも日本児童文学者協会新人賞や旺文社児童文学賞、野間児童文芸賞など数々の受賞歴がある。教科書によく使われるそうだ。道理で耳に留まるはずだ。
内容は『お父さんが出征する前の日のこと。先祖のお墓参りに行った帰り道、ちいちゃんのお父さんは家族に「かげおくり」の遊びを教えてくれた。影法師をじっと見つめて10数え、数え終えたらすぐ空を見上げると影がそっくり空に映って見えるという。ちいちゃんとお兄ちゃん、お母さん、お父さんは4人で「かげおくり」をした。影法師は、まるで記念写真のように空に映った』というもの。
残像現象を教えつつ、平和教育についても示唆に富んだお話で、悲しくも考えさせられることの多い秀作である。
内容もさることながら、小学3年生の国語で漢字がこんなに沢山出て来るのかと驚かされた。同時に昨今の教育現場にいかに疎いかを恥じ入る次第。果たして自分の頃はどうだったのか記憶が定かでない。
あまんきみこ作「ちいちゃんのかげおくり」である。ネットで調べると、同作品は小学館文学賞を受賞、他にも日本児童文学者協会新人賞や旺文社児童文学賞、野間児童文芸賞など数々の受賞歴がある。教科書によく使われるそうだ。道理で耳に留まるはずだ。
内容は『お父さんが出征する前の日のこと。先祖のお墓参りに行った帰り道、ちいちゃんのお父さんは家族に「かげおくり」の遊びを教えてくれた。影法師をじっと見つめて10数え、数え終えたらすぐ空を見上げると影がそっくり空に映って見えるという。ちいちゃんとお兄ちゃん、お母さん、お父さんは4人で「かげおくり」をした。影法師は、まるで記念写真のように空に映った』というもの。
残像現象を教えつつ、平和教育についても示唆に富んだお話で、悲しくも考えさせられることの多い秀作である。
内容もさることながら、小学3年生の国語で漢字がこんなに沢山出て来るのかと驚かされた。同時に昨今の教育現場にいかに疎いかを恥じ入る次第。果たして自分の頃はどうだったのか記憶が定かでない。