てすさび日誌

哀しき宮仕えを早期リタイアし、“サンデー毎日”のomorinが生活の一コマや雑感を認めた日誌です(2005/4/20~)

忘却曲線

2006-02-28 19:06:57 | 暮らしと生活
 さすがに昨日は、ギター練習を一日休んだ。そして今日は気を取り直し、再開してびっくり。この数カ月間は文化祭の課題曲含めて4曲に絞り込んで練習をしていた。
 かみさんに促されて、それ以前の練習曲を弾きかけたところすっかり頭から抜けていた。暗唱していたはずの楽譜がスラスラと弾けない。以前のように見ないで弾けるところまで戻るのにしばらく時間を要した。わずか2、3カ月の空白が招いた結果に愕然とした。

 それもそのはず。エビングハウスの「忘却の曲線」というのがある。 19世紀のドイツの心理学者、ヘルマン・エビングハウスが証明したもの。
 彼の実験によると、学習直後100%覚えていたものが、20分後には58%しか覚えていない。つまり、42%はすでに忘却しているということになる。
続いて、1時間後には56%を忘却。
9時間後には64%を忘却。
1日後には74%を忘却。
1週間後には77%を忘却。
1カ月後には79%を忘却し、21%を覚えていたという。

 「人間は忘却の動物である」と、つくづく思い知った。ある意味ではこれ自体はすばらしい能力なのだが、ギターをマスターする上では、“忘却曲線”をしっかりと理解して、反復練習しないといけないようだ。
コメント
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