てすさび日誌

哀しき宮仕えを早期リタイアし、“サンデー毎日”のomorinが生活の一コマや雑感を認めた日誌です(2005/4/20~)

自戒と反感

2006-02-10 16:32:06 | 暮らしと生活
 明日からの二男宅行きに備えて買出しをした帰り道で“ネズミ捕り”に捕まった。直前にスピードの出し過ぎを助手席から諌められていたにもかかわらず。今から思うに対抗車線の車の流れが、いつもに比べて遅かった訳だ。
 反則金とは手痛い出費だが、明日高速道路を走るに先立って“お守り”を買ったつもりで、即納めた。このところの慢心を自戒する好機となり、スピードの出し過ぎに警鐘を鳴らされたことに感謝している。
 奇しくも今日は親父の月命日だ。草葉の陰から私に自重を促すメッセージを送ったのかも知れない。

 ただ一方で釈然としない気掛かりなことがある。それは交通取締りのやり方である。物陰に隠れて待ち構える“ネズミ捕り”とは如何なものか?
 事故防止が第一目的ならば、違反頻度の多い所へ制服姿で立って指導するだけで十分威力も効果もあると思えるのだが……。単なる点数かせぎ?
 今日の警察の対応を見る限りは「反則金徴収」が一義的な目的としか受け取れない。スピード違反に関する、さしたる警告・注意、指導、お咎めなどは一切ない。スピードレーダーでの測定値を付きつけて有無を言わせず違反を認めさせて、たんたんと事務的に反則キップの処理を進めるだけ。
 「急いでおられたんですか?」「今までに反則金を納めたことがありますか?」「納付の仕方は分かりますか?」「納付が済めばこの反則キップは処理されても構いません!」と、終始反則金のことだけを優先して放免。裏を返せば法律違反を犯しても、金次第で罪は問わないと言うこと。
 なるほど、反則金が信号機や道路標識の拡充など交通行政に寄与しているのであろうが、これは別次元の話だ。

 警察官のモラル向上とイメージアップが叫ばれる中、もっと親しまれるおまわりさんに心がけて欲しいと願うものだ。事件事故を未然に防ぎ、国民の治安を守るのが警察の仕事なら、もっと他に取り組まなければならないことが一杯あるはずだ。逆恨みと言われるかも知れないが、警察に対する敵対心と、後味の悪さが残った。

コメント
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