弥生会館とは、旧国鉄の共済組合が福利目的で運営していたホテルです。
全国に9か所ありましたが運営主体はいろいろあり最終的にはJR各社に売却、
その後は閉館が続き現在も営業を続けているのは札幌弥生会館(現・ホテルさっぽろ弥生)だけになっています。
ちなみに9か所は札幌、仙台、東京、芝、名古屋、京都、大阪、広島、小倉です。
札幌弥生会館は2003年に「ホテルさっぽろ弥生」にリニューアル、
スーパー銭湯の「極楽湯さっぽろ弥生店」を併設し営業を続けていましたが、
老朽化によりホテルと極楽湯ともども今年8月31日で閉館することが発表されました。
私は極楽湯は手稲店(今年7月31日閉店)と共に時々利用していました。
手稲店、閉店前に行ってみなければ。
実は弥生会館が極楽湯を併設しリニューアルしたときには驚きました。
ホテルとしては立地は中途半端、建物も古く遅かれ早かれ閉館するものと思っていました。
それがスーパー銭湯を併設しリニューアルオープンだというのですからビックリ。
スーパー銭湯であれば立地は関係ない、客もそこそこ入っていたので安心していました。
それが老朽化を理由に閉館、わずか18年の営業で終止符を打つことになりました。
何としても都心部の不動産を最大限活用したいというJR北の切羽詰まった現状がわかります。
それはともかく、国鉄時代から続いていた弥生会館の歴史はこれで完全に途絶えます。
また一つ、国鉄の名残が消えることになりました。
しかしよくぞここまで、札幌が残っていたもんだ。
JR北海道、大したもんだよ…。
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