紋別市の中心地を走る市内バス路線。
現在は“北循環線”と“南循環線”(通称・KURURI)の2路線が、北紋バスにより運行されています。
これは従来あった市内路線の赤字が増大したために路線を集約、
運行ダイヤや経路の効率化を図ったものです。
乗客数の減少により合理化される地方都市のバス路線の典型、です。
では以前の市内路線はどうだったか、都市構造を見ながらその歴史を振り返ってみましょう。
紋別市街地を走る市内路線は昭和50年頃まで、“市内線”と“山手線”の2系統でした。
“市内線”は紋別南高校を出て本町、渚滑を通り日缶まで、国道238号線を走っていました。
南高あたりは職安や警察署、本町は繁華街、
北浜町あたりは水産加工場やカーディーラーなど、そして渚滑はまた市街地。
“山手線”はやはり紋別南高校を出て山の手に広がる住宅街を通り幸町から落石町までの路線。
沿線には道立病院があり幸町には紋別駅、市役所、大きな病院、そして落石町には紋別北高校が。
この2路線が近接する旧紋別駅前あたりでは両路線は歩いて1、2分ほどしか離れていませんでした。
この頃まで紋別の市街地はほぼこのバス路線内にあり、その外側が郊外でした。
紋別駅前を中心とする商業ゾーン、隣接して工業ゾーンや公的機関、それをとりまく学校や住宅街。
住居も職場も、買い物も公共施設もこのエリアで完結していたのです。
それらを効率よく結んでいたのが、紋別の市内路線バスだったのです。
続く
現在は“北循環線”と“南循環線”(通称・KURURI)の2路線が、北紋バスにより運行されています。
これは従来あった市内路線の赤字が増大したために路線を集約、
運行ダイヤや経路の効率化を図ったものです。
乗客数の減少により合理化される地方都市のバス路線の典型、です。
では以前の市内路線はどうだったか、都市構造を見ながらその歴史を振り返ってみましょう。
紋別市街地を走る市内路線は昭和50年頃まで、“市内線”と“山手線”の2系統でした。
“市内線”は紋別南高校を出て本町、渚滑を通り日缶まで、国道238号線を走っていました。
南高あたりは職安や警察署、本町は繁華街、
北浜町あたりは水産加工場やカーディーラーなど、そして渚滑はまた市街地。
“山手線”はやはり紋別南高校を出て山の手に広がる住宅街を通り幸町から落石町までの路線。
沿線には道立病院があり幸町には紋別駅、市役所、大きな病院、そして落石町には紋別北高校が。
この2路線が近接する旧紋別駅前あたりでは両路線は歩いて1、2分ほどしか離れていませんでした。
この頃まで紋別の市街地はほぼこのバス路線内にあり、その外側が郊外でした。
紋別駅前を中心とする商業ゾーン、隣接して工業ゾーンや公的機関、それをとりまく学校や住宅街。
住居も職場も、買い物も公共施設もこのエリアで完結していたのです。
それらを効率よく結んでいたのが、紋別の市内路線バスだったのです。
続く