“経済再生”を打ち出す前に、こういう国家にする、という「国家像」を示すべきである。枝葉末節の場当たり的政策の羅列では腑に落ちない。では「経済再生」の全体像を示そう。経済政策の司令塔はミクロとマクロの二面から成立する（官邸、与党）・・・
●経済財政諮問会議
・マクロ経済政策の司令塔→経済財政の中長期的な方針を策定
・内閣府設置法で規定
・首相、閣僚（５人）民間議員（４人）日銀総裁の計１０人で構成
●日本経済再生本部（下部に＜産業競争力会議＞を置く）
・ミクロ政策の司令塔→経済再生に向けた成長戦略を検討
・閣議決定で設置
・全閣僚で構成
●産業競争力会議（「日本経済再生本部」の下に置く）
・成長戦略の具体策を経営者やエコノミストが提案
・経済関係閣僚、民間有識者を合わせた１５人で構成
※企業の国際競争力向上を支援するらいがある。政府の「成長戦略」をまとめている「産業競争力強化法」も制定している。
※民間現場の経験則を活用する狙いがある（「産業競争力会議」）
※事務局は内閣官房が務める
※官邸主導でデフレ脱却と円高是正を目指す