世界一健康長寿のニライの風来坊

豊饒を齎す理想郷は海の彼方の蓬莱島!ニライの島夢郷!!その桃源郷を求めて南の風来坊は今日も迷走する。

軍歌「戦友」を聴いての感想!

2012年03月23日 | Weblog

やはり物悲しい。軍歌は勇ましい調べが殆どだが意図的か無意図的かは別に悲しい悲壮感に満ちた軍歌も好んで歌われた様である。それが人間の本来の情ではないのかと私もそう思った。生きるか死ぬかの瀬戸際では親を想い、子を想い、妻や兄弟姉妹、家族の事を想いながら参戦する。過酷な戦地では特に悲壮感に駆られながら軍律に従って参戦する。それが戦時中の普通の軍人の生き様であった様に思う。戦友の一人が敵の砲弾に倒れた。行軍で移動を命じられた友はそのまま見捨てて行かれようか、と悩む。でも軍律厳しい中なれど・・・と歌詞にある様に後ろ髪を引かれる思いで友を置き去りにして去っていく。戦い終えて友の倒れた戦地に戻ってみたが友は既に息絶えていた。死んだ友の時計を彼の家族に届けようと決心する。でも形見の時計だけがコチコチと鳴っている。物悲しさが、ひしひしと伝わる。故郷日本の友の家族に届けようとするその心情がひしひしと伝わってきて胸に迫る。どう説明し友の死を家族に告げようかと思案する。その心情が痛い程よく分かる。“戦争は絶対、やってはいけない”・・・ありふれた文言だが、やはり戦争はしてはいけない。平和こそ人類の究極の願いである、と、この軍歌「戦友」からも聴き取れた。・・・以下は、「戦友」を聴いた方々の感想を認める。

※追伸:感想・・・
① 大正生まれでこの戦に参戦せざるを得なかった亡父がよく唄っていた。泣けてくる。日本の軍歌って悲しい曲が多いですね。やっぱり平和が一番ですね。
② 今でも世界中で戦争やっているけど・・・歌詞が戦争の悲惨さを伝えている。この歌は戦時中、禁歌だったらしいです。歌詞が陸軍省に気に入られなかった。要は歌詞が勇ましくなければ、駄目なんですね。
③ 「戦友」を聴くと何故だか泣けてくる。少女時代を軍歌の中で過ごしたからか、あがらえない時代の中で戦争に行かなくてはならなかった普通の人達に思いを馳せると良い悪いとは別にして辛さがこみ上げてくる。私にとって祖母の記憶とはこの歌です。戦前教師をしていた祖母が、私が小さなころよく歌っていました。今でいう認知症を患っていた祖母が毎日涙を流しながら歌っていた頃を思い出します。
④ 戦争という行為の後ろには、いろいろな思いがあるのだとおもいます。戦争はするべきではない。だからこそ過去の戦争で散っていった英霊方に感謝して毎日を一生懸命生きていかなければならないのだ。