世界一健康長寿のニライの風来坊

豊饒を齎す理想郷は海の彼方の蓬莱島!ニライの島夢郷!!その桃源郷を求めて南の風来坊は今日も迷走する。

原発企業の電力不足の再稼働理由は崩壊!

2012年03月13日 | Weblog

原発設置自治体からの悲痛な拒否反応を無視しての再稼働は頓挫した。識者は口を開けば、「原発廃止の方向は正しい」と反対者に歩み寄る。異口同音に“でも・・・”、と続く。経済界や産業界に配慮してかも知れないが、“原発廃止した直後からの電力供給は、どうするのか”、と自問反論?!ともつかない曖昧な玉虫色の論評をする。だから国民も二の足を踏む。“原発 断固廃止!”を明確に打ち出し、然る後の<現実的対応策>を示すべきである。他方、原発企業の夏場の電力不足に備える、との理由も成り立たたなくなった。実際、国民は節電した。その結果、実働供給以上に電力は余った。原発再開の理由は無くなった。膨大な電力を必要とする企業も苦労して、知恵を絞って、節電したからこそ余剰電力がでた(一般家庭も節電したからである)。火事場の馬鹿力ならぬ非常事態に備えたからである。原発企業のコスト面の有利性も崩壊した。“原発は安い”の神話は崩れた。・・・話を元に戻すと、今回の大地震・大津波の天災対応が後手、後手にまわり人災となった。それで被害は増幅した。・・・別面、設置に賛成した地方自治体への地方交付金も明確に提示して、被害の総体(~被害後の個々の総計をも含めて)と比較して、どうなのか、も検証すべきである。原発で発生した廃棄物の処理をどうするのか、遅まきながら政府は地方自治体に受け入れを義務づける法案を用意した。使用済核燃料の貯蔵も危険が伴う。その処理も必須である。そういう諸々の山積する問題をどう処理するのか、が今後の必須の課題になる。即ち、原発廃止後の電力供給をどうするのか、の命題が問われている。エコ再開エネにシフトして、それこそ日本人の全知恵を結集して、そういう課題に取り組む姿勢が問われている。

※付記:太陽光発電、火力発電、地熱発電、水力発電、風力発電等々・・・技術王国日本のお家芸の再登場が待たれる。“窮すれば道は拓ける”。石油危機以来、数多の国家的危機を乗り切ってきた。打開してきた。そういう底力を日本は持っている。大いに期待したい。