秋田マニア愛好会 (秋田県が好きであり、川反を元気にする団体)

一日一日を大切にし、暮らしや経済を活性化させることを1つの目的とする。

東北新幹線の全線開通は24日前後

2021-02-15 04:36:27 | 日記
 13日23時過ぎに福島県沖を震源とする最大震度6強の地震が発生した。死者は出なかったものの、負傷は100名を超えた。営業店舗や工場では稼働できないケースも出ている。

 現在、東北新幹線の那須塩原-盛岡間で不通となっている。線路上の電柱が折れたことにより、走行できなくなっている。秋田、山形新幹線はこの影響を受け、東北新幹線の区間には乗り入れできない状態となっている。

 JR東日本は東北新幹線の全線開通を24日前後になると発表している。線路上の鉄柱が折れたことで、付近の走行はできないのである。

 現在、大学受験のシーズンである。多くの私大では入試を行っている。25日からは国公立大学が一斉に二次試験を実施する。東北新幹線などが運休を続ければ、新幹線での移動ができなくなる。受験は一生を左右するものであり、代替交通機関の確保にエネルギーを注ぐこととなる。

 今回の地震発生により、新幹線に不通区間が発生した。普段はライバルの交通機関である航空や高速バスが増便や臨時便を出すことで、移動したい人が移動できるような態勢を構築することも必要だ。

 今年の場合、新型コロナウイルスの感染拡大により、交通機関の利用率は低迷している。余剰感のある機材やバスをやりくりすることで、増便や臨時便を出すことは可能である。事業者側としても、所有している機材を有効活用することで、売上の確保につなげやすい。

 今回の新幹線が不通になったことで、政府や交通事業者がどのような対応を取るのか、注目される。

宇都宮のLRT、開業が1年先へ

2021-02-15 04:18:31 | 日記
 宇都宮市と芳賀町が進めている次世代型路面電車(LRT)は当初の予定では2022年3月の開業予定であった。しかし、工事が遅れているため、1年ほど先送りになることとなった。23年3月に開業予定となるが、微妙な状況である。

 宇都宮LRTは宇都宮駅東口から清原工業団地を結ぶ路線である。道路上に軌道を設置する区間と専用軌道の区間が混在する。このように工事方法が混じっていることで、工事が複雑になることとなる。工事区間には路盤が弱い場所があり、補強工事が必要となった。

 地下の埋設物の補償や用地取得の交渉も必ずしも順調とはいえないという。新型コロナウイルスの感染拡大により、交渉における回数が減ることで、当初の予定よりも遅く進展しているという。

 宇都宮市はLRTの工事費を450億円と試算していたが、最大200億円増額になるという。路盤補強工事に100億円、停留場などのバリアフリー対策に50億円、電気やガスなどの地下埋設物の補償に35億円が必要だという。路盤の弱さは実際の工事してから、判明した可能性もあり、致し方ないとしても、バリアフリー化や地下埋設物の補償は当初から予見できる予算である。予算の見込みを甘さを追及されても、不適当ではない。

 LRTの工事進捗状況は順調とはいえない。開業まで1年前だと軌道がきちんと見えていても、不適当ではない。にもかかわらず、はっきりとした軌道が見えているとはいえない。20年10月でも行政側は工事は順調に進んでいると説明している。

 開業時期が1年程度先送りとなり、工事費が200億円程度増額となる。予定外のことではあるが、きちんとした説明が行政側には求められる。このような甘い見通しだと開業後の黒字計上も簡単には進まない可能性が高い。赤字経営だと行政が補助金で補てんする可能性が高い。