秋田マニア愛好会 (秋田県が好きであり、川反を元気にする団体)

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苫小牧市がカジノ誘致に意欲

2021-01-20 04:22:43 | 日記
 苫小牧市は北海道の道央部に位置し、南側は太平洋に面している。北海道の空の玄関・新千歳空港や道都・札幌市にも近く、利便性が高い都市である。本州とのフェリー航路もあり、高速道路も通っている。同市はパルプ・製紙工業で栄え、道内では数少ない元気がある都市である。

 同市はカジノを含む統合型リゾート施設(IR)の誘致に意欲を示している。申請主体は北海道となる可能性が極めて高いが、同市は国内での誘致申請に名乗りを挙げるよう、促している。

 2020年に入り、新型コロナウイルスの感染拡大により、経済への悪影響は大きく、各種経済指標は軒並みマイナスを示している。北海道各地への観光入込客数は大幅減少し、観光関連業では大幅な売上減となり、事業継続に支障を来たしているケースが少なくはない。訪日観光客(インバウンド)は政府の入国制限もあり、ほぼゼロとなり、訪日客の比率が高い観光関連業ほど、悪影響を受けている。

 同市がカジノを含むIRへの誘致に意欲を示すのは、決して悪いことではない。国内の人口は減少傾向であり、合わせて少子高齢化が進んでいる。街ににぎわいを生じさせ、経済を活性化するには新たな産業の構築や施設整備も決して悪いことではない。

 しかし、多額の費用を要することが問題である。同市は北海道や政府と連携を取りながら、IRを整備したい意向である。国内候補地に選ばれる場所は3ヶ所であり、他の候補地との競争、選考となることは確実である。

 カジノの場合、いわゆるギャンブル依存症の問題も重要である。ギャンブル依存者を極力減らし、浪費や自己破産に至る人を極力減らし、健全な施設運営が必要であることは言うまでもない。

 同市が国内での選考地へ選ばれる可能性は低いものの、立候補してみることは決して悪いことではない。