秋田マニア愛好会 (秋田県が好きであり、川反を元気にする団体)

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五戸高校が2020年度に募集停止に

2018-03-24 04:28:02 | 日記
 青森県教育委員会は2016年度に公立高校再編案を作成し、各地区や廃校される予定である高校がある地区で説明会を実施し、公立校の統廃合を進める計画を策定し、実施しようとしている。

 同計画案は五戸高校を除き、統廃合案は了承された。五戸町は五戸高校を1、2年の間で県立ではなく、町立か組合立、あるいは私立高校での運営を目指していたが、断念することとなった。

 同高校の維持管理には年間1億円以上の経費がかかり、同町の財政負担に耐えうるものではなかったのである。また私立高校を運営する2つの学校法人に運営を打診したものの、断られた経緯がある。

 同高校はかつてサッカーで全国大会へ出場し、プロ選手を輩出したことはあったものの、他にスポーツや文化活動での実績は乏しい。また勉学のほうではとても優秀とはいえず、何をやっているのか、正直なところ、わかりにくいものがある。地元の生徒の受け皿的な存在であり、地元の「仲良しグループ」で終わるのであれば、問題はないのであるが、公立高での運営には限界がある。

 また少子化や人口減少により、同高校への進学希望者が減少していることが大きい。受験者数が少なければ、コスト削減を目指す県教委は統廃合に踏み切るのはある意味、当然のことである。

 もし本当に地元の公立高を残したいのであれば、県教委が策定する統廃合案が出される前に動かなくてはならない。先を読んだ戦略で動くことで、存続を要望するという手法である。

 町村部の場合、地元高校は町のシンボル的存在であり、一定の地域貢献もしている。地元プロパーの人材は必要であり、地元で長く生活し、地元を支える人材は必要であり、それが人口定住につながり、ひいては地元経済を活性化することとなる。