大合唱
2019-08-26 | 菜園
気温も秋を思わせるようになってきたと同時に、スズムシの大合唱が聞かれるようになりました。毎晩何匹かが、脱皮後、白い羽に身を装いオスの成虫に成っていきます。初めは縮んでいた白い羽も時間が経つにつれて大きく広がります。その後羽の色は最終的に黒くなり立派なオスのスズムシの誕生です。その大きな左右の前羽をこすり合わせることで、あの綺麗な鳴き声を聞けることになります。ところで前羽があるということは後羽もあるはずですが、後羽はどこに隠しているのでしょうか。スズムシは飛ぶことを止め、地上を歩くことにしたようです。その為飛ぶための後羽は、5~7日後には体から落ちてしまいます。中には落ちないで、たたんだ状態のままでいる個体もいるようです。秋の夜長、酒を片手に静かにスズムシの鳴き声を聞くのも乙なものです。