ホルモン屋徒然草~珍しホルブロだ

新米ホルモン屋の親爺の日々。ホルモンのこと、店の出来事、周辺の自然や話題。

やまや 下の橋あたり

2008-03-12 00:08:56 | 第1紀 食べる・飲む
久しぶりに、下の橋のそばの「やまや」へ蕎麦を喰いに行く。
前に何度か訪れたことがあるが、改装してからは今日がはじめて。



木のいい雰囲気のドアを開けてすぐのテーブルにつく。
奥にも何テーブルかありそうだが(店員が「八番さん」とか言っていたから)、手前は四人掛けが一つと、二人掛けが三つ。
その空いていた、たぶん三番テーブルへ座る。

テーブルに置かれたメニューを見て、やはりお手軽な価格にわくわくする。
予習として「食べログ」を見ていったからだいたい想像はついていたが、改めてメニューを目の前に見るとお手軽感の訴求力が強い。

メインの「もり」「かけ(冷・温)」が367円!!
「挽きぐるみ」「さらしな」「韃靼(だったん)」を選べる。

サイドと言ったらいいのか、トッピングと洋風に言ったらいいのか、付けあわせといったらいいのか、「おそばの友に」が何品かある。

天ぷら皿       367円
季節のかき揚げ   367円
ゲソ天        210円
にしん煮付      367円
月見いも       157円
おろし         52円

ごはんやおにぎりもある。

迷う。
迷ったが、「韃靼のもりと、さらしな(店員のオススメ)のかけに月見いも」を注文。
大賑わいだから多少の時間はかかったが、目の前の厨房のきびきびした様子を拝見しながら、いい緊張感だなあと感心する。

韃靼は、もう一軒の贔屓にしているところよりかなり綺麗な蕎麦だった。
独特の風合いと香りがあるが、思いのほか細切りの蕎麦はするりと喉に入る。
値段が値段だから大盛りではないが、蕎麦屋としては良心的な量だ。
コストパフォーマンスと言うより、手っ取り早く言えば「量(ボリューム)」は私の外食の価値観の重要な位置をおさめるが、ここはとてもいい。

さらしなのかけも上品。
かけは藪系の蕎麦を好むが、これもなかなかいい。
つゆに感心、どくどく、蕎麦に感心、するするとしている間に、月見いものことを忘れていた。
ねばりっけの強い真っ白な芋と、黄身だけの卵を椀に流し込み、すする。
椀の中がさらに贅沢になる。

蕎麦湯は韃靼だ。
とても香り高く、適度に蕎麦っけがあり、そしてたっぷり。
このたっぷりがいいが、さらにお品書きに書いてある「蕎麦湯はおかわりしてください」の一言が嬉しい。
そばつゆをいれ一杯、わさびで一杯、ねぎで一杯、生で一杯、最後のどろりを一杯。
とても幸せな締めくくりである。
  (参考:他の方のブログ、雰囲気が伝わりそう

多分、通う。
店から、駐車場を抜ける、ショートカット(近道)も覚えたし、こりゃ、確実に通う。
以前は、板そばとか三色そばみたいなのがあったと記憶しているが、まあこの品書きで十分でしょう。
次は挽きぐるみと、そばアイス、季節のかき揚げかゲソ天を。
ああ、それとにしん煮付に冷やで一杯やりますかな。

腹ごなしと出掛けに従業員に頼まれた豆腐二丁を求めに「下の橋」を渡り探索へ。



南から北上して市内に入るときはいつもとおる道だが、歩いたのは初めて。
橋から盛岡駅方向を眺めると巨大なマンションがそびえたっている。



下町風情が残る通りだが、以外に商店が少ない。
なぜか古くからあるパチンコ屋と、魚屋、化粧品屋、最近できたコンビニ、そして今日は閉まっていたが不思議なレトロ感漂う中古屋(?)とパーマ屋(表現が古い!!)、そうそう噂の「スコッチハウス」も橋の交差点の角にある。

小さい公園があり、新渡戸稲造の銅像がある。
こういうこざっぱりした公園がある町はいい。



しかし、求める豆腐は無く、やはりカワトクまで戻ることに。
カワトクには「立派」な豆腐しかなく、高くつくよねというのが本音。

下町、街中、どちらにも適当な距離に小さい食品店が無い。
これが「をかしら屋盛岡大通店」の悩みかな。
大通に残るのは、なぜか八百屋さんが三軒も元気に。
肉屋、総菜屋、パン屋、小さいケーキ屋あたりが欲しいね。
などと考えながらの帰り道。
温かくなり、これからは行動半径が広がりそう。
いや、てくてく散策して運動しなけりゃ。

と言いながら、そばで一杯の腹に、こら~麺と牛丼のまかないが待っていた。
しかし、これもおいしくペロリ。
僕はどうなっていくんだろう。

どんとハレ。