若い友人の門出のお祝いの会を催す。
といっても、男二人で色気がないのではあるが。
いろいろお世話になっているし、私の知らない世界(業界や人)や店も多く紹介していただいたから、やはりきちんと送り出さねばと店を一時(いっとき)、従業員に任せ、さあどこに行こうかな。
なんせ、盛岡の飲食店のことはあまり知らない。
少し前に、「夢見るピノキオ」で見たイタリアンの店があったな。
確かカウンターだけの店で、肩の凝らない感じだったねと。
この「肩の凝らない」というのが、私の店選びの中で重要なポイントを占める。
不作法であり、堅苦しい雰囲気が苦手だから、かしこまったお店や高級店、おしゃれな店などはどうも敬遠したい方だ。
ワイングラスをまわして香りをかぎすぼめた口でテイスティングしたり、ナイフやフォークできれいに料理を口に運ぶなんぞ、わたしにゃできません。
おまけに大枚はたくなんてね。
「ピノキオ」を参考にホテルカリーナ脇の通にある店にたどり着く。
階段を上がりすぐ右の木製ドアを開ける。
カウンター数席のこじんまりとした、こぎれいな店だ。
本町の吉田さん(ワインとチーズの店)のブログにもあるように、きさくなご主人と女性が一見さんの私をやさしく迎えてくれる。
店の名は「il compleanno(イルコンプレアンノ)」。「誕生日」を意味する名前なそうです。
カウンター脇のでかいメニューボード(これいいね!!)から何品か選ぶ。
居酒屋風のメニューがとてもいい。
突き出しのホタルイカが生ビールにとてもあう。
つい、お代わりを頼みそうになるが、他の料理も食べたいのでがまん。
マグロのカルパッチョや、前菜盛り合わせ、ほっけを使ったメニューを頼む。
ワインはハウスワインをボトルで。
前菜盛り合わせのレバペースト(パテ?)が良かった。イタリアンオムレツもできればもっと「量」を食べたかったな。
自宅でもオリーブオイルを常用するオリーブ好きだから、イタリアンは嬉しい。
なんでもオリーブオイルをかけただけでおいしく感じる。
できればパスタで仕上げたかったが、次へ回そう。
この店はまた来たい店だから。
店主と軽い会話を交わしながら次の河岸へ。
後輩が通っているという、すぐそばにあるバー「ニート」へ。
実はここは、ネットで何回か見て気になっていた店だ。
釜石出身の若い店主と奥さん(かな?)が、ここも自然体の気取らないやさしさで応対してくれる。
いつもの「ボウモア」の変わり種、ドイツ向けボトルとかいうのをみつけて頼む。
「ボウモア」もカシク樽のとか、何種かある。
えっ、「ハートランド」の生が置いてある。
うちの店では瓶を置いてあるが、実は生を置こうか真剣に悩み、キリンさんに相談したりしていた。大好きなビール銘柄である。
しかし、店に戻ることを考えて、ここはぐっと我慢。
次回に回そう。
ここもいい店だった。
空気がいい。流れがいい。静かに流れる柔らかな時がいい。
少し予定より長居して、店に戻る。
今夜訪れた店と、つい比較する。
最初の店は開店が一カ月遅いだけの新しい店。
でも、しっかりと店の主張が、いや個性が現れていた。
「店」になっていた。
さあ、どうだろう、ここは。
少しだけ酔った頭を切り換えて、店内を眺める。
カウンターに座る。厨房をみる。
少しは「店」になってきたのだろうか。
答えを探していたら、チリンと入り口の戸の鐘が鳴り、常連さんが顔を出す。
「いらっしゃいませ」。
さあ、仕事だ。
といっても、男二人で色気がないのではあるが。
いろいろお世話になっているし、私の知らない世界(業界や人)や店も多く紹介していただいたから、やはりきちんと送り出さねばと店を一時(いっとき)、従業員に任せ、さあどこに行こうかな。
なんせ、盛岡の飲食店のことはあまり知らない。
少し前に、「夢見るピノキオ」で見たイタリアンの店があったな。
確かカウンターだけの店で、肩の凝らない感じだったねと。
この「肩の凝らない」というのが、私の店選びの中で重要なポイントを占める。
不作法であり、堅苦しい雰囲気が苦手だから、かしこまったお店や高級店、おしゃれな店などはどうも敬遠したい方だ。
ワイングラスをまわして香りをかぎすぼめた口でテイスティングしたり、ナイフやフォークできれいに料理を口に運ぶなんぞ、わたしにゃできません。
おまけに大枚はたくなんてね。
「ピノキオ」を参考にホテルカリーナ脇の通にある店にたどり着く。
階段を上がりすぐ右の木製ドアを開ける。
カウンター数席のこじんまりとした、こぎれいな店だ。
本町の吉田さん(ワインとチーズの店)のブログにもあるように、きさくなご主人と女性が一見さんの私をやさしく迎えてくれる。
店の名は「il compleanno(イルコンプレアンノ)」。「誕生日」を意味する名前なそうです。
カウンター脇のでかいメニューボード(これいいね!!)から何品か選ぶ。
居酒屋風のメニューがとてもいい。
突き出しのホタルイカが生ビールにとてもあう。
つい、お代わりを頼みそうになるが、他の料理も食べたいのでがまん。
マグロのカルパッチョや、前菜盛り合わせ、ほっけを使ったメニューを頼む。
ワインはハウスワインをボトルで。
前菜盛り合わせのレバペースト(パテ?)が良かった。イタリアンオムレツもできればもっと「量」を食べたかったな。
自宅でもオリーブオイルを常用するオリーブ好きだから、イタリアンは嬉しい。
なんでもオリーブオイルをかけただけでおいしく感じる。
できればパスタで仕上げたかったが、次へ回そう。
この店はまた来たい店だから。
店主と軽い会話を交わしながら次の河岸へ。
後輩が通っているという、すぐそばにあるバー「ニート」へ。
実はここは、ネットで何回か見て気になっていた店だ。
釜石出身の若い店主と奥さん(かな?)が、ここも自然体の気取らないやさしさで応対してくれる。
いつもの「ボウモア」の変わり種、ドイツ向けボトルとかいうのをみつけて頼む。
「ボウモア」もカシク樽のとか、何種かある。
えっ、「ハートランド」の生が置いてある。
うちの店では瓶を置いてあるが、実は生を置こうか真剣に悩み、キリンさんに相談したりしていた。大好きなビール銘柄である。
しかし、店に戻ることを考えて、ここはぐっと我慢。
次回に回そう。
ここもいい店だった。
空気がいい。流れがいい。静かに流れる柔らかな時がいい。
少し予定より長居して、店に戻る。
今夜訪れた店と、つい比較する。
最初の店は開店が一カ月遅いだけの新しい店。
でも、しっかりと店の主張が、いや個性が現れていた。
「店」になっていた。
さあ、どうだろう、ここは。
少しだけ酔った頭を切り換えて、店内を眺める。
カウンターに座る。厨房をみる。
少しは「店」になってきたのだろうか。
答えを探していたら、チリンと入り口の戸の鐘が鳴り、常連さんが顔を出す。
「いらっしゃいませ」。
さあ、仕事だ。