今夜(といっても3月17日)のまかないは、「焼きそば」だ。
週に一回は焼きそばを食べたい。
無性に食べたくなる焼きそば。
通勤途中に、線路を過ぎ、「ファル上田店」に寄る。
多くの店が「ユニバース」に名を変えても、さすがに「むらかみスーパー」時代からのドル箱、上田の店は「ファル」のままである。
大きな改装後もこの名が残って、何か一安心した思いがある。
私が営業マン時代、岩手は地元スーパーの「協同組合ベルマート」グループが健在で(もちろんいまもそうではあるが)、大手量販店が入ってこない無風地帯を築いていた。
両巨頭の「いちのへストア」は「ジョイス」に、「むらかみスーパー」は「ファル」に名を変え、時代が変わった。
そして、「ファル」倒産。
そう言えば、東北の雄、「エンドーチェーン」や「亀屋」も姿を消した。
私の入った食品メーカーも昭和45年以降の量販店台頭に合わせて急激に売り上げを拡大した。
今のナショナルブランドの食品雑貨メーカーはほとんどそうであろう。
所得が上がり商品が伸びて、量販店という業態が拡大し、メーカーも伸長した。
そういう時代だった。
外食店でしか食べれないメニューが、「インスタント化」され家庭でもおいしくできるようになり、食卓のバラエティーが増えた。
庶民的なラーメンや焼きそばだって、一昔は中華そばやで食べるものだったと思う。
(話が大きくそれたので、急に戻そうと思うのだが・・・)
で、18で東京出るまではあまり口にしなかった「焼きそば」が、今では台所にカップのものが2・3個ころがって、いつでもお湯さえ沸かせば食べれるようになっている。
私の好みは、生麺ならやはり特売の「マルちゃん」。東洋水産だ。粉末ソースがいい。私も息子もこれだ。これ以外は認めんといいながら、今日のファルの焼きそばは知らないメーカー。でもなかなかいい。
カップめんは「一平ちゃん 夜店の焼きそば」。辛子マヨがいい。
最近、意外にはまっているのが冷凍麺の日清食品。乾めんの出来の悪いのより、冷凍麺のしなやかでコシの強い麺が私にはいい。マイブームになりかけている。
昔は袋麺だった。ブランドは忘れたが、今でも岩手のスーパーにはこれがある。
受験生時代はダルマストーブの上で袋麺のラーメンや焼きそばを炊いた。
焼きそばは薄い底の鍋で、すぐ焦げた。
このお焦げがうまかった。
熱いときはなかなかとれないお焦げも、冷めるととれやすい。
今でも中華鍋にこびりつくお焦げを相方や娘と奪い合う。
何でおいしいのかなと思うが、広島に行ってわかった。
焼きそばが乗っかる「広島風お好み焼き」だ。
やはり丸く長い麺だけでは満足感がいかないのだ。
小麦粉類の焼き焦げた、のべっとしたものが、ソースの甘じょっぱい汁を吸って、鼻孔もくすぐる。
これがいいのだ。
餃子も博多の一口餃子みたいに、羽根があるのがいい。
わざわざ片栗粉を溶かして仕上げるのもおつなものだ。
焼きそばといえば、紅生姜は欠かせない。
マルちゃんの焼きそばなら2~3袋分は一気に食べるから、いくら好きでもあのソースの甘さは口に残る。
それを紅生姜でさわやかにして、また焼きそばをかっこむ。
この繰り返しがいいのだ。
だから、我が「をかしら屋盛岡大通店」のT嬢も私の分の皿には紅生姜をどっさり入れてくれるのだ。
これを見よ。きょうのまかない焼きそばは、ファルで衝動買いしたコロッケ二種がついている!!。
カレーコロッケは、おじいちゃんが頑張ってかちゃかちゃ(ビニール容器)に詰めているのを遠目に見て衝動に駆られた。
そしてクリームコロッケは女性の店員さんが製造時間を見ながら値引きシールを貼るあとをつけて、さっとかごに入れたものだ。
賢いというよりスーパーの思うがままなのだが。
焼きそばは3食分が二つだから、一人ふた袋。
元気な従業員はこれにご飯をつける。
残念なことは、今日は目玉焼きがないことだな。
「焼きそば」には目玉焼きは欠かせないのである。
あの、たまごの黄身がぐちゅっと破れて、焼きそばに絡まるのがたまらなくいいのだ。
広島のお好み焼きも焼きそばと卵で仕上げるのがいいのだ。大阪よりうんといいのだ。
こういうときの卵は、特売にかかりづらいLLサイズがいいのだ。
おまけに二個もあれば大満足なのだ。
それからそれから・・・・。(文体がだんだん大げさに熱気がこもってきているのはご勘弁ください))
それからそれから、「焼きそば」には絶対、「コカコーラ」なのだ。
コーラの炭酸が甘ったるいソースをぬぐい、胃に刺激を与えて、次の箸を進める。
氷たっぷり、冷え冷えで大ジョッキーのコーラなのだ。
ついでに、カレーにはビール、ハンバーガーにもやはりコーラなのであるし、南部せんべいには牛乳、たこ焼きにはやはりコーラ、ケーキにはカルピス、チーズケーキにはカルピスソーダだよね!!
昔・・・・・。
むかし営業マンだったころ、新製品を渡された。
「ソバゲッティー」。
なんたる代物。
焼きそば味のインスタントスパゲッティなのか、スパゲッティ風の焼きそばなのか。
一度に二度おいしい、焼きそばとスパゲッティが一度の味わえる、なんて感じかな。
商談のバイヤーさんと、我が寮生には受けが良かったが、おしくもまもなく終売となった。
今でも記憶に残る名品の一つである。
(ほかに、記憶に残る名品は「パパンがパン屋さん」と「プルコレモン」かな)
ああ、書いている間に、さっきまでは甘いソースのゲップが出ていたのに、また家に帰ったら焼きそばでも食うかなと思ってきた私が書いた文章は、すでに2500文字を超え、原稿用紙6枚半分になろうとしている。
嗚呼、焼きそばよ。我が愛する、焼きそばよ。
週に一回は焼きそばを食べたい。
無性に食べたくなる焼きそば。
通勤途中に、線路を過ぎ、「ファル上田店」に寄る。
多くの店が「ユニバース」に名を変えても、さすがに「むらかみスーパー」時代からのドル箱、上田の店は「ファル」のままである。
大きな改装後もこの名が残って、何か一安心した思いがある。
私が営業マン時代、岩手は地元スーパーの「協同組合ベルマート」グループが健在で(もちろんいまもそうではあるが)、大手量販店が入ってこない無風地帯を築いていた。
両巨頭の「いちのへストア」は「ジョイス」に、「むらかみスーパー」は「ファル」に名を変え、時代が変わった。
そして、「ファル」倒産。
そう言えば、東北の雄、「エンドーチェーン」や「亀屋」も姿を消した。
私の入った食品メーカーも昭和45年以降の量販店台頭に合わせて急激に売り上げを拡大した。
今のナショナルブランドの食品雑貨メーカーはほとんどそうであろう。
所得が上がり商品が伸びて、量販店という業態が拡大し、メーカーも伸長した。
そういう時代だった。
外食店でしか食べれないメニューが、「インスタント化」され家庭でもおいしくできるようになり、食卓のバラエティーが増えた。
庶民的なラーメンや焼きそばだって、一昔は中華そばやで食べるものだったと思う。
(話が大きくそれたので、急に戻そうと思うのだが・・・)
で、18で東京出るまではあまり口にしなかった「焼きそば」が、今では台所にカップのものが2・3個ころがって、いつでもお湯さえ沸かせば食べれるようになっている。
私の好みは、生麺ならやはり特売の「マルちゃん」。東洋水産だ。粉末ソースがいい。私も息子もこれだ。これ以外は認めんといいながら、今日のファルの焼きそばは知らないメーカー。でもなかなかいい。
カップめんは「一平ちゃん 夜店の焼きそば」。辛子マヨがいい。
最近、意外にはまっているのが冷凍麺の日清食品。乾めんの出来の悪いのより、冷凍麺のしなやかでコシの強い麺が私にはいい。マイブームになりかけている。
昔は袋麺だった。ブランドは忘れたが、今でも岩手のスーパーにはこれがある。
受験生時代はダルマストーブの上で袋麺のラーメンや焼きそばを炊いた。
焼きそばは薄い底の鍋で、すぐ焦げた。
このお焦げがうまかった。
熱いときはなかなかとれないお焦げも、冷めるととれやすい。
今でも中華鍋にこびりつくお焦げを相方や娘と奪い合う。
何でおいしいのかなと思うが、広島に行ってわかった。
焼きそばが乗っかる「広島風お好み焼き」だ。
やはり丸く長い麺だけでは満足感がいかないのだ。
小麦粉類の焼き焦げた、のべっとしたものが、ソースの甘じょっぱい汁を吸って、鼻孔もくすぐる。
これがいいのだ。
餃子も博多の一口餃子みたいに、羽根があるのがいい。
わざわざ片栗粉を溶かして仕上げるのもおつなものだ。
焼きそばといえば、紅生姜は欠かせない。
マルちゃんの焼きそばなら2~3袋分は一気に食べるから、いくら好きでもあのソースの甘さは口に残る。
それを紅生姜でさわやかにして、また焼きそばをかっこむ。
この繰り返しがいいのだ。
だから、我が「をかしら屋盛岡大通店」のT嬢も私の分の皿には紅生姜をどっさり入れてくれるのだ。
これを見よ。きょうのまかない焼きそばは、ファルで衝動買いしたコロッケ二種がついている!!。
カレーコロッケは、おじいちゃんが頑張ってかちゃかちゃ(ビニール容器)に詰めているのを遠目に見て衝動に駆られた。
そしてクリームコロッケは女性の店員さんが製造時間を見ながら値引きシールを貼るあとをつけて、さっとかごに入れたものだ。
賢いというよりスーパーの思うがままなのだが。
焼きそばは3食分が二つだから、一人ふた袋。
元気な従業員はこれにご飯をつける。
残念なことは、今日は目玉焼きがないことだな。
「焼きそば」には目玉焼きは欠かせないのである。
あの、たまごの黄身がぐちゅっと破れて、焼きそばに絡まるのがたまらなくいいのだ。
広島のお好み焼きも焼きそばと卵で仕上げるのがいいのだ。大阪よりうんといいのだ。
こういうときの卵は、特売にかかりづらいLLサイズがいいのだ。
おまけに二個もあれば大満足なのだ。
それからそれから・・・・。(文体がだんだん大げさに熱気がこもってきているのはご勘弁ください))
それからそれから、「焼きそば」には絶対、「コカコーラ」なのだ。
コーラの炭酸が甘ったるいソースをぬぐい、胃に刺激を与えて、次の箸を進める。
氷たっぷり、冷え冷えで大ジョッキーのコーラなのだ。
ついでに、カレーにはビール、ハンバーガーにもやはりコーラなのであるし、南部せんべいには牛乳、たこ焼きにはやはりコーラ、ケーキにはカルピス、チーズケーキにはカルピスソーダだよね!!
昔・・・・・。
むかし営業マンだったころ、新製品を渡された。
「ソバゲッティー」。
なんたる代物。
焼きそば味のインスタントスパゲッティなのか、スパゲッティ風の焼きそばなのか。
一度に二度おいしい、焼きそばとスパゲッティが一度の味わえる、なんて感じかな。
商談のバイヤーさんと、我が寮生には受けが良かったが、おしくもまもなく終売となった。
今でも記憶に残る名品の一つである。
(ほかに、記憶に残る名品は「パパンがパン屋さん」と「プルコレモン」かな)
ああ、書いている間に、さっきまでは甘いソースのゲップが出ていたのに、また家に帰ったら焼きそばでも食うかなと思ってきた私が書いた文章は、すでに2500文字を超え、原稿用紙6枚半分になろうとしている。
嗚呼、焼きそばよ。我が愛する、焼きそばよ。