「をかしら屋盛岡大通店」に狸がいる。
狸が来たのは先週末だ。
さんざ、狸に化かされてきたオーナーが狸をつれてきた。
さっそく、その夜、レジをしめたら6000円あわないと大騒ぎ。
「狸か」とオーナーは下駄箱上に鎮座する彼を横目でちらりと見たという。
しかし、事務所に帰り、札を数え直してみると、あんだけ何度も繰り返し繰り返し数えたはずの寺銭があっている。
まあ、あったはずの札が新聞紙を切った紙切れにかわっていないだけましかと、翌朝、狸を拝む。
だまされ続けた二本足歩行の糞狸とは違い、少し親分肌の感じられるひょうひょうとした狸なので、ちょとだけいたずらしたのかもしれない。
しばらくは、店内の高いところから人間様を見下ろすことになる。
「狸、います」 をかしら屋盛岡大通店
(註:カウンターの中にいるのは狸ではありません)
狸が来たのは先週末だ。
さんざ、狸に化かされてきたオーナーが狸をつれてきた。
さっそく、その夜、レジをしめたら6000円あわないと大騒ぎ。
「狸か」とオーナーは下駄箱上に鎮座する彼を横目でちらりと見たという。
しかし、事務所に帰り、札を数え直してみると、あんだけ何度も繰り返し繰り返し数えたはずの寺銭があっている。
まあ、あったはずの札が新聞紙を切った紙切れにかわっていないだけましかと、翌朝、狸を拝む。
だまされ続けた二本足歩行の糞狸とは違い、少し親分肌の感じられるひょうひょうとした狸なので、ちょとだけいたずらしたのかもしれない。
しばらくは、店内の高いところから人間様を見下ろすことになる。
「狸、います」 をかしら屋盛岡大通店
(註:カウンターの中にいるのは狸ではありません)