新型コロナ オミクロン対応ワクチン接種低迷、水戸市10%届かず 大規模会場中止検討も
2022年10月19日 (水)配信茨城新聞
新型コロナウイルスのオミクロン株に対応したワクチン接種率が低迷している。水戸市では、17日までに接種した人と予約した人の合計が、全対象者のうち10%弱にとどまり、大規模接種会場の開設中止も検討する。全国の感染者数は減少傾向にあるものの、今後はインフルエンザとの同時流行が懸念され、市は次の流行「第8波」に備えた早めの接種を呼びかけている。
オミクロン株対応ワクチン接種は、2回以上接種した12歳以上で、前回接種から5カ月以上が経過している人が対象。市は9月26日から、保育や教育に関わる人を優先接種者として接種を開始した。優先枠以外の予約は今月7日、高齢者から順次受け付けをスタート。しかし、「当日予約で打てるくらい枠が余っている」(市保健予防課)と伸び悩む。
同課によると、予約枠が余っている状況などを受け、24日から予約開始を予定していた12~39歳の受付開始日を17日に前倒しした。
市が開設している接種会場は、個別接種会場(市内医療機関計55カ所)と集団接種会場(市内1カ所)。11月5日からは1日1500人の接種を想定する大規模接種会場も開設する予定だった。予約枠が埋まっていないことに加え、県の大規模接種会場も11月から始まることから、市の担当者は「このままではワクチンが無駄になってしまう。大規模接種会場を開設しないことも検討している」と話した。
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