島根・鳥取へのGW来県自粛要請へ 両県知事、パチンコ客流入に懸念
地域 2020年4月27日 (月)配信中国新聞
島根県の丸山達也知事と鳥取県の平井伸治知事は23日午前、新型コロナウイルスの感染拡大防止に向け、ゴールデンウイーク期間中の来県自粛の呼び掛けを強める方針を確認した。感染拡大を受け、山陰両県の知事が連携したメッセージの発信は初めて。県外からの流入に対する懸念が再び強まっており、両県内のパチンコ店には来店の自粛を依頼する看板の設置を求める。
両知事はインターネット会議で協議した。来県の自粛をあらためて強調。やむを得ず来た人に対しては、両県の駅や空港などで、健康管理の徹底や外出の自粛を求めるポスターの掲示、チラシの配布を通じて呼び掛けることを決めた。
また、隣県の広島、山口両県がパチンコ店などの遊興・遊技施設への休業要請に踏み切ったのを受けて、県境などを中心に客の流入を懸念。島根、鳥取両県のパチンコ店に対して、県外からの来店の自粛を求める看板や張り紙の設置を要請。3密(密閉、密集、密接)を避けるため、利用客が隣合って座らない対策も呼び掛けることとした。
鳥取県内では、日南町が町内の飲食・宿泊業者への営業自粛を要請し、知名度の高い温泉地での旅館が相次ぎ休業するなど、警戒感が強まってる。平井知事は22日の対策本部会議で、ゴールデンウイークを控え「山陰地方への往来を控えるよう、島根県と共同で呼び掛ける必要がある」との考えを示していた。ともに関西、山陽地方から来る人への対策が急務となっている。
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