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医師急死、労災認めず 母親の請求棄却、青森地裁

2016年02月02日 16時32分43秒 | 
医師急死、労災認めず 母親の請求棄却、青森地裁

その他 2016年2月1日 (月)配信共同通信社

 青森県八戸市の病院で2010年、当直勤務で待機中の男性医師=当時(52)=が急死したのは労災だとして、母親(85)=新潟市中央区=が、遺族補償給付を認めなかった八戸労働基準監督署の処分取り消しを求めた訴訟の判決で、青森地裁は29日、請求を棄却した。

 田中一彦(たなか・かずひこ)裁判長は判決理由で、医師は48時間の連続勤務中だったが「十分な睡眠時間が確保されていた」と指摘し、長時間労働が急性心筋梗塞を引き起こしたとする原告側の主張を退けた。男性は、持病の睡眠時無呼吸症候群の影響で低酸素血症になって嘔吐(おうと)し、吐いた物を詰まらせ急性呼吸不全になったと認定した。原告側は控訴する方針。

 判決によると、男性医師は10年10月、当直室で嘔吐した状態で死亡しているのが見つかった。

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