千葉大医学部生に懲役４年 女性集団乱暴で判決 他学生あおり「責任重い」

千葉大医学部生に懲役４年　女性集団乱暴で判決　他学生あおり「責任重い」
2017年5月29日 (月)配信共同通信社

　千葉大医学部生らが飲み会に参加した女性を集団で乱暴したとされる事件で、集団強姦（ごうかん）罪に問われた医学部５年吉元将也（よしもと・まさや）被告（２３）に、千葉地裁（楡井英夫（にれい・ひでお）裁判長）は２９日、集団準強姦罪を適用した上で懲役４年（求刑懲役６年）の判決を言い渡した。
　楡井裁判長は判決理由で「吉元被告は酒に酔った被害者を乱暴した上、別の医学部生に声を掛けてあおっており、関係者の中で刑事責任は最も重い。被害者は多大な精神的苦痛を被っており、厳重処罰を求めている」と非難した。
　検察側は論告で、吉元被告が事件を主導したと指摘。弁護側は最終弁論で、集団強姦罪は成立せず単独の準強姦罪にとどまるとして執行猶予付きの判決を求めていた。
　事件を巡っては元医学部生の男性（２４）が準強姦罪で、千葉大病院の元研修医の男性（３１）が準強制わいせつ罪で、それぞれ執行猶予付きの有罪判決が確定。集団強姦罪で実刑判決を受けた元医学部５年の山田兼輔（やまだ・けんすけ）被告（２３）は控訴し、今回は起訴された４人のうち最後の一審判決。
　判決によると、吉元被告は山田被告と共謀、昨年９月２０日深夜から翌２１日未明にかけ、千葉市の飲食店で酒に酔った女性を相次いで乱暴した。

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