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「殺意は投薬治療で抑制」 医師が証言、元名大生事件

2017年02月26日 00時42分13秒 | 地域
「殺意は投薬治療で抑制」 医師が証言、元名大生事件
2017年2月24日 (金)配信共同通信社

 殺人や殺人未遂などの罪に問われた名古屋大の元女子学生(21)の裁判員裁判公判が名古屋地裁で23日午後も続き、起訴後に地裁の嘱託を受け精神鑑定を行った医師が「被告には、自分の意思を無視して殺人衝動が湧き上がる傾向があるが、鑑定中に始めた投薬治療で抑制された」と証言した。弁護側の証人として出廷した。
 医師の証言によると、元女子学生は鑑定当初、障害があると指摘されることに不快感を覚えていたが、治療を進め「他の人と異なることに違和感を覚えるようになった」と明らかにした。だが「治療を繰り返さないと元に戻ってしまう可能性がある」とも強調した。
 また地裁はこの医師を含め、これまでに出廷した鑑定医3人に対し同時に証人尋問も実施。3人に元女子学生に発達障害や双極性障害(そううつ病)があったとする点で違いはなかったが、犯行時のそう状態の程度を巡り、評価が分かれた。
 これまでの公判で、弁護側は重篤な精神障害を理由に無罪を主張。検察側は障害の影響は限定的だったと主張している。
 起訴状によると、19歳だった2014年12月、名古屋市の自宅アパートで無職森外茂子(もり・ともこ)さん=当時(77)=を殺害したほか、12年5~7月、仙台市で同級生ら2人に飲み物に混ぜた劇物の硫酸タリウムを飲ませ、殺害しようとしたとしている。

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