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出生前検査で胎児の病気確定、妊婦の8割が中絶

2016年04月26日 23時47分25秒 | 医療情報
出生前検査で胎児の病気確定、妊婦の8割が中絶
2016年4月26日 (火)配信読売新聞

 妊婦の血液を採取して、ダウン症などの胎児の染色体の病気を調べる新型出生前検査の共同研究組織は、2013年4月の開始から昨年12月までに2万7696人が検査を受けたことを明らかにした。同組織に加入する44施設の実績をまとめた。

 新型検査では469人が陽性となり、羊水検査などで434人が胎児の病気が確定した。そのうち約8割の334人が人工妊娠中絶をした。妊娠を継続したのは12人で、残りは子宮内で胎児が死亡するなどした。

 新型検査は、日本医学会が67施設を認定して、臨床研究として行われている。妊婦の血液に含まれる微量の胎児のDNAを分析し、ダウン症(21トリソミー)、18トリソミー、13トリソミーの三つの染色体の病気の可能性を調べる。主に35歳以上の妊婦が対象。妊娠、出産を望む女性の年齢が上がっており、検査を受ける人は毎年、増えている。
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保育士給与、2%増を表明=介護士も月1万円引き上げへ―安倍首相

2016年04月26日 23時42分30秒 | 行政
保育士給与、2%増を表明=介護士も月1万円引き上げへ―安倍首相
時事通信 4月26日(火)20時14分配信

 政府は26日、安倍政権が重視する「1億総活躍社会」に関する国民会議を首相官邸で開いた。

 安倍晋三首相は、保育・介護分野の人材不足を解消するため、2017年度から保育士については実質2%の給与引き上げを行う考えを表明。介護士についても「他産業との賃金差がなくなるよう処遇改善を行う」と述べ、月額で約1万円引き上げる方針を明らかにした。

 首相は席上、「(処遇改善は)財源を確保しつつ、17年度から実行する。来月中に『ニッポン1億総活躍プラン』の閣議決定ができるよう作業を加速してほしい」と関係閣僚に指示した。政府関係者によると、17年度予算案で保育・介護合わせ2000億円程度の財源を確保する見通し。

 保育士の平均月収は約22万円。賃上げは人事院勧告分を含めると約4%になる。首相はまた、技能や経験を有する保育士の処遇をさらに改善する意向も示した。

 一方、介護士については、勤続年数に応じた賃金体系を構築し、他のサービス業との賃金格差の解消を目指す方針を打ち出した。 
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腎臓病「偽陽性」 中高生で後絶たず

2016年04月26日 08時39分48秒 | 医療情報
腎臓病「偽陽性」 中高生で後絶たず
2016年4月25日 (月)配信神戸新聞

 子どもの腎臓病を早期発見するため、国が小中高校に義務づけている「学校検尿」。早期の治療を可能にし、腎不全になる子どもを激減させた。一方で、採尿の知識不足などにより、異常がないのに陽性になるケースが後を絶たず、再検査の費用と手間が自治体財政や児童生徒の負担となっている。小児科医らは「正しい方法で検尿を」と呼び掛けている。

 腎臓はおへその少し上辺りに左右1対あり、動脈から流れ込む血液の老廃物を除き、尿をつくる。尿にタンパク質や血液が混じる場合は、腎臓病の恐れがある。

 学校検尿は1974年、腎臓病や糖尿病の早期発見を目指し、全国の学校で始まった。腎臓病関連ではタンパク質の検査が義務づけられているが、神戸市などのように潜血を追加する自治体がほとんどだ。

 家庭で採取した尿が2回連続で陽性だった場合、2次精密検査を行い、さらに腎臓の組織検査などを経て確定する。治療が必要な腎臓病と最終的に診断されるのは千人に1人程度という。

 神戸市の2015年度学校検尿で、家庭での採取による1次検尿の陽性率は、中学女子、高校女子で1割近くに上る。中学男子も約3%、高校男子は約2%で、小学生より高かった=表。2次検尿を経ても、中学、高校の女子は約2%が陽性だった。

 神戸大医学部小児科の野津寛大(のづかんだい)准教授(43)は「中高生は尿に生理の血や精液が混入することが多く、偽陽性の割合が跳ね上がる」と指摘する。

 偽陽性による再検査を避けるためには、家庭での採尿を正しく行う必要がある。各自治体が周知を図るが、前夜に排尿する▽出始めの尿は捨て中間尿を採取する―の2点が守られないケースが目立つという。

 子どもの腎臓病には、腎臓の糸球体(しきゅうたい)にタンパク質が沈着し機能低下する「IgA腎症」、血中のタンパク質が減り全身がむくむ「ネフローゼ症候群」、腎臓に球状の袋が多発し機能を妨げる「多発性嚢胞(のうほう)腎」などがある。

 いずれも有力な治療法が開発され、学校検尿と相まって、腎不全を起こし人工透析が必要になるケースは激減した。「以前は腎臓病の疑いがある子どもは厳しく運動を制限したが、現在は限定的になった」と野津准教授。

 神戸大小児科では、飯島一誠(かずもと)教授(59)らが中心になって、IgA腎症に対し複数の薬を併用する「カクテル療法」や、ネフローゼ症候群へのリツキシマブによる薬剤治療の確立に貢献してきた。飯島教授は「IgA腎症で腎不全になる子どもは昔は多かったが、今はほとんどいない」と振り返る。

 家庭での採取による1次検尿、2次検尿が陽性になった場合、神戸市などでは学校が取りまとめて2次精密検査を行っているが、保護者に受診を委ねる市町も多い。

 野津准教授は「腎臓病は症状が出る前に治療を始めれば、治したり進行を遅らせたりできる。1次検査が陽性の場合はなるべく早く受診を」と話す。

<家での採尿の注意点>

□前日夕からビタミンC入りの薬やスポーツ飲料を飲まない→潜血反応の偽陽性を防ぐ

□前日、寝る前に必ず排尿する→運動後は健康な人も尿にタンパク質が混じるため

□朝起きてすぐの尿を採取する。ただし出始めの尿は捨て、中間尿を取る→生理の血や精液の混入を防ぐ

<学校検尿>

1973年の法令改正で健康診断の項目に加えられ、翌年から全国の小中高校で実施。尿中のタンパク質と糖分の検査が必須で、潜血検査も望ましいとされる。家庭で採取した尿が2回連続陽性だった場合、学校で取りまとめて精密検査を行うA方式と、家庭に受診を促すB方式がある。学校検尿は韓国や中国でも一部行われている。
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C型肝炎薬で1人死亡 B型が活性化、注意喚起

2016年04月26日 08時37分09秒 | 医療情報
C型肝炎薬で1人死亡 B型が活性化、注意喚起
2016年4月25日 (月)配信共同通信社

 製薬会社「ブリストル・マイヤーズ・スクイブ」は25日、C型肝炎治療薬「スンベプラ」「ダクルインザ」の併用療法で、副作用とみられるB型肝炎ウイルスの再活性化が起き1人が死亡したとして、投与時にB型肝炎の検査をするよう注意を呼び掛けた。

 同社によると、B型肝炎ウイルスに感染したことがあるC型肝炎の患者に2剤を投与し、C型ウイルスは減少したがB型ウイルスが増えて肝機能障害となった症例が2例報告された。うち50代の女性1人が死亡したという。

 同社は、投与前にB型ウイルスの感染の有無を確認し、投与中は肝機能やB型肝炎の兆候に注意するよう求めた。添付文書改訂については厚生労働省などが評価中としている。

 2剤は2014年9月の販売開始から今年3月までに約5万1千人が使ったと推計されている。
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