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症状悪化、家族も憔悴 認知症、周りの理解が鍵 「伝えたい、私たちの経験」

2016年04月24日 21時12分04秒 | 
症状悪化、家族も憔悴 認知症、周りの理解が鍵 「伝えたい、私たちの経験」
2016年4月22日 (金)配信共同通信社

 認知症患者や家族には、避難所生活は厳しいものになりがちだ。症状悪化、周囲の目、蓄積する疲労...。東日本大震災を経験した「認知症の人と家族の会宮城県支部」の蘇武徳典(そぶ・よしすけ)代表(68)は「周囲は、患者だけでなく介護する家族もケアしてほしい」と訴える。避難所内でスペースを分けたり、支援が必要な人向けの福祉避難所設置を急いだりすることも重要だ。

 蘇武さんによると、同支部には震災後、「落ち着かず一日中動き回っている」「攻撃的な言動が多くなった。威嚇する」などの相談が多くなった。夜間に避難所を抜け出して徘徊(はいかい)したり、突然奇声を発したりと、従来は見られなかった症状が出たケースもあった。

 ある避難所を担当した保健師は「周囲も精神的な余裕がなく、認知症の人を排除する雰囲気になった。家族は迷惑を掛けないよう必死だった」と振り返る。

 介護施設も被災して機能しないため、家族は食料配給や自宅の片付けなどの際も四六時中、患者と行動しなければならない。蘇武さんは「家族が憔悴(しょうすい)し、患者の精神状態にも悪影響を及ぼす」。

 欠かせないのは周囲の理解と協力だ。大声を上げても不当に責めたりせず、避難所の住民で「見守り隊」を作り、少しでも家族の負担を減らすことが望ましい。蘇武さんは「保健師やヘルパーが不足する中、行政や住民、ボランティアなどの支援団体が垣根を越えて支えてほしい」と話す。
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エコノミークラス症候群の予防に…古閑美保さん、避難所でストレッチ指導 

2016年04月24日 21時08分43秒 | 
エコノミークラス症候群の予防に…古閑美保さん、避難所でストレッチ指導 
2016年4月22日 (金)配信読売新聞

 熊本市出身の元プロゴルファー古閑美保さん(33)が21日、益城町や同市内の避難所を訪れ、テニスボールを使ったストレッチ法を指導した。

 運動の機会が少ない被災者に、「エコノミークラス症候群の予防に役立てて」と呼びかけた。

 古閑さんは同市の実家に滞在中、一連の地震に遭った。18日に帰京した後、「自分を育ててくれた古里のために何かできないか」と考え、トレーナーから同症候群の予防法を学んだ。

 元プロテニスプレーヤー杉山愛さんや知人、企業の協力で、1500個のボールを用意。21日朝から熊本市東区の小学校などを訪ね、配ったボールを膝の後ろに当てて足を動かしてもらうなど、血行によいストレッチ法を伝授した。

 避難所となっている益城町の阿蘇熊本空港ホテル「エミナース」では、被災者らがサプライズ訪問に沸き返った。同町上陳の楠田修一さん(69)は「みんなに笑顔が戻った。雨の日ももらったボールで運動したい」と喜んでいた。
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震災関連死疑い11人に 車中避難の女性死亡

2016年04月24日 21時06分25秒 | 地域
震災関連死疑い11人に 車中避難の女性死亡
2016年4月22日 (金)配信共同通信社

 熊本県は22日、車中に避難していた阿蘇市の女性(79)が16日に死亡していたと明らかにした。震災関連死の疑いがあり、関連死とみられるケースは計11人となった。

 熊本県などによると、女性は16日午前1時25分に起きたマグニチュード(M)7・3の「本震」後、自宅敷地内に止めた車に避難したが、胸の痛みを訴えて阿蘇市内の病院に搬送された。その後、同日午後に死亡が確認された。

 女性は高血圧を患っていたが処方薬を服用しており、ほかに持病がないことから、県などは震災関連死の疑いがあると判断した。
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「認知症ではなく、人を見て」 胸に残った患者の言葉

2016年04月24日 21時00分10秒 | 
「認知症ではなく、人を見て」 胸に残った患者の言葉
2016年4月22日 (金)配信朝日新聞

 ■認知症の国際会議・取材日記@ブダペスト

 開会式は、現地時間の21日午後5時半から始まりました。コンサートホールにも使われるという扇形の会場に、登壇者の声が力強く響きました。

 まずあいさつに立ったのは、会議を主催する国際アルツハイマー病協会(ADI)のチェアマンを務める、グレン・リーさん。「この会議を、認知症に関わる人同士の関係を豊かにする機会にしてほしい」と呼びかけ、聴衆は大きな拍手で応えていました。

 この日、特に印象に残ったのは、自らも認知症患者でありながら、認知症患者たちをつなげる国際組織の立ち上げに携わリ、昨年7月に亡くなったリチャード・テイラーさんを追悼する講演でした。

 登壇者の男性も認知症を患っているそうです。男性は、講演を手伝おうとした人を丁寧に断り、自分で手元に用意した原稿を指でなぞりながら、リチャードさんについて話しました。

 講演の中で、リチャードさんの生前の映像が紹介されました。「(認知症を患ったことで)今日の自分は昨日の自分とは違うかも知れない。だが(認知症を含めた)全てが私自身なんだ」と。ありのまま、認知症であることを受け止めてほしいというメッセージでした。少し低い声と柔らかな口調でした。

 ビデオが終わり、文字で映されたメッセージは「認知症ではなく、人を見て」。残されたリチャードさんの言葉のひとつひとつが、胸に残りました。(浜田知宏)
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山形県のDPATが熊本へ出発 鶴岡から、被災者の心のケア

2016年04月24日 20時51分49秒 | 地域
山形県のDPATが熊本へ出発 鶴岡から、被災者の心のケア
2016年4月22日 (金)配信山形新聞

 熊本、大分両県を中心に相次ぐ地震を受け、県立こころの医療センター(鶴岡市)の災害派遣精神医療チーム(DPAT)は21日、被災者支援のため熊本県へ向け出発した。県立中央病院(山形市)の災害派遣医療チーム(DMAT)は現地での活動を報告し、県立新庄病院(新庄市)は22日未明に医療救護班を派遣すると発表した。

 本県DPATの被災地入りは初めて。同センターの遠谷肇医師(40)を中心に看護師、精神保健福祉士ら男性4人が派遣された。医薬品などを積んだワゴン車1台に乗り込み、現地入りは23日の予定。4日間にわたり、被災者の心のケアに努める。

 21日朝は同センターで出発式を行い、神田秀人院長が「大規模な自然災害への対応は近年、日常の課題といえる。重度のストレスを感じている住民の力になって」と激励。遠谷医師が「お年寄りから子どもまで幅広い支援が求められるはずだ。助け合いが基本。東日本大震災で支援してくれた九州の人たちに恩返しの気持ちで接する」と述べた。28日に帰県予定。

 本県のDMATで初めて現地に入った県立中央病院チーム(リーダー・武田健一郎医師)は同病院で記者会見を開き、活動を報告。17、18日の両日、熊本県南阿蘇村の避難所を回り、避難者の支援ニーズの掘り起こしに努めた。

 会見には武田医師(44)、三田法子医師(31)、大熊良和薬剤師(29)が出席。武田医師は「余震が続けば、救護所を開き長期的な診察が必要。感染症や下痢などの発症も予想され、早く見つけて治療することが重要」と述べ、DPATの派遣には「避難者はかなりのストレスを抱えているが、それを訴えられずにいる人もいる。そうした人を見つけだしてほしい」と期待した。

新庄病院が医師派遣

 新庄病院の医療救護班は医師や看護師など5人体制。22日昼ごろに熊本に入るが、活動の場所や内容は未定。

 DMATは専門的な訓練を受けた医療チームで、迅速な救急医療を行う。医療救護班は救護所や避難所で治療に当たる。21日現在、県内でDMATの待機要請は解除されている。
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【鳥取】「砂丘で熱中症」砂丘レンジャーと救急隊員が搬送訓練

2016年04月24日 20時46分16秒 | 地域
【鳥取】「砂丘で熱中症」砂丘レンジャーと救急隊員が搬送訓練
2016年4月22日 (金)配信読売新聞

 本格的な観光シーズンが始まるのを前に、鳥取市の鳥取砂丘で20日、熱中症で倒れた急病者を救急搬送する訓練が行われた。

 鳥取消防署東町出張所の救急隊員や県砂丘事務所の職員ら21人が参加。夏場にかけて砂丘での熱中症が増えることから、同症患者を想定した。高さ約50メートルの砂丘列「馬の背」の頂上で、30歳代の観光客が倒れたとして訓練を開始。砂丘レンジャーと救急隊員が現場に駆けつけ、心肺停止状態として心臓マッサージなどを行った。隊員らは、同事務所が所有する農業用運搬車に患者を乗せて、約10分で砂丘から運び出した。

 同事務所によると、鳥取砂丘で昨年度、体調不良を訴えた人が搬送された件数は15件。堀田利明所長は「長時間の運転後や、宿泊先で多量の飲酒をした翌日に訪れる観光客も多い。こまめな水分補給や、無理な運動は避けてほしい」と呼びかけていた。
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児童40人感染性胃腸炎か 宇都宮の小学校

2016年04月24日 20時43分50秒 | 地域
児童40人感染性胃腸炎か 宇都宮の小学校
2016年4月22日 (金)配信共同通信社

 宇都宮市は21日、市立姿川第一小学校で児童約40人が下痢や嘔吐(おうと)など感染性胃腸炎の症状を訴え、欠席したと発表した。市は集団感染の疑いがあるとみている。

 市によると、同小では21日、計67人の児童が欠席。うち約40人に症状が見られた。このほか13人が体調不良で早退した。重症者はいない。詳しい原因を調べている。
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児童40人感染性胃腸炎か 宇都宮の小学校

2016年04月24日 20時43分50秒 | 地域
児童40人感染性胃腸炎か 宇都宮の小学校
2016年4月22日 (金)配信共同通信社

 宇都宮市は21日、市立姿川第一小学校で児童約40人が下痢や嘔吐(おうと)など感染性胃腸炎の症状を訴え、欠席したと発表した。市は集団感染の疑いがあるとみている。

 市によると、同小では21日、計67人の児童が欠席。うち約40人に症状が見られた。このほか13人が体調不良で早退した。重症者はいない。詳しい原因を調べている。
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首相「ストレス対応急務」 高齢者、妊婦を旅館に

2016年04月24日 20時40分34秒 | 行政
首相「ストレス対応急務」 高齢者、妊婦を旅館に
2016年4月22日 (金)配信共同通信社

 政府は21日、熊本、大分両県を中心とした地震を受けた12回目の非常災害対策本部会議を官邸で開いた。安倍晋三首相は、地震発生から1週間が経過して被災者の避難が長期化していることを踏まえ「被災者の不安やストレスへの対応が急務だ」と強調。高齢者や妊婦らを順次、政府側が確保した旅館やホテルに受け入れる方針も表明した。

 被災者対応を巡り、首相は「医薬品や簡易ベッド、仮設トイレなどの提供を進める。医療チームの巡回も充実させる」と説明。行方不明者の捜索活動では、大雨による土砂災害に警戒が必要だとして「二次災害の防止に注意を払ってほしい」と指示した。

 菅義偉官房長官は記者会見で、5月8日までに熊本県内のガス供給の復旧を目指す方針を示した。

 政府は21日に国家安全保障会議(NSC)も開催。首相と中谷元・防衛相らが被災地の自衛隊活動について議論した
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食品のアレルギー表示必要 被災地の義務緩和で再通知

2016年04月24日 20時38分43秒 | 行政
食品のアレルギー表示必要 被災地の義務緩和で再通知
2016年4月22日 (金)配信共同通信社

 熊本県を中心とする地震で、消費者庁と農林水産省、厚生労働省は22日、食品表示法に基づく表示義務を緩和した熊本県内の食品について、アレルギー情報と消費期限については、個々のパッケージや容器に表示が必要だと改めて通知した。

 食物アレルギーを持つ人が原因物質を含む食品を食べると、急性症状の「アナフィラキシーショック」を起こし、死に至る恐れもある。健康被害防止が重要なため、従来通りの個別表示が必要と判断した。

 消費者庁と農水省は20日に、アレルギー情報などを輸送用段ボールに記載したり、販売や配布の際に掲示したりすれば、必ずしも個々の商品に表示は必要ないとしていた。保存方法などは引き続き、個別表示がなくても取り締まりの対象にはならない。
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健保の料率、最高を更新 16年度平均9.1%に 9年連続上昇

2016年04月24日 20時37分08秒 | 行政
健保の料率、最高を更新 16年度平均9.1%に 9年連続上昇
2016年4月22日 (金)配信朝日新聞

 大企業の会社員らが入る医療保険である健康保険組合の2016年度の平均保険料率は、過去最高の9・1%になった。前年度より0・08ポイント高く、上昇は9年連続。1人当たりの年間保険料(労使合計)は平均で787円増え、47万9354円になる。

 健康保険組合連合会(健保連)が21日、全国1399組合(被保険者1606万人)のうち、1378組合の集計結果を速報値として公表した。保険料率を引き上げたのは215組合(15・6%)。86組合(6・2%)は引き下げ、1077組合は据え置いた。

 会社員の医療保険料は月収(標準報酬月額)に保険料率を掛けて計算し、原則として会社と本人が折半する。保険料率の平均が上昇したのは、高度な医療が広がって支出が増えたことが要因だ。一方、新規採用や定年延長・再雇用の増加で被保険者はこの1年間で約32万6千人増えた。この効果で、今年度の保険料収入は前年度より計約1500億円増える見通しで、保険料率の増加幅は前年度(0・14ポイント)より抑えられた。

 健保連の白川修二副会長は記者会見で、75歳以上が入る後期高齢者医療制度への負担金が17年度に増えることが予想されるとし、「今年度は引き上げを見送り、来年度の引き上げに備えた組合が多かったのではないか」と分析した。(小泉浩樹)
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厚労省の分割議論を 自民・稲田氏

2016年04月24日 20時35分26秒 | 行政
厚労省の分割議論を 自民・稲田氏
2016年4月22日 (金)配信共同通信社

 自民党の稲田朋美政調会長は21日の記者会見で、業務が多岐にわたる厚生労働省に関し「厚労行政にはいろいろな課題がある。全部を一つの省で対応できるか、単に分割するだけの話で終わるのか」と述べ、分割を含めて在り方を議論すべきだとの認識を示した。

 同時に「厚労省の規模が肥大化しているという観点からの検討は必要だ」と指摘した。厚労省を巡っては、小泉進次郎党農林部会長が事務局長を務める「2020年以降の経済財政構想小委員会」が分割などについて議論を始めている。
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