7時45分、起床。
チーズトースト、目玉焼き、ハムステーキ、サラダ、牛乳、珈琲の朝食。ハムはブロックを切って焼くので、しばらく(ブロックを消費するまで)ハムステーキが続くだろう。
朝ドラの流れで『あさイチ』も観ているのだが、鈴木アナが昨日に続いてお休み。休暇ではなく、体調不良とのこと。どうぞお大事に。
昨日のブログを書いてアップする。
オンデマンド授業の原稿と資料のチェック。
2時半頃、昼食を食べに出る。雨が降っているが、外出を妨げるほどの雨ではない。
先日の句会に「煮え切らぬ男のような梅雨模様」という句を出したが、そのときペアで「あの女(ひと)の思わせぶりな梅雨模様」という句を作った。こっちは出しませんでしたけどね。「煮え切らぬ・・・」の句に「人」を付けてくれた花さんのコメントに曰く「言われてみれば、老若男女こんにゃくみたいなのはぜーんぶ梅雨模様だわ、って思いました」。
「梅雨模様」とは、「雨模様」が雨がこれから降りそうな様子をいうのと同じように、これから梅雨になりそうな様子をいう。今日の雨は「梅雨模様」ではなく、いよいよ梅雨がやってきた感じである。
「プリミエールカフェ」に行く。
彩り野菜のアサリのクリームスープのスパゲッティ。
食後に珈琲。
『村上春樹 雑文集』所収の「自己とは何か(あるいは牡蠣フライの食べ方)」を読む。大庭健『私という迷宮』(2001)の「解説みたいもの」として書いた文章である。大庭とはプリンストン大学で客員研究員をしていたころに知り合ったそうで、「何でもいいから書いてくれ」と言われて書いたそうである。大庭は村上よりも3つ年長だが、よくそういうことが言えたものである(笑)。
で、「自己とは何か」と「牡蠣フライ」がどう関係するのかというと、インターネットからの読者の質問に「就職試験で、原稿用紙4枚以内で自分自身について説明しなさいという問題が出て、答えられませんでしたが、村上さんならどうしますか?」というのがあって、それに対して、村上春樹は「原稿用紙4枚以内で自分自身について書くのは不可能でも牡蠣フライについてなら書けるのではないか」と回答したのである。つまり自身の内部でなく外部(カキフライはその例である)について書くことで、そこに対象との相関関係や距離感が表現されれば、それは結局のところ、自分自身について書くことになるだろうということである。村上春樹はこれを戯れに「牡蠣フライ理論」と呼び、その実践例を示したのである。「本当の自分とは何か」という迷宮的な問いに悶々としている者にはよい処方箋である。
村上春樹は原稿用紙4枚で「牡蠣フライ理論」を実践したのだが、私なら17音で実践できる(笑)。
頼もしや五つ並んだ牡蠣フライ たかじ
駅の方に買い物に行く。
「安すぎてごめん!!」は値上げラッシュの社会の現状へのアンチテーゼである。私は古着というものを購入したことが一度もない。古本はよく買うんですけどね。
ドラッグストアーで小さな小さな歯ブラシを購入。歯周ポケットを掃除するためのものだが、歯の生え始めたばかりの小さな子供用みたいだ。
ついでにこんな効能の漢方薬も。毎食前一週間分なので、感覚としては試供品みたいなものである。
帰宅して、木曜日の演習で発表予定の学生のレポートを読む。
オンデマンド授業の収録。
夕食はカツオのたたき、豚汁、温泉玉子、沢庵、ごはん。
うまいカツオだった。
食事をしながら『世にも奇妙な物語』(録画)の残りの二篇、「人類の宝」と「週刊元恋人を作る」を観る。
3月に卒業したゼミ14期生たちは働き初めて3か月が経とうとしている。職場にもよるだろうが、そろそろ研修的な時期を終えて本格的に仕事に取り組む時期であろう。月曜から金曜まで5連勤、しかも定時で帰れることが少ないとなると、大学生活とはまったく違う生活パターンで、すでにそれだけで疲労は大きいだろう。そこに過剰な仕事量や人間関係のストレスが加わったら、心身の健康に支障が出るだろう。気分的には一足先に「梅雨入り」してしまっているかもしれない。昨年度4年生ゼミのMoodleから受講生に「お元気ですか?」のメールを送ってみる(年度が変わっているからもう使えないかと思ってダメもとでやってみたが送信できた)。
レビューシートのチェック。
風呂から出て、今日の日記を付ける。
1時半、就寝。