8時、起床。
チーズトースト、目玉焼き、ソーセージ、サラダ、牛乳、珈琲の朝食。
昨日のブログを途中まで書く。
卒業生のミキコさん(一文、社会学専修)と蒲田駅で待ち合わせ、「まやんち」へ行く。彼女と前回お会いしたのはコロナ前の2019年2月のことであったから、5年5カ月ぶりのことである。その間、年賀の挨拶をいただいていたので、近況は存じ上げていた。前回お会いしたとき「今度はぜひピーチメルバのお店に連れて行って下さい」とリクエストされていたので、ようやくそのお約束を果たすときが来た。
楕円形の広いテーブルに案内された。ピーチメルバは予約しており、お茶はその場で決める。東方美人をオーダーする。
今シーズン2皿めのピーチメルバ。コンポートした桃、ラズベリーソース、バニラアイスは「ピーチメルバ」の3つの構成要素だが、どう盛り合わせるかは店によって異なる。「まやんち」の場合は、スライスした桃を花びら上に配置して、それにラズベリーソースを掛け、ディッシャーですくったアイスクリームをのせるというものである(+ラズベリーの実を2つ添える)。
「決まった食べ方はありますか?」と聞かれる。そういうものはないが、私の場合は、まず桃を一切れ食べ、次にアイスクリームを口に運び、そして紅茶を一口飲む。このサイクルを繰り返す。3拍子のリズムだが、実際は、紅茶を飲んだ後に「あぁ」と小さく一呼吸いれるので、これを休止符と解釈すれば、4拍子になる。最後までこのサイクルを保つためには、アイスクリームが早くなくなってしまうなんてことがないようにしないとならない。お皿に残ったラズベリーソースとアイスクリームが溶けあった液体はスプーンで掬って飲み干す。でも、これはあくまでも私の流儀ですので、どうぞお好きなやり方で味わって下さい。ここまで説明されると、ほとんどの方は基本的にこの流儀に倣うことになるが、休止符の「あぁ」は省略される場合が多い(笑)。
「まやんち」には1時間ほど滞在した。ランチはどこにしましょうかと相談。彼女は入間にお住まいなので、それでは早稲田まで行って(私はこの後、ゼミがあるから大学へ行くので)、大学周辺のカフェでランチにしましょうということになった。
「タビビトの木」へ行く。彼女が在学中にはもちろんなかったカフェである。この辺りにあった「門波」というイタリアンのお店は、私もよく行っていたが、彼女もお気に入りだったそうだ。
私はカオソーイ(カレーラーメン)のセット、彼女はマッサマンカレーのセットを注文。
ドリンクは私はカフェラテ、彼女はアイス珈琲。
いま彼女はお菓子作りにハマっている。
それもただのスイーツではなく、低糖質のスイーツなのだ。スイーツは食べたい、しかし、ダイエットもしなくてはという悩みを解消するため始めたお菓子作りだったが、いまは趣味の領域にはとどまらなくなって、低糖質のスイーツのお店を開くのが夢だそうだ。
それはいい。私の馴染みのカフェのマダムたちには、「ティールーム101」のマダムも「ハナコーヒー」のマダムも、50歳あたりでお店を始められたという方が多い。子育てが終わり、新しい何かを始めるにはいい時期なのではないでしょうか。
私は3時過ぎからゼミが始まりますが、その前にちょっとだけ研究室に寄ってください。
後ろの校舎(31号館)は彼女が在学中と変わらない。いや、外観的には私が学生だった頃から変わっていない。語学の教室としておなじみである。
コレクションの中からお好きなものを差し上げますと言ったら、彼女はお皿を選ばれた(薄い色の方のお皿を選ばれたので、同じデザインで色違いのもう一枚のお皿も差し上げた)。「これに作ったお菓子をのせますね」
この後、彼女はしばらくキャンパスをぶらぶらするそうである。今日はありがとう。また、お会いしましょう。
4限はゼミ。本日の報告者は3名が予定されていたが、体調不良(コロナのようである)などの理由で1名となった。
学生野球における脱坊主のトレンドを扱いながら、あえて坊主にこだわる学生へのインタビューが紹介された。脱坊主は集団主義から個人主義への移行への移行のように見えて、必ずしもそうではない。全員坊主は集団主義だが、全員脱坊主もやなり集団主義として捉えることができるからである。脱坊主が髪型の自由化であるためには、それでもあえて坊主にしたい、坊主を続けたいという学生の自由も認められるべきだからだ。
焦点がはっきりしてきましたね。いいんじゃないかな。夏休みにインタビューのケースを増やすこと。頑張って。
ゼミを終えて、研究室でまだ書き上げていなかった昨日のブログを書いて、アップする。鳩サブレ―を食べながら。
6時頃、大学を出る。
夕食はシシャモのアヒージョ、蓮根と挽肉のピリ辛煮、オクラの味噌汁、ごはん。
たしか『あさイチ』で紹介されていた料理である。写真では野菜の下敷きになっているが、シシャモが数本入っている。なかなかいける。
食事をしながら『新宿野戦病院』第3話(録画)を観る。定型的な「語り」とそれを覆す「語り」の応酬は見ごたえがあった。
レビューシートのチェック。
風呂から出て、今日の日記を付ける。
1時半、就寝。