9時半、起床。
トースト、麻婆豆腐+目玉焼き、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。
食パンというのはお店によって、また同じお店でも複数の食パンがあり(成分が違う)、同じ時間トーストしても焼き色のつき方が違う。今朝は焼き色のつきやすいタイプの食パンを1分ほど長めにトーストしてしまった。
毎日体重を測ることは以前からの習慣だが、朝食の後に体温を測るのは最近の習慣である。体温は一日の中で変動するし、個人差(年齢差)もある。体温については詳しく知りたい方は→こちら
郵便局に郵便を出しに行く。
桜並木の写真を撮れるのもここ数日だな。
蒲田駅西口広場。「緊急事態宣言」が明日発令され、明後日から施行に入るようである。街の風景もまた変って行くことだろう。
ちなみに早稲田大学のキャンパスは明後日から2週間、封鎖になる。職員さんも一部を除いて在宅勤務となる。研究室から持ち出したいものがある場合は、今日明日中に持ち出すようにというメールが来た。ずいぶんと慌ただしい話であるが、私はすでに研究室で使っているノートパソコンなどは自宅に持って帰っている。
「キシフォート」でカメラ用のSDカード(16GB)を5枚購入。
東急ストア―が臨時休業している。
東急プラザの地下1階の東急ストア―の従業員に新型コロナウィルスの感染者が出たためとのこと。全館の消毒作業を行うのだろう。奇妙に思えるのは、東急プラザの地下1階とお隣のグランデュオ(JR駅ビル)の地下1階(こちらも食品売り場)は連結しているのにそちらはそのまま営業を続けているということ。タテ(東急プラザの全階)には厳しいが、ヨコ(連結しているお隣の地下1階)には甘い。まさにタテ割り行政そのものではなかろうか。
「燈日」(ともしび)に顔を出す。
今日は平常営業、つまり定食が食べられる。
入口に書かれた指示にしたがって、まず洗面所で手を洗ってから席に着く。客はわたしだけ。
食事の注文をしてから、リンゴジュースを飲んで待つ(食事とのセット価格で300円)。セットのドリンクを注文する場合、ジュース類は食前に、珈琲・紅茶類は食後にというのが私の感覚である。たぶん多くの人の感覚でもあるだろう。
トリ天丼定食(900円)。これまで鯖の竜田揚げ定食、豚肉生姜焼き定食は注文したが、これは初めて。
鶏肉の天ぷらが3ヶ(大、小1)、大葉の天ぷら1ヶ、さつま芋の天ぷら2ヶ、けっこうボリュームがある。ごはんは軽めでお願いした。甘めのタレがさっぱりした鶏肉の天ぷらと相性がいい。ただ、私がリクエストをできるとすれば、野菜の天ぷらが好きなので、さつま芋よりも茄子か人参か玉葱であったらもっと嬉しい。
食後にチーズケーキとブレンド珈琲を注文。
大森のカフェ「sanno2198」のマダムがインスタでしばらくの休店を告知していた。
「皆様の居場所になれればいいなーと思っておりましたが、今はウィルスから守る事が最優先の時期にあると強く感じ、しばらくの自宅待機で、安心して皆さまとお会い出来る日が来るようにお祈りすることにしました。皆様の心身の健康を願いつつ。コロナが落ち着いてお店を開けるお知らせが一日も早くできますよう!」
私の行きつけのカフェの多くは週末の営業を休み、平日は時短やテイクアウトのみの営業をしているところが多いが、緊急事態宣言とそれに続く東京都からの要請を受けて(まだ具体的な内容はわからないが)、休業に入るところも出て来るだろう。自宅で家賃の必要のない店はそれがしやすく、家賃を払いながらやっている店はそれが非常につらい決断となる。カフェに限らず、強い要請(事実上の命令)を受けて休業に入る店には、相応の損失補填措置が強く望まれる。
「sanno2198」の告知にはこうコメントした。
「しばらく行けておりませんでした。カフェで過ごすひとときは、不急とはいえ、都市で暮らす人間には決して不要なものではありません。状況が落ち着いたら、またうかがいたいと思いますので、再開に向けて健康な日々をお送りください。」
マダムから「嬉しいコメントありがとうございます。早く元の日々が帰って来て欲しいです」と返信が届いた。
東急プラザの「神戸屋」で朝食用のパンを買うつもりだったが、買えなくなってしまったので、矢口の渡商店街のパン屋さんで買っていこう。
「リヨンモアール」。チェーン店のようだが、美味しそうなパン屋さんだなと目は付けていた。買うのは今日が初めて。
食パンのほかに、今夜の夕食用に(昼食が遅かったので夕食は軽めでいい)、調理パンをいくつか買った。
駅ビルの「有隣堂」で本を何冊か購入。同じフロアーの鞄屋で布製のショルダーバッグ(2割引き)を購入。
駅から自宅までの途中、いつもお世話になっている薬局でアルコールタオル(詰め替え用)を購入。
満月(ほぼ)が東の空の低いところに浮かんでいる。明後日はちょうど満月になる。
夕食は「リヨンモアール」で買った調理パンを妻と分け合って。コロッケパン、ウィンナーパン、シラスのトッピングされたパン、あんドーナツである(お店で売られているときの名称は忘れてしまった)。
「有隣堂」で購入した本たち。
岩波書店の「沢木耕太郎セッションズ」シリーズ(全4冊)の中の2冊。沢木が聞き手になってさまざまな人にインタビューした記録である。面白そうな人にインタビューすれば面白いインタビューになるわけではない。インタビューする側の力量がとても重要だということがわかる。
東海林さだお『ひとりメシ超入門』(朝日選書)
炒飯のスープは何口目に飲むのが一番美味しいか、というような考察が行われている。東海林さだおわワールドである。著者の意見では、五口目の炒飯の後のスープが一番美味しいそうだ。私ならそこまで我慢できないだろう。三口目の後くらいだろうか。
『NHK短歌』4月号。俳句は毎月購入しており、すでに先月の発効日(20日ごろ)に購入したが、短歌は買ったり買わなかったり。「巻頭秀歌」の頁にわれわれの句会の主宰である紀本直美さんの師匠である坪内稔典の作品が載っていた。
押し開く窓だといいな私の心に小さな窓があるなら 坪内稔典
短歌もされるのか。中山千夏の『あなたの心に』のメロディーがふっと蘇ってきた。「あなたの心に風があるなら、そしてそれが春の風なら、私ひとりでふかれてみたいな いつまでも いつまでも」
『Cameraholics』特集「令和のポートレイト」(ホビージャパン・ムック)
これから家にいる時間がますます長くなるだろう。私はテレビよりも本である。
2時半、就寝。