7時45分、起床。
カレンダーでは今日は「山の日」で休日(赤色)表示されている。実際は「山の日」は9日に移動され連休の一部にされたのであるが、そう決まったのがカレンダーの制作の後だったのだ。一部の祝日を本来の場所から月曜日に移動して連休にするというのは、そんなによいことだとは思わない。とくに去年や今年は連休ができても旅行に出かけるのは難しいわけだから、月火と働いて週の真ん中で一休みというほうが心身のためにはよいのではないかとさえ思う。
トースト、サラダチキン&エッグ、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。
本日の『おかえりモネ』。いまさらだが、モネの本名は「百音」(モモネ)である。しかし、みんな(家族も)彼女をことを「モネ」と愛称で呼んでいる。「モモネ」が使われることはない(改まった場面では「永浦さん」と苗字で呼ばれる)。であれば、最初から「百音」と書いて「モネ」でもよかったのではなかろうか。出番のない「モモネ」が不憫である。
昨日のブログを書いてアップする。
原稿を書く。
今日の空は曇りがちである。
昼食は、チャイを一人(一匹)家に残して、外に食べに出る。そんな目で見ないでほしい。
駅に向かう商店街にある飲食店の1つが閉店するようで、什器の搬出をしている。
先日、店の前まで行って休みだった「燈日」に行こうと思う。
多摩川線は(池上線も)三両編成で、真ん中の車両が弱冷房車である。冷房が苦手な私は弱冷房車があれば乗る。
一つ隣の矢口渡で下車。
古くて簡素な駅舎である。
駅前の商店街にはたいてい不動産屋がある。ガラスに貼られた物件案内を眺めるのが好きである。
これなんかいいんじゃないかな。和室(6畳)+洋室(6畳)+DK(8.5畳)で98,000円(2,000円の管理費を入れてちょうど十万円)。私は一人暮らしでもワンルームの部屋(広めであっても)はたぶん無理だと思う。各部屋が小さくはあっても機能的に分化し、その間を移動する方がメリハリがあっていいように思う。この物件の場合であれば、和室は寝室、洋室は書斎、DKはもちろんDKだ。
小池昌代は「家について」という文章の中でこんなことを書いている。
今まで何度か引越しを重ねてきた。わたしは初めての部屋に移った初日、第一日目のことを詩に書いたことがある。一日目は、一回だけ来る。それはかけがえのない一日だが、すぐに二日目に乗り越えられる。雪が汚されるみたいに、すぐに汚される。
(中略)
あの一日目は、どこへいったんだろう。家庭をもったり、子供が生まれたり、どんどん荷物が増えていくと、定住のきらくさ、やすらかさに、心と身体が慣れていくけれど、そんな重力にさからって、からをぬぐように家をぬげたら、それはどんなにすっきりすることだろう。そしてまた、第一日目をはじめるのだ。
たとえば転落によって、ある不幸によって、なにかをすっかり失うことによって、そういう一日目がやってくることもある。
おそれるような、待ち望むような気持で、わたしは未来のどこかにいる「一日目」に呼びかける。おーい。
このままだらだらと変わらぬ日常が、一方でひたすら続くことを願いながら。(『黒雲の下で卵をあたためる』所収)
「燈日」に到着。「あかりび」と読む。
外から見て、一瞬、満席かと思ったが、奥のカウンター席が空いていた。よかった。
肉団子の甘酢あんかけを注文。
ご飯は軽めでお願いした。
肉団子は4個。軽めのご飯を食べるには十分である。甘酢あんと白髪ネギの組み合わせがいい。
食事を終えて、アイスカフェオレを飲みながら、明後日、ピーチメルをご一緒する予定のカナエさんにランチのお店の希望をラインで尋ねたところ、「娘さんとお父さんの二人三脚でやられているところに伺ってみたいです」という返事がすぐに返ってきた。それって「燈日」のことではないか。ここでは娘さんが店長でスイーツとドリンクを担当し、お父様がサポートで定食を担当している。いま、その店に来ているところですと返信すると、驚いていた。
店を出るとき、明後日のランチの予約をした。
帰り道、近所の専門学校の桜並木で蝉の声がさかんにしていた。
木の根元には蝉が地中から出てきたときの穴がいくつも見られた。
帰宅すると、チャイがリビングから出たがったので出してやる。階段は3階に上るか、1階に下がるかだが、下がる方を選んだ。
階段は下りるときのほうがおずおずとしている。転落の心配があるからかしら。
玄関の方に目をやっている。
そのドアの向こうには出せないよ。
夕食はタラの野菜スープがけ、トマトサラダ、ごはん。
最後、ごはんをお皿に入れてスプーンで食べる。
見ているだけで、さすがに手は出さない。
デザートはスイカ(小玉)。
食事をしながら『緊急取調室』第2話(録画)をようやく観る。
原稿書き。全部でA4用紙で15枚ほどになる予定だが、今日は2枚書いた。このペースなら1週間で書きあがる・・・というのは単純な計算で、そうはいかないことはわかっている。頭の中で出来上がっている完成稿をキーボードで打っているわけではないからだ。書きながら考えている。その方が考えが深まる。締め切りは来月の半ばだが、今月中に書き上げたい。
今日の日記を付けてから風呂に入る。
2時過ぎに就寝。