大橋社労士の気まま日記

仕事上のエピソードや日常の出来事、日頃興味を持ったことなどを随時ご紹介していきます。

年金問題

2007-07-14 13:57:30 | Weblog
今回は、最近世間を騒がせている年金に関する諸問題について、社労士という立場から簡単に意見を述べさせていただきます。

今、一番しなければならないことは「今後どうすべきかについて建設的に議論し、問題の解決に向けて前向きに考えていくこと」だと思います。
現政府や閣僚、あるいは社会保険庁の対応を批判したり責任の追及ばかりをすることではないはずです。

国民の方々一人一人にとって重要なのはご自身の年金加入期間や記録についてきちんと把握し、将来の蓄えや老後の生活設計について関心を持って真剣に考えることだと思います。
保険料の支払いをボイコットしたり社会保険事務所の窓口で職員の方を怒鳴りつけることではありません。

テレビのニュースで関連法案の採決の際に揉み合ったりマイクを取り上げたり怒鳴りあったりという場面が放映されていましたが、全く大人げない!
国権の最高機関である場があんな状況では国民の側もしらけてしまいますよ。

職業柄、社会保険事務所にはよく行きますが、「現実に加入期間がなかったり自分が納め忘れていた期間があるにもかかわらず、正当性を主張してゴネている人」をよく見かけます。このような態度はいかがなものでしょうか?

報道のあり方はどうでしょう?
ずいぶんと偏った報道、あるいは単に国民の不安をあおるだけの報道が目に付くような気がしてなりません。
また、専門家として見て、明らかに間違った解説をしていたり、おかしな伝え方をしていたりというのも多く見受けられます。

この問題に限ったことではありませんが、みなさん、どうか短絡的にならず冷静に問題の本質を探り、ご自信の将来の生活について真剣に考えるキッカケにしていただければと思います。
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