大橋社労士の気まま日記

仕事上のエピソードや日常の出来事、日頃興味を持ったことなどを随時ご紹介していきます。

ウィンブルドン

2006-07-12 10:19:16 | Weblog
W杯決勝の余韻が覚めやらぬその翌日、テニスのウィンブルドンの決勝が行われた。

フェデラー対ナダル。前者は芝コート、後者はクレーコートでそれぞれ連勝記録を作っているもの同士の対戦であった。決勝戦らしいレベルの高い、見ごたえのある好ゲームだった。

ウィンブルドンの決勝に限らず、本当はこのような世界最高峰の試合は頻繁に観戦したいと思っている。が、私はあえてあまり見ないようにしている。なぜかというと、自分のテニスに影響が出てしまうからである。

どう見たって凡人にはとてもできそうにないプレーを連発する。時には“自分のやっているスポーツとちがう種目なんじゃないか?”と思うこともしばしばである。ところが、彼らはいとも簡単にあたりまえのようにそれらのプレーをするので、見ている方も「明日からこのようにできるのではないか」という錯覚に陥ってしまうのである。
結果、無謀にも次回の自分のテニスで「まね」を試み、調子を崩してしまうのである。

こんな経験がある。数年前、自分の試合の前日にウィンブルドンの決勝をやっていた。よせばいいのに見てしまった。当時全盛期のサンプラスとアガシの対戦。これが史上まれに見るような大熱戦。およそ人間業とも思えないようなスーパープレーの連続。結果がどうでもいいほどのすばらしい試合だった。
翌日、自分のプレーはむちゃくちゃ。端から見るとそうではなかったのかもしれないが、昨日の残像を残しながらプレーしているため、イメージどおりに試合を進められないいら立ちで勝手に調子を崩してしまった。

以来、レベルの高すぎる試合はあえて見ないようにしている。また、どうしても見たい時は「ちがうスポーツ」あるいは、「一種のショー」と思い半ば割り切って見るようにしている。

よく「世界最高峰のプレーを見て勉強を」などと言われるが、レベルが高すぎるとかえって参考にならない。ひとつひとつのプレーをよくよく見ていると彼らは実に基本に忠実だが、全体としては全くちがう次元である。少々失礼だが、全日本選手権の予選ぐらいが一番見てて参考になる。

みなさんは自分のやっているスポーツを観戦していて、このように思ったことはありませんか?
コメント
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