若女将の修行日記

『写真館の若女将・成長記録』のはずが、いつのまにか『若女将のおとぼけな記録』になっていました。

勇気を使うとき

2011-08-10 14:53:48 | 日々雑多

このブログには、あまり個人的価値観によって異なる思想(たとえば、政治とか宗教とか)については、書かないように心がけています。だけど、今日は少しだけ。

 

京都の大文字祭りで、陸前高田市の松が拒否されたニュースは、本当に衝撃的でした。

 

陸前高田市の松が、しかも大切な人を亡くした方々がメッセージを書き込んだ300本近い松の薪が、このお祭りに使われると聞いたとき、とても素晴らしいことだと思いました。京都という街は、理屈ではなく、日本に暮らす人々にとって、特別な場所だから。

 

それが、「放射能を含んでるかもしれない・飛散するかもしれない」という理由で、中止になりました。その心配が出たこと自体は、やむを得ないと思う。やはり、「目に見えない」恐怖というのは、底抜けに怖いものだし。でも、今回どうしても納得できないのは、せっかく費用をかけて科学的に調べて、「検出されず」という結果が出たのに、中止になったこと。しかも、その検査を依頼したのと同じ団体が、中止を決めたこと。だったら、そもそもどうして検査を依頼したの?

 

伝統のある街、伝統のあるお祭りだから、難しいことがあるのかもしれない。でも、だからこそ、いまこそ、『勇気のある』決断は、出来なかったのか。

 

8日の夜。陸前高田市で、街の人に見守られる中、集められた薪が燃やされたそうです。メッセージは空に届いたと思う。でも、今回のことを、わたしは遠い街で済んだひとつの出来事、と割りきることが出来ずに、気持ちが泡だったままでいます。

コメント (1)
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勇気の使い方

2011-08-10 11:56:35 | 日々雑多

二代目が今頃になって、「いやー、ナオミよく出来たなぁ、コレ。」なんて、言ってます。福島で参加したシャワーウォークの最後に、5メートル位の岩から川に飛び込む挑戦のこと。『チキンクリフ』なんて聞いちゃったら、「わたし~、できませ~ん。うふ。」なんて、言えないじゃんねぇ?(・・・挑戦後、何の躊躇もなく飛んだ中学生男子に、「ヤバかったねー。もうちょっとで岩場に激突でしたよ?」と言われて、100倍恐怖が増しました)。

 

私はたぶん、時々勇気の使い方バランスがおかしいです。東京での一人暮しは大して怖くなかったけど、マクドナルドで、「あの~、ピクルス抜いて下さい。」がどうしても言えない、みたいな。

 

昨日も。市役所は駐車場が狭いので、仕方なく徒歩で向かっていた途中に、『押しボタン式信号』が。アレ、苦手。停まっている車すべてが、「ボタン押すなよー。急いでるんだよ!」と怒ってる気がするから。で、昨日も赤のまま渡ろうとして、車に轢かれそうになりました(よっぽど迷惑)。

 

勇気の使い方。なかなか、難しいです。

 


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気持ちの整理

2011-08-08 10:19:32 | 日々雑多

相変わらず買うだけ買って、棚に積んである戦争関連の本たち。毎年8月には、最低でも1冊は読もうと心がけているのですが、能動的に進むのがなかなか難しい。その点、テレビというのは、時に有無も言わせず情報を与え、考えさせてくれるツールです。

 

昨夜、「ハミガキして寝よう」とつけたテレビで、『1819枚のいのち』というドキュメンタリー(日テレ)に出会いました。戦地で亡くなった1819名分の遺影と遺品を展示する遺族会の試みを追ったもの。

 

悩んだ末に、亡くなったご主人の写真だけを提供し、遺品は手元に残した89歳の女性。展示された遺品の数々を見学しながら、「まだ私は手放したくない。欲張りかねぇ。気持ちの整理がつくまで、もう少し。」と話していました。

 

自分の中で噛み砕くことの出来ない理由で家族を失った人々の痛みは、いかばかりか。理解は出来なくても、知ろうとして、忘れまいとすること。それが、今この国に生きる私たちが最低限すべきことだと、改めて思うのです。

 


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ガラ・ダリ

2011-08-06 14:22:18 | 日々雑多

サルバドール・ダリのコレクションが充実しているという山の中の美術館に行きました。


私の中にあったダリのイメージは、『ひげのおじさん。変な歪んだ絵とか描く人』。その程度でした。


で、実際、ひげのおじさんが描いた、変な歪んだ絵や創作物(シュルレアリスムというんだそうな)をたくさん見てきたのですが、印象的だったのは、妻ガラの存在。


クララ・シューマンのように自らもパートナーと同じ才能を持ち合わせて、同目線で活躍する女性にずっと憧れていました。でも、明らかに視覚的芸術の観点からいって、私には二代目のような才能(センス)がない。別に卑屈になることはないけど、その部分の寂しさはいつも持っていました。特に一緒に仕事をするようになると、尚更ね。


 


ガラには、芸術的才能は特になかったそうな。絵も描かないし、詩も書かない。でも、ダリが自分の作品に、『Gala & Salvador Dali』とサインしたものもあったほど、『ガラあってのダリ』だった様子。その理由は何なのか。これからの若女将修行のテーマとなりそうです。


 


見終わって再集合したとき、二人してメモってきたことが同じ『フィリップ・ハルスマン※』だったことだけで、とりあえず今は良しとすることにします。


 


 


※『ダリの口髭』という写真集を出版した写真家の名前です。


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サカナ→トリ

2011-08-05 10:47:44 | 日々雑多

行ってきました!猪苗代・裏磐梯2泊3日の夏休み!二代目にとっては、GW以来の休日ということで、ちょっと盛りだくさんで。

 

シャワーウォークって知ってますか?カラダひとつで、とにかく川を歩いて、流れて、飛び込む!インストラクターの方いわく、「修行」の川遊びは、とにかく水が超~冷たくて、さっむい!!でも、経験したことがない「ひゃっほーー!」の連続で、興奮は常にMAXキープ。地元のテレビ局(福島放送)の番組収録が一緒だったので(いちいち移動に時間がかかる)、小中学生の男子についていけないノロマな私も、同行者に迷惑をかけることを気にせず、楽しめちゃった。ラストに、5~6メートルの岩から川にダイブしたのは、今後の人生の自慢話にするんだ。

 

で、翌日は、初パラグライダー。午前中の講習を終えた時点で、「飛べる気がしない・・・」とすっかり凹んだ私。合格点をもらって「楽しいねー!」と盛り上がる二代目を冷たく眺めつつ、「うー、3日目は遊覧船『かめ丸』観光にしとけばよかったー」と密かに悔やんでいました。

が!!「俺は、すぐ飛ばせちゃうからリピーターが来ないんだよー。」という校長先生の魔法は、ドンくさい私にもしっかり効いた!5メートルも上がってないと思うけど、100メートルくらいは飛んだかな?(二代目は両方その倍くらい)。上空で、猪苗代湖に向かって、「ひゃっほーーー!」とシャウト!サイコーの気分だった!

 

数か月鬱積していた心身の疲れが、サカナとトリになった「ひゃっほーー!」と共に、溶けて抜けていきました!クルマで2時間半で、こんなスペシャルな休日が過ごせちゃうなんて!福島、サイコーだぜ!(まだ福島絶賛ブログはつづく)

 

<両方、私たちの写真が載ってるよ!>

シャワーウォークのもくもく自然塾ブログ

http://moku2-outdoor.com/diary.html#20110803-01

 

パラグライダー スポーツパル 校長先生のブログ

http://sportspal.exblog.jp/16063791/


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指揮者

2011-08-02 20:49:18 | 音楽(足利市民合唱団)
NHKの『ディープピープル』という、指揮者の小林研一郎氏、広上淳一氏、下野竜也氏の3人が語り合う番組を見ました。


番組の作り的には、単純な流れでいいから、もう少したっぷり対談を聞かせて欲しかったな、という感想ですが(滅多にない顔ぶれって気がするから)、炎のこばけんさんって、リハの時、あんなに丁寧な敬語なのかぁ、とかミーハー目線で楽しみました。



私にとって、指揮者って不思議な存在。弾かないし、吹かないし、歌わない。でも、弾いてて、吹いてて、がっつり歌ってて、一人で盛り上がっちゃってるのかと思いきや、ちゃんと誘ってくれたり、背中を押してくれたりする、孤独っぽいし、仲間っぽいみたいな。

同じ楽譜を同じメンツで同じ会場で、毎年演奏するのに、指揮者が違うとなんだか違うものになってしまう。それは、テンポとか強弱とか、目に見える(耳に聴こえる、か)ものだけじゃなくて、波動みたいな、テレパシーみたいな、よく分からないけど、何かがあっちとこっちで合致するときがあるんだ。私たちみたいな音楽隊でさえ。そんなとき、『くー、たまんね~(北島康介風に)』ってなるんだけど、下野さんもそんなようなこと言ってたな。そっか~、指揮側だって同じなのか~。


私たちも指揮者側が『く~』ってなっちゃう歌を発信出来る合唱団になりたいです。


しかし、3人が口を合わせて『指揮者はMだ』って言ってたけど・・・そうか~~~??
コメント (8)
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ホントに私?

2011-08-01 08:44:18 | 日々雑多

友人Aから、「(高校の合唱部OG会で)顧問のW先生が、『あのオグラさんが、怒って私のところへ来たのよー』って言ってたぞ。」と聞かされました。

なんでも、ある先生が授業に30分遅れてきて、20分早く切り上げた(?)のが気に入らないという内容だったらしい。周りにいた合唱団の友人たちに「マジメだった(過去形)んだねー。」とからかわれたけど。記憶ないぞ?

 

銀行時代の先輩(男子)から、「オグラさんが(銀行を)辞めるとき理由を聞いたら、『私はこの組織から給料を貰い過ぎだからです。』と答えたのは、印象的だったなー。」と、退職後数年経ってから言われました。

なんでも、自分の働きはあの金額に達していないから、自分が許せない的な(?)内容だったらしい。うーん、コレはお酒の席だから、尚更記憶にないんだ、実は。

 

ホントに私が言ったのかなぁ。だとしたら、相当カタブツ。モテなかった訳だよ・・・。


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