若女将の修行日記

『写真館の若女将・成長記録』のはずが、いつのまにか『若女将のおとぼけな記録』になっていました。

伝統

2009-01-28 10:11:33 | その他
歌舞伎座が建て直されて、ビルになるという記事を読みました。もともとは、今の雰囲気をそのまま残す方向だったらしいですが、石原都知事が「銭湯みたいでカッコ悪い。オペラ座みたいにしたほうがいい。」と反対して、かなり簡素化されたデザインの歌舞伎座とビル、という感じに変更になったそうです。まぁ、石原さんの発言はマスコミが面白おかしく脚色することもあるでしょうから、全くその通りではないかもしれませんが。

奇跡的な優勝を果たした朝青龍。優勝インタビューで涙を見せたりして、何だかカワイイ面も見せてくれましたが、彼が優勝決定戦でガッツポーズを見せたことに対して、横綱審議会からクレームがついたそうです。あれだけ、引退だ、白鵬に敵うわけない、とか言われ続けて、見事に優勝したら、ガッツポーズのひとつくらい出したくもなるでしょう。その方が客席もグっと盛り上がると思うし。

ただ、私は伝統って必ずしもカッコ良かったり、面白かったりするものでもないのかな、と思うのです。それはそれで守ってもいい世界もあると思うのです。そして、歌舞伎とか、相撲とかはそういう世界だと、私は考えます。

センスがないと感じる人がいたって、「めんどくさっ」と感じる人がいたって、それはそれでいい。我らは我らの道をゆくんじゃ!という、ちょっとわからずやな世界が少しはあってもいいかな、と思うのです。伝統ってそのくらい頑固じゃないと、この時代のスピードに埋もれて行ってしまうんじゃないかな、と。

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1 コメント

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ほんとだね。 (ayako)
2009-01-28 19:39:41
ほんと、そだよね。同感。守るべきところはちゃんと死守する。今までだって先人がそうやってきてくれたから続いてきたものってたくさんあるよね。
何もかもがこんなに早く流れていく時代だからこそね。
私、歌舞伎大好きで結婚する前はほんとよく観にいってたの。タイムスリップするような世界。それはもう、小屋に入ったときからはじまるし。そういう雰囲気って大事だと思うな。
こういうものは子供たちにも残してあげたいな、なんて思うこの頃です。
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