若女将の修行日記

『写真館の若女将・成長記録』のはずが、いつのまにか『若女将のおとぼけな記録』になっていました。

ドリカムの2012年

2012-02-07 18:54:51 | 日々雑多

学生のころ、Dreams Come True (ドリカム)が好きでした。

 

残念ながら典型的な女子高ライフ(彼氏居ない・女子だけで校門前のお店に行ってバナナミルクと文字焼とか食べるのが一番の楽しみ)を送っていた私は、ドリカムを聴きながら、「そっかー。彼氏と手を繋ぐと、その右手がスーパーでスペシャルになるのかぁ。」(引用:「うれしい!たのしい!大好き!」)と、ドキドキしていた可愛いヤツでした。

 

ある「時間旅行」という曲のなかに、

『指輪をくれる?一つだけ。2012年の金環食まで待ってるから。とびきりのやつを、忘れないでね。』

っていう歌詞があります。

 

「指輪かぁ。いつか私も貰えるのかなー。金環食ってなんだろー?2012年ってもうドラえもんのいる時代じゃーん。うーん、ロマンチック~。」

ってなことを思って聴いてたんですね(ネットの無い時代。深追いしない性格の私は「金環食ってなんだろー?」のまま放置)。

 

ドラえもん居ないけど、2012年に金環食は本当にあるらしいです。普段は、二代目や彼が所属する理科目線クラブの人たちの熱い天文トークを冷静に眺めている私ですが、コレは是非見たいな、5月21日。


20世紀の愛

2012-02-07 01:22:09 | 日々雑多

別の部屋で仕事をしていた二代目と、廊下でばったり。二人ともトイレへ行こうとしていて鉢合わせ。ファイティング・ポーズをとった私に対して、二代目は一言。「俺の石垣島での優しさを忘れたのか。」



Y2K問題などと声高に叫ばれていた1999年の年末。私たちは沖縄で21世紀を迎えようと、西表・石垣・波照間島を訪ねていました。メインは西表島でのリバーカヤックだったのですが、中日に石垣島でシュノーケリング体験をしました。他にお客さんも無く、ボートは貸切状態で、沖へ向かいました。頭をポチっと海に付けた瞬間に、水中で「ぶああーーんあこえあぁ!?」(陸上訳:なーーんだこれは!?)と叫んでしまったほど、別世界の海中ワールドを楽しむことができました。海に入っているというよりは、魚の世界にお邪魔している、といった魚密度で。



トイレもない小さなボートだったため、「トイレは海の中ですませてください。」と言われたのですが、これが、出来ないんです、どーしても。で、いくら沖縄といえど年末の冷たい水。「あー、ご主人あんな遠くにいますな。こんな長い間帰ってこん人も珍しいですわ。」(←ボートのお兄さんは大阪からの移住者だった)というほど戻ってこない二代目を待つ長い長い時間。ボートが岸に戻ってきたときには、もう私の『トイレ行きたい願望』は、かつて経験したことのないレベルに達していました(当然、二代目も同様)。



ところが、岸にも公衆トイレ的な場所が見当たらない。ホテルは目の前。もうチェックインするほうが早いということで、ダッシュで移動。超激安ホテルを予約していたため、部屋に入るまでトイレがない!大慌てでチェックインを済ませて部屋へ行き、トイレの前にたどり着いたとき、二代目が20世紀最後の優しさを発揮しました。「いいよ、尚美、先に行っておいで」。



えぇ、えぇ、あのご恩は忘れておりませんでしたとも。勿論、今回は二代目に順番をお譲りいたしました。