若女将の修行日記

『写真館の若女将・成長記録』のはずが、いつのまにか『若女将のおとぼけな記録』になっていました。

『トイレの神様』 by 植村花菜

2011-01-19 18:53:07 | 日々雑多

OL1年生のころ、押しかけ同居させてもらった母方の祖母は、小さくて可愛くて、いかにも「おばあちゃんっ」という人だったのですが、意見・行動はいつもクール(どちらかというと辛辣)で、面白い人でした。

その後私が一人暮らしを経て結婚した数年後、おばあちゃんは倒れて、入院しました。都内に暮らしていた私は勤め帰りに、意識の戻らないおばちゃんのいる病院へ通っていました(毎日、恵比寿駅からバスに乗ったので、今でも恵比寿駅に行くと何となくさびしい気持ちになる)。

そんな日々が数週間続いたでしょうか?突然おばあちゃんが意識を取り戻して、話も出来るようになりました。喜び勇んで、「こんなことがあってね、あんなことがあってね、でねでね」と話す私を遮り、「冷蔵庫にプリンがあるから、食べて、もう帰りなさい。」と言われました。まぁ、正直言って普段の言動からいって、さほど不思議な言い分ではなかったので、「相変わらずだなぁ」と苦笑して、プリンを食べて、帰りました。

それから数日後だったかな。もうおばあちゃんと話せなくなっちゃったのは。

だからね、最近妙にハヤっているこの曲の、「ちょっと話しただけだったのに、『もう帰りー。』って、病室を出された。」のくだりを、買い物中のスーパーマーケットとかで聴かされると、困るんだよね、ホントに。

コメント (4)
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