若女将の修行日記

『写真館の若女将・成長記録』のはずが、いつのまにか『若女将のおとぼけな記録』になっていました。

泣く

2007-11-26 23:36:56 | その他
我ながら、よく泣くと思います。
涙は女の武器と申しますし。

でも!私も武器はあまり使い勝手がよろしくない。
「今こそ、涙がホロっと出るべきでしょう!」
というときは、平然としていて(最近は涙を武器にするべき場面は全くありませんが)、
「今は、泣いたらマズイだろー」
という時に、こらえきれなくなります。

一番困るのは、一生懸命、何かを訴えようとすると涙が出てきて、しゃくりあげて、コトバにならなくなってくること。別に悲しいわけでもないのに、ナゼなんだろう??

子供のころ、父に何かをお願いしようとすると泣き、
大人になっても、上司に意見しようとすると泣き、
こんなに大人になっても、人前で一生懸命話そうとすると泣きそうになります。

最近はなくなりましたが、OLの頃は、夢で上司に一生懸命何かを訴えて、泣きじゃくる夢をみました。そして、「うっ、うっ」と息が苦しくなって、涙で顔がぐしゃぐしゃになって、真夜中に目覚めるのです。うーん、何だかとてもツライ日々を送っていたみたいじゃないか(実はかなりのお気楽OLだったんですけどー)。

この『泣き癖』は、歳をとっても治らないなぁ。

でも、今場所、魁皇(ケガで満身創痍、引退が近そうなお相撲さん)の取組の度に泣けたのは、この泣き癖とは関係なさそうだなぁ。これは、歳をとってからの現象かもなぁ。

最高のご馳走で超満腹

2007-11-26 00:23:56 | その他
合唱団の初谷先生と美和子先生のリサイタルが、ありました。

もう飲み込まれてしまって、1つのコーナー毎に1回しか呼吸をしなかったみたいな感じ。休憩時間に深呼吸を何回もしないとお腹がはちきれそうでした(私は何故か感動すると、お腹がいっぱいになってくる)。

初谷先生の歌をたっぷり客席で聴くのは初めてで、とても楽しみにしていました。この先生は見た目はめちゃめちゃ若いのだけど、何となく年上っぽく感じる人でした(そんなことを言うのは大変失礼なくらい、私より若い方です)。昨日の舞台を見ていて、尚更その思いが大きくなり、「うーん、なんだろう」と考えていたのですが、多分、人間としての愛情の幅?量?が格段に大きい人なのかもしれない。その愛情を、大切なご家族に、客席に集まった大切な人々に、そして先生ご自身の世界のために、惜しみなく投げかけてきていたそんな舞台にみえました。

美和子先生のピアノは、もともと大好きだったのですが、昨日は特別でした。ピアノを9年も習っていたのに、全く弾けない(ピアノの先生、ごめんなさい)私は、普段ピアノの音を聴いても、「キレイだなー」位です。でも昨日は、涙がじわじわ出ました。そして、私の大切な人の顔が次々出てきました。いつも控えめで、昨日も主役なのに終演後のロビーの隅っこに立っていらっしゃるような方。どこにあのパワーが普段隠れているんだろう。ピアノの前に座った時だけ、別の人になっちゃうのかもしれない。それを才能というのかもしれない。

息苦しくなるほどの感動を味わう贅沢。
音楽を好きでよかったな。
先生方に出逢えて、ホントによかったなー。